角川ゲームスの『艦隊これくしょん-艦これ-』などで軍艦に興味をもった人も多いかと思いますが、実際に軍艦を指揮して海戦を楽しんでみたい！そんなあなたにぜひお勧めしたいのが、PCオンラインゲームで話題沸騰の『World of Warships』（通称『WoWs』）です。ゲーム内容をザックリと説明すると、第一次世界大戦～第二次世界大戦期の日米独ソを中心とした軍艦を実際に自分で操り、海戦を楽しむオンラインゲームです。

『WoWs』は、キプロスにあるウォーゲーミング社が開発・運営を行っています。ん? どこかで聞いたことがあるな…と思った方、ひょっとして戦車好きですか？そうなんです、登録ユーザー数がなんと1億人というモンスターゲーム『World of Tanks』（通称『WoT』）の開発・運営元でもあります。というわけで、『WoWs』も『WoT』テイストあふれる作りとなっています。『WoT』を楽しんでいる方なら、すぐにプレイを満喫できると思います。『WoWs』は、『WoT』と同じく戦闘で貯めた経験値をもとに、どんどんティア（レベル）あげて性能のいい軍艦をゲットしていく、という仕組みです。この辺りは、RPG（ロケットランチャーじゃない方・笑）の要素もありますね。

ウォーゲーミング社では、「Free to Win」というポリシーを掲げているため、“課金すれば強くなる”という要素はありません。ただ、それでは経営が成り立たないので（笑）、一部課金システムも用意しています。「タブロン」というゲーム内通貨を使うと、消耗品などを優秀なバージョンにグレードアップできたり、経験値の貯まる速度が速くなるプレミアムアカウントを購入できたりと、“より気持ちよくゲームを進行できる”仕組みを取り入れています。

戦艦の種類と性質

日本海軍の技術ツリー。皆さんご存知の軍艦も多いはず。早くティア10の戦艦「大和」が欲しい！

艦艇は、国籍別にツリーと呼ばれる系統図によってティアが上がってゆきます。最初はティア1で最高はティア10。もちろん、ティア10は最強の戦闘力を誇ります。一例を挙げると、世界最大・最強（異論はあるでしょうが）の超弩級戦艦「大和」もティア10。ただ、史実で配備されたものだけではなく、計画だけで終わった軍艦も登場します。アメリカだったら、16インチ（約40センチ）砲12門を誇る戦艦「モンタナ」。ドイツは、堅実だが侮れない戦闘力を誇る戦艦「フリードリヒ・デア・グロッセ」といった具合です。

WoWsで操れる軍艦の種類は4種類。航空母艦、戦艦、巡洋艦、駆逐艦となっています。

航空母艦

日本海軍で最初に手に入るティアⅣの航空母艦「鳳翔」。世界で最初に竣工した航空母艦です。

航空母艦は、いわゆる「空母」と呼ばれる海上の航空基地。戦闘機や雷撃機・爆撃機をバンバン飛ばして、敵艦を攻撃するという艦種です。雷撃機と爆撃機を巧みに操ることができれば、一方的に敵艦を攻撃することもできます。

戦艦

日本海軍最初の超弩級戦艦ティアⅤ「金剛」。「ワタシハ、英国の帰国子女デ～ス」(笑)。

戦艦は大きさも重要性も艦隊の王様と言える存在です。天空にそそり立つ主砲の攻撃力の高さが魅力で、戦艦同士の砲撃戦は戦場の花ですね。敵艦の耐久力が減っていると、徹甲弾が弱点であるバイタルパート（重要区画）を貫通し、一斉射撃で爆沈というパターンも珍しくありません。

巡洋艦

第三次ソロモン海戦・悲劇の第五戦隊の旗艦、重巡洋艦「青葉」。日本海軍のティアⅥ巡洋艦です。

巡洋艦は、艦隊の実質的な主力となります。戦艦にない機動力、駆逐艦より砲撃能力と抗湛力が高いのが魅力的です。とくに巡洋艦の主砲は発射速度に優れているので、榴弾なら戦艦を火だるまにして耐久力を削ぐことも可能です。初心者にも使いやすいおススメの艦種といえます。

駆逐艦

これからプレイに使う日本海軍ティアⅡ駆逐艦「橘」。プレミアム艦艇で、ゲーム内イベントや提携製品バンドルで手に入る貴重品です。

駆逐艦は、耐久力と砲撃力は他の艦種に比べて低いため「なにが強いの？」と思われるかも知れません。しかし、駆逐艦は船体の小ささ（攻撃が当たりにくい）、高い機動性、すぐれた速力、高い隠蔽性（敵からの見つかりにくさ）、強力な雷撃という強みがあります。小回りが利くので索敵でも艦隊の目として海戦には欠かせない縁の下の力持ち的な存在です。駆逐艦の魚雷が敵艦に命中し、水柱を見たときの高揚感はたまらないものがあります。


次回からは、『WoWs』をプレイしながら、いかに海戦に勝って強力な軍艦を手に入れていくか？ という実際のノウハウを実践していきたいと思います。
またれよ！次回。

いざ、駆逐艦「橘」ソロモン海域に出航！ 両舷強速・戦闘開始！

敵艦に榴弾を斉射！よーし、敵艦は火だるまだ！

敵艦に魚雷3本命中！轟沈！！

海戦はわが艦隊の勝利だ！

(C) Wargaming.net

■関連リンク
ウォーゲーミングジャパン
http://asia.wargaming.net/
『World of Warships』
http://worldofwarships.asia/