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No.02【PUBG】明日を生きるための序盤の戦い方 (前編)

この記事を執筆している現在、『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(以下:PUBG)の1日の最高同時接続数は400,000を超えている。

この1カ月で同接はほぼ倍という、留まるところを知らない伸び方をしている
Steam Charts リンク:http://steamcharts.com/app/578080

前例の無い程の盛り上がりを見せている『PUBG』において、今夜1%でも高い確率でドン勝を食べる方法をお届けする本シリーズの2回目となる当ガイド、今回は序盤の動きについてお伝えして行く。

前回はいきなり終盤の動き方・考え方について触れていったが、これは何よりも「自分の行動によって試合を終わらせることができる」のが最大の理由だった。もちろん、望まぬ形で終わることもあり得るが。

逆に、序盤や中盤ではどうやっても、自分の決断や行動だけでドン勝にありつくことは不可能だ。理由は簡単で、最後まで生き残るためには、自分以外のプレイヤー全員に倒れてもらう必要があるからだ。孤島に散らばった99人を自らの手で倒すことはできないし、全員が勝手に倒れてくれるといった望みは、途方もなく薄い。

私は『PUBG』の大会の解説などもする傍ら、日夜ドン勝を追い求めて戦場に身を置いているが、この序盤から中盤にかけての動きが本ゲームの肝であり、もっとも難しい部分であると感じている。なぜなら終盤にかけてゲームの大半を占めるフェーズであり、予測できないコトが多く、実力外の要因で簡単に命を落としてしまうからだ。

だからと言って、予測できないことを言い訳にしてしまうのでは成長がない。成長できなければ、ドン勝を食べられる可能性は上がらないだろう。私も幾度となく「だろう運転」によって命を落としてきたが、そのたびに反省を積み重ね、ある程度の予測ができるようにはなってきた。この経験則をみなさんと共有して行きたいと思う。

序盤では生き残り、終盤に向けて準備を整える


まず、序盤は「生き残ること」が大前提だ。判断の基準も「どうすれば生き残れるか」に定めよう。序盤で倒れれば終盤どころか、1秒先のゲームフェーズに足を踏み入れることも許されない。まだ見ぬ先に転がっていたチャンスを手にすることもできず、「まあ、こんな日もあるのさ! 次はもう少しツイてますように!」と慰めを頂く羽目になる。

次に重要なのは、準備を整えることである。準備=装備と言ってしまってもいい。とくに終盤において自分から勝負を決めに行く際には、最低でも射程のある武器が欲しい。極論、回復アイテムや防具はなくても優勝は十分に可能だ。ただ、武器がなければその確率は0に近づいて行く。

入手すべきアイテムの優先順位は以下のように考えられる。

1.武器
2.防具
3.回復アイテム・投擲物(スモークグレネード)

武器に関しては言うまでもない。なければドン勝するのがとてつもなく難しくなるし、生き残ることも難しくなる。

最大の敵は自分以外の敵プレイヤーである。もっとも強烈なダメージ源であり、プレイヤーたちにもっとも多くの死をもたらしてきたのは彼らであり、我々だ。そこで、敵に対してどう対処をするかが最大限に考えるべきポイントとなる。

襲ってくる敵プレイヤーに対して取れる選択は、「闘争」か「逃走」しかない。『PUBG』におけるプレイヤーキャラクタの移動速度に差がない以上、逃げるならば車が必須となってくるが、安定して入手できるわけではない。もちろん、あるなら絶対に欲しいし確保しておきたい。ただ、武器であれば手軽に入手できるし、速やかに敵プレイヤーの危険な行動を終わらせることができた場合、安全が確保される。

運が良ければ隠れてやり過ごすこともできるが、心臓に悪い

2番目に防具が重要な理由は非常に単純で、それがあるだけでどれだけ敵の攻撃に耐えられるかに関わってくるからである。銃弾1発や2発の差にしかならないが、その差があれば生き残ることができる。生き残れれば回復ができるが、倒されればそこで終わりだ。

回復アイテムと投擲物(おもにスモークグレネード)は同じくらい重要である。ダメージを受けた後に回復できなければ、その後ずっと苦しい戦いを強いられることになるだろう。しかし、体力は満タンであろうとも、敵の射撃をモロに受ければ2秒と持たずに倒れてしまう。つまり、敵の射線を遮ることができるスモークグレネードは、回復アイテムと同じくらいの重要度があると言えるわけだ。過剰な回復アイテムを持つくらいなら、枠を空けて投擲物を拾いたいところだ。

とにかく、序盤は武器である。何でもいいから武器さえ拾うことができれば、その後を考えることができる。武器はその種類によって大きく特性が違ってくる。敵と遭遇したときどう戦うかだけでなく、マップ上をどう動くかにも関わってくるので非常に重要だ。以下に簡単に紹介しておこう。

アサルトライフルを見つけられなければ立ち回り方も変える必要がある

■アサルトライフル
近距離~長距離全対応が可能。ダメージも申し分なく、これさえあればドン勝ができると言っても過言ではない。筆者は「アサルトライフル」+「何か」という組み合わせをもっとも好んで運用している。ただしアサルトライフル単体では、「ショットガン」や「サブマシンガン」といった、いわゆる閉所で最大限効力を発揮する近距離番長を相手にするのは不安がある。

■サブマシンガン
近距離~頑張れば中距離まで対応ができる。とくに連射時の安定性が高いモノや発射レートの高いモノがあり、近距離ではアサルトライフルに撃ち勝つことができる。もちろん、長距離は苦手だ。アサルトライフルではなかなか入手できないアタッチメントである「サプレッサー」も、サブマシンガン用なら入手しやすいが、近距離戦用、または後半における隠匿性を高める目的での運用が好ましい。

■ショットガン
ほぼ近距離専用。散弾がすべて命中すれば防具など関係なしに相手を一撃で倒すことができる。「チョーク」をつければ、運が良い場合少し離れた位置からでも一撃で倒すこともできる。正しく狙って当てることができれば一発で相手を倒すことができるが、「サブマシンガン」や「アサルトライフル」相手のときに、その一発を外した後が怖い。どちらかと言うと玄人向けで、筆者は近距離用の武器としては「サブマシンガン」を好んでいる。

■スナイパーライフル
中距離~遠距離用。もっとも入手しやすいKar98kであっても、Lv2ヘルメットまでの相手ならヘッドショットで即死させることができる。ただし、長距離で動いている相手に対してヘッドショットを当てるのは難しく、胴体を狙っても連射ができないので、ダメージ性能ではアサルトライフルに負ける。距離を問わず、相手を一撃で倒せる可能性がある武器だというのは非常に魅力的だ。

■ハンドガン
ないよりはマシのおまけではあるが、入手しやすく、他の武器のない降下直後の戦いではうまく使いこなすことがドン勝への鍵となる。もちろん、適切な距離で相手の不意を突き、ダメージについては受けなければ良いし、他の武器を相手にしても勝つことは可能。

個人的には、すべての距離に対応できることが好ましいと考えている。
どうしても中距離の戦いでは連射速度や精度の高いアサルトライフルが有効なので、「スナイパーライフル」+「ショットガン」のようなピーキーな構成はやりづらい。

また、中盤にかけてマップ上を移動する際は、持っている武器によって立ち回りを変えるとそれだけで生存率が高まってくる。たとえば近距離に強い武器があるなら建物を狙ったり、逆に「アサルトライフル」+「スナイパーライフル」のような組み合わせなら、あえて開けた場所を取る、などである。

©2017 BLUEHOLE INC.All rights reserved.

■関連リンク
『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』
https://www.playbattlegrounds.com/main.pu
Steam『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』のページ
http://store.steampowered.com/app/578080/PLAYERUNKNOWNS_BATTLEGROUNDS/
abara氏のTwitter
https://twitter.com/abaranche

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