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ドリフトキングこと土屋圭市氏と『グランツーリスモSPORT』で対決!Logicoolイベントレポ
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Logicoolは、11月14日に秋葉原の e-sports SQUARE AKIHABARAにて、ゲーミングブランド「Logicool G」とドリフトキングこと土屋圭一氏のコラボレーション動画公開を記念したイベント「Logicool G Presentsドリキンと対戦!」を11月14日に実施した。多くのファンが詰めかけたこのイベントの模様をお届けしよう。
このイベントでは、初めにロジクールのゲーミング担当である塩谷一生氏が登壇。イベント概要を説明するとともにハンドルコントローラーも紹介した。Logicool Gシリーズは、マウスだけでなくハンドルコントローラーやシフトレバー、そしてアクセルなど多彩なゲーミングデバイスを発売している。2007年にはG25 Racing Wheel、2010年にはG27 Racing Wheel、2015年には最新型となるG29 Driving Forceなどだ。ここで最新型となるG29の紹介映像を披露した。
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土屋圭一氏とのイベントが実現した背景には、2016年にLogitechのAsia Pacific本社がある上海にてGaming担当が集結し、マウスやキーボード、ヘッドセットなど様々製品に関する大規模なミーティングで、お上からハンドルコントローラーを盛り上げろという指令が放たれたことから始まったと言う。マウスやキーボードが主軸であるという背景があり、ハンドルコントローラーでこんなことをやって行けばいいのではないかと話し合っていたところ、ドライブが好きな担当1号がドリフトキングでもある土屋圭市氏を推したことで話が進んでいったと語った。 この後、「Ride with the Drift King!」VR映像体験が実施され来場者を大いに楽しませた。
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VR映像を堪能したあと、いよいよ土屋氏が登壇した。加えて、動画の白黒ハチロクのオーナーである蒲田つかさ氏も同じく壇上に上がった。ドリフトの習得について土屋氏は、今宵のレーシングについてリアルな動作をするG29を話題に挙げ、整備費などを大きく抑制することができることについて語った。また一昔前なら馬鹿にしていたが、ここまで進化していることに驚愕したようだ。蒲田氏は、1つ前の製品であるG27から練習を始め、本物の車と同じHパターンであったため車の操作の練習になったという。また車のシミュレーターが進化していったことについては、ヤン・マーデンボロー選手がゲームを用いてプロのレーサーに成ったことに「ゲームってそんな凄いの!?」と驚いたようだ。タイヤへの感じ方や動き自体は実車と違うものの、納得できる挙動であるという。
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「あなたにとってドリフトとは?」どういう話題については、土屋氏が初めてドリフトに挑んだ事についてが語られた。単刀直入に土屋氏は、「レースで勝つためにドリフトを練習した」と話す。加えて、日産レーシングスクールにて教えられることは同一であるため、勝つために相手より1メートル遅くブレーキを掛けたところスピンして飛んでいってしまったことから、「これをコントロール出来るようになったら凄い」という勝利への飽くなき探究からドリフトを習得したとも述べた。またこれだけ大きく有名になる事については、「頭文字D(イニシャルD)」や「ワイルド・スピードX3」の人気作への監修など一緒にやる“タイミング”が重要とも話す。
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続いて、土屋氏への質問が送られた。「現行車で土屋さんが乗りたいと思う車はありますか?」というものでは、R35 GTR 2017と述べた。十分な速さや、ブレーキを強く踏んだ時にフロントからリアへと逃げる荷重など、FRのような動きが魅力という。トヨタでは、ハチロクがターボになればとも話した。ハチロクが発売されたことで様々なカスタム車が登場したものの、未だ完成の域には届いていないとも語る。しかしながら、同トヨタのGRブランドについては凄いと述べ、良い車を作るとも評価した。
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次の「プライベートでは何をしていますか」という質問では犬と遊んでいると述べ、大きく余裕をもつことが出来るようになったと話した。また現役時代では26年間常にトレーニングを欠かさなかったようだ。最後の質問となる「腸煮えくり返りそうなほど怒りが溜まった時の対処法は?」という質問では、現役の頃頻繁に起きたと話した。ムカッとしたら終わりであるため、如何に上手く相手を陥れる動作が重要という。バカ正直に真っ向勝負して(簡単に抜かせてもらえないため)飛び出して他車とぶつかるよりも、真っ向から相手にせず絶対バレないようなフェイントを仕掛けるなど知略を使うことが大事と語る。また自分と同じような実力の相手に対しては、如何に相手を弱らせていく事がメリットと説明するも、実際に出来ない者が多いとも話した。ここで一旦休憩に入り、参加者とのレースに備えることになった。
ゲーム対戦会では、ポリフォニー・デジタルのPS4向けリアルドライビングシミュレーター『グランツーリスモSPORT』を使用した。まず第1会目の試合では、フランスから来場のエルテルさんとエンリケさんが壇上し、エンリケさんと鈴鹿サーキットで2週での対戦することになった。試合では、土屋氏のゲームと実車の運転感覚の僅かな違いからスピンやコースアウトなど多々あったものの、一番のトラブルはドライビングシートからG29本体が外れてしまうことだった。そのため、最初の試合ではエンリケさんが勝利した。
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続いて2試合目はランダムなくじ引きにて牧野さんが選ばれた。試合展開では、徐々にG29と『グランツーリスモSPORT』に慣れて来た土屋氏がリードし、土屋氏が勝利を収めた。そして第3試合には、20年前に中山サーキットで一度勝利し、ゲームも1日8時間プレイすると語る千葉のケン・ブロックさんが選出。この試合では、土屋氏のG29が再び外れてしまうトラブルも発生し、最終的に千葉のケン・ブロックさんが勝利した。第4試合では、実車にてダートトライアルに挑戦し、レーシンググローブを持参した宮国さんが選ばれた。第4試合となると、土屋氏もかなりの速さで上達を見せ、コーナーで相手車両を追い抜くシーンが増えたが、宮国さんが勝利した。
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ここで更にもう一人の挑戦者をくじ引きすることになり、富士スピードウェイの富士チャンピオンレースで予選通過1位の経験を持つ呉さんが選ばれた。白熱した試合展開を見せ、呉さんがリードする場面もあったものの最終的に土屋氏が勝利を収めた。これらの試合のあと、来場者向けの抽選会が実施。最後のコメントで塩谷一生氏は「自分の車に土屋さんが乗ってくれたことが嬉しかった」と、土屋圭一氏は「ゲームは馬鹿にしていたが、これは面白いと思い一緒にやるようになったので、これから開発が進めばレベルアップしたものがこれから出ると思うので、これらもよろしくお願いします」と述べイベントを終了した。
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■関連リンク
ロジクール
https://www.logicool.co.jp/ja-jp
Logicool G Twitter
http://twitter.com/logicoolg
G29 Driving Force詳細
https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/product/g29-driving-force
e-sports SQUARE AKIHABARA
https://e-sports-square.com/
土屋圭市オフィシャルサイト - K1 PLANNING –
http://www.k1planning.com/
土屋圭市氏 Twitter
https://twitter.com/k1tsuchiya
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