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「sakoにはゲームを楽しんでほしい」 敏腕マネージャー&sako嫁「あきき」さんが描く、プロゲーマー家族の未来図
まだeスポーツと呼ばれる以前、対戦格闘ゲームの主戦場はゲームセンターだった。多くのプレイヤーは全国各地のプレイスポットでしのぎを削り、メーカー主催、メディア主催の大会でその名前を轟かせていた。そんな時代から活躍し、今では最年長プロゲーマーと言ってもいい存在のsako選手は、現在FAV gamingに所属、『ストリートファイターV アーケードエディション』を中心に活躍している。
そんなsako選手の活動を追いかけていくと、マネージャーであり妻でもある「あきき」さんの存在に気がつくはずだ。彼女のTwitterをチェックすると、sako選手の動向はもちろん、FAV gamingのメンバーや対戦格闘ゲーム界隈の情報を積極的にツイートし、さらにsako選手が出場する大会は応援配信を行い、ファンと積極的に交流を図っている。
プロゲーマーのマネージャーのときはどのようにsako選手をサポートし、妻であり母であるときはどのように家族を支えているのか。プロゲーマーの家族とはどうあるべきなのか。
あききさんには改めてsako選手との出会いを語っていただき、プロゲーマーの家族としての過去・現在・未来を語っていただいた。
▲sako選手(写真右)と、マネージャーあききさん
あきき 届きますね。最近は「プロゲーマーと結婚するにはどうしたらいいんですか?」という質問もくるようになりました。でも違うんですよ。私は結婚した人がプロゲーマーになったんです。だから、プロゲーマーとお付き合いする方法は私もわかりません(苦笑)。
――そうですよね(笑)。出会ったころはまだプロゲーマーではなかったですもんね。sako選手とはいつどのように出会ったのでしょうか。
あきき:(FAV Gaming広報をチラっと見ながら)チームの人にこういう話を聞かれるのってすごく恥ずかしいですね(笑)。
出会いは合宿免許先でした。関西で合宿免許に行こうと思うと、交通費・宿泊費もろもろ込みで一番手頃なのが香川にあったんです。私の実家も香川で、当時は神戸で一人暮らしをしていたのですが、合宿免許がてら実家に帰れるからちょうどいいかなと思って、そこに決めました。
合宿中、たまに実家に帰っていたんですが、ある日遅くまで実家でゲームをしていて、合宿所に戻るのが遅い時間になってしまったんです。戻ったら施設の休憩所でみんな集まってダラダラしていたんですが、参加者のひとりが「こんな遅くまで何をしていたの?」と聞いてきたので、実家でゲームをしていたことを話したら、静かに話を聞いていたsakoが「え? ゲーム? どんなゲーム?」ってエラい勢いで食いついてきたんです。
合宿中、誰ともゲームの話ができなくて寂しい思いをしていたようで(笑)、翌日から「おはよう」って挨拶してくれるようになりました。
合宿が終わった後も、そのときのメンバーで大阪に集まって遊んだりしていたんですよ。みんなでゲームセンターに行ったりすると、sakoが格闘ゲームをやり始めると終わらないんです(笑)。ちょうど『ギルティギアXX#リローデッド』が流行っていた頃なんですが、sakoは最初に入れた100円だけで勝ち続けて、対戦台の向こうに列ができてるような感じで。他のメンバーはそんなにゲーマーなわけでもないので「じゃあ俺たち、他を回ってるね」とゲームセンターを出て行くんですが、私はsakoに「ゲームは好き」って伝えている関係上、離れるのは失礼かなって思ってしまって……。結局3時間くらいsakoの後ろでベガ立ちしてました。
sakoを知る方ならみんなご存知と思いますけど、本当にゲームに目が無くて。初めてのデートのときも私は5時間ベガ立ちですよ(笑)。同じ店内にあった『すくすく犬福』とかをやりながら時間はつぶしてましたけど。
付き合い始めた日に、うちに遊びにきました。私も普通にゲーム好きだったので、プレイステーションとかサターンとか持っているわけです。ア―ケードコントローラーも持っていたので、「なんや、ゲームあるやん! アケコンあるやん!」とか言い出したかと思ったら、その日からずっと居座ってしまったんです。
あきき:sakoは私の家から出社してました(笑)。私が仕事から帰るとき、sakoは私の家の近くのゲームセンターで対戦しながら待ってるんです。私はそこでまたベガ立ちしながら対戦が終わるまで待って、閉店時間になって、それでやっと一緒にご飯を食べに行って帰りました。
それからしばらくすると、私が仕事の都合で京都に転勤になることが決まったんです。そのときsakoに「どうする?」って聞いたら一緒に来るというので、正式な同棲がスタートしました。まあ神戸でもすでに同棲ではあったんですけどナシ崩しだったので、このときはちゃんと両親にも説明した公認の同棲という意味です(笑)。
関西で一緒に住んでいた頃、私が母親の病気の関係でしばらく香川県に帰ることになったんです。こういう言い方するのはアレですが、香川県……とくに私の実家の周りは何もないんですよ。対戦できそうなゲームセンターへ行くとなると車で1時間以上かかるし。sakoはこのときも「一緒に行く」と言うので、母の看病も24時間ずっと誰かがついてないといけない状況だったのもあって、父の稼業を手伝ってもらったり、実家の手伝いをsakoにもお願いしてました。
そんなsako選手の活動を追いかけていくと、マネージャーであり妻でもある「あきき」さんの存在に気がつくはずだ。彼女のTwitterをチェックすると、sako選手の動向はもちろん、FAV gamingのメンバーや対戦格闘ゲーム界隈の情報を積極的にツイートし、さらにsako選手が出場する大会は応援配信を行い、ファンと積極的に交流を図っている。
プロゲーマーのマネージャーのときはどのようにsako選手をサポートし、妻であり母であるときはどのように家族を支えているのか。プロゲーマーの家族とはどうあるべきなのか。
あききさんには改めてsako選手との出会いを語っていただき、プロゲーマーの家族としての過去・現在・未来を語っていただいた。
▲sako選手(写真右)と、マネージャーあききさん
sakoと出会って5時間ベガ立ち!?
――sako選手のマネージャーであり、プロゲーマーの奥さんでもあるわけですが、女性のプロゲーマーファンからいろんな質問がきたりしませんか?あきき 届きますね。最近は「プロゲーマーと結婚するにはどうしたらいいんですか?」という質問もくるようになりました。でも違うんですよ。私は結婚した人がプロゲーマーになったんです。だから、プロゲーマーとお付き合いする方法は私もわかりません(苦笑)。
――そうですよね(笑)。出会ったころはまだプロゲーマーではなかったですもんね。sako選手とはいつどのように出会ったのでしょうか。
あきき:(FAV Gaming広報をチラっと見ながら)チームの人にこういう話を聞かれるのってすごく恥ずかしいですね(笑)。
出会いは合宿免許先でした。関西で合宿免許に行こうと思うと、交通費・宿泊費もろもろ込みで一番手頃なのが香川にあったんです。私の実家も香川で、当時は神戸で一人暮らしをしていたのですが、合宿免許がてら実家に帰れるからちょうどいいかなと思って、そこに決めました。
合宿中、たまに実家に帰っていたんですが、ある日遅くまで実家でゲームをしていて、合宿所に戻るのが遅い時間になってしまったんです。戻ったら施設の休憩所でみんな集まってダラダラしていたんですが、参加者のひとりが「こんな遅くまで何をしていたの?」と聞いてきたので、実家でゲームをしていたことを話したら、静かに話を聞いていたsakoが「え? ゲーム? どんなゲーム?」ってエラい勢いで食いついてきたんです。
合宿中、誰ともゲームの話ができなくて寂しい思いをしていたようで(笑)、翌日から「おはよう」って挨拶してくれるようになりました。
合宿が終わった後も、そのときのメンバーで大阪に集まって遊んだりしていたんですよ。みんなでゲームセンターに行ったりすると、sakoが格闘ゲームをやり始めると終わらないんです(笑)。ちょうど『ギルティギアXX#リローデッド』が流行っていた頃なんですが、sakoは最初に入れた100円だけで勝ち続けて、対戦台の向こうに列ができてるような感じで。他のメンバーはそんなにゲーマーなわけでもないので「じゃあ俺たち、他を回ってるね」とゲームセンターを出て行くんですが、私はsakoに「ゲームは好き」って伝えている関係上、離れるのは失礼かなって思ってしまって……。結局3時間くらいsakoの後ろでベガ立ちしてました。
sakoを知る方ならみんなご存知と思いますけど、本当にゲームに目が無くて。初めてのデートのときも私は5時間ベガ立ちですよ(笑)。同じ店内にあった『すくすく犬福』とかをやりながら時間はつぶしてましたけど。
付き合い始めた日に、うちに遊びにきました。私も普通にゲーム好きだったので、プレイステーションとかサターンとか持っているわけです。ア―ケードコントローラーも持っていたので、「なんや、ゲームあるやん! アケコンあるやん!」とか言い出したかと思ったら、その日からずっと居座ってしまったんです。
神戸、京都、香川で暮らし、結婚へ
――遊びに来ただけのはずが、そのまま同棲生活に?あきき:sakoは私の家から出社してました(笑)。私が仕事から帰るとき、sakoは私の家の近くのゲームセンターで対戦しながら待ってるんです。私はそこでまたベガ立ちしながら対戦が終わるまで待って、閉店時間になって、それでやっと一緒にご飯を食べに行って帰りました。
それからしばらくすると、私が仕事の都合で京都に転勤になることが決まったんです。そのときsakoに「どうする?」って聞いたら一緒に来るというので、正式な同棲がスタートしました。まあ神戸でもすでに同棲ではあったんですけどナシ崩しだったので、このときはちゃんと両親にも説明した公認の同棲という意味です(笑)。
関西で一緒に住んでいた頃、私が母親の病気の関係でしばらく香川県に帰ることになったんです。こういう言い方するのはアレですが、香川県……とくに私の実家の周りは何もないんですよ。対戦できそうなゲームセンターへ行くとなると車で1時間以上かかるし。sakoはこのときも「一緒に行く」と言うので、母の看病も24時間ずっと誰かがついてないといけない状況だったのもあって、父の稼業を手伝ってもらったり、実家の手伝いをsakoにもお願いしてました。
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