『Ghone is gone』ゲーム開発の民主化が生んだ「不謹慎ゲーム」とクリエイターの倫理【インディーゲームレビュー 第68回】
日産自動車元会長カルロス・ゴーン氏の逃亡劇をモチーフにしたインディーゲーム『Ghone is gone』。ゲーム開発の民主化を背景に生まれた、良くも悪くもゲームの可能性を知らしめる問題作である。
日産自動車元会長カルロス・ゴーン氏の逃亡劇をモチーフにしたインディーゲーム『Ghone is gone』。ゲーム開発の民主化を背景に生まれた、良くも悪くもゲームの可能性を知らしめる問題作である。
アラスカの原住民・イヌピアットの伝承をベースとしたアクションゲーム『Never Alone(Kisima Ingitchuna)』は、ゲームという形式を用いた優れたドキュメンタリー作品である。
声を失った女性が精神世界を旅するインディーゲーム『GRIS』。本作から、『風ノ旅ビト』の影響を受けたゲームたちが抱える、ノンバーバルな物語体験を実現する上での課題を探る。
1分間で死んでしまう主人公というアイディアがユニークで、世界的なヒットを記録したタイトル『Minit』。プロトタイプがゲームジャムで制作された本作は、ゲームジャム時代を象徴するインディーゲームである。
世界中で開発されるようになったゲーム。南アフリカのインディーゲームディベロッパー、Nyamakopのデビュー作『Semblance』もそれを象徴するタイトルの一つ。幻想的なグラフィックと優れたパズル性のユニークな作品だ。
3DCGの進化に伴い、学生が学ぶべきゲーム開発ツールが急速に変化している。オランダ・NHTVブレダ応用科学大学の学生が開発した3Dアクションゲーム『To the Core』も最新ツールをふんだんに使用したタイトルだ。
ゲームデザインの基本は「どのようなペルソナに、ゲームプレイを通して、どのような感情を想起させるか」を考えること。学生作品がベースで協力プレイが楽しいインディーゲーム『DYO』も、この基本に忠実なアクションパズルである。
ミスはプレイヤーがゲームを離脱する最大のポイントだ。では、ゲームオーバーをゲームのメカニクスに組み込めないだろうか。『Life Goes On: Done to Death』はこの課題に意欲的に取り組んだパズルゲームだ。
インディゲームで近年、増加傾向にあるのが「手描き風グラフィック」によるビジュアル表現だ。トップダウンシューター『State of Anarchy Master of Mayhem』もそうしたタイトルの一つで、ゲームの表現
異色のゲームとして注目されるアクションシューティング『CUPHEAD』だが、その背後にあるのは基本に忠実なレベルデザインである。インディーゲームらしい個性的なスタイルと基本のゲームデザインが融合された唯一無二のタイトルだ
第19回文化庁メディア芸術祭をはじめ、全世界で数々のアワードを受賞した『Thumper』。優れたゲーム体験は細かい工夫の積み重ねで作られる。「当たり前のことを当たり前としない」インディーゲームならではの工夫が光っている
「IGF 2017」のExcellence in Audioに選出された『GoNNER』。そのオーディオ体験が評価された理由とは?
2Dピクセルアートの見下ろし型2Dアクション『Hyper Light Drifter』は、ゲームならではのナラティブ(物語体験)を提示しようとした、意欲的な作品だ
『LIMBO』で一世を風靡したデンマークのインディー、Playdeadの新作が『INSIDE』だ。モノトーンで描かれたディストピアを、少年はただひたすら逃走していく。その先に待ち受けるものとは……。