知らないゲームをジャケ買いしたい！ こんにちは！ ゲームブロガーのラー油です。

Steamでよく見るものと言えば忍者を題材にしたゲーム。今回紹介するタイトルも「また忍者が出た！まあ割と楽しそうだから買ってみるか」という軽い気持ちで手に取ったのですが、遊んでみると意外な経歴の忍者になっていました。


WINGLAYから520円で配信中の『Ninja Sneaking R』です。

アホの子のくのいちを操作して、全100ステージに挑むステルスアクション。2011年に「Xbox LIVE Indie Games」で配信されていたゲームのリメイクとなっています。

な、懐かしい……！ 「Xbox LIVE Indie Games」とは当時のXbox360で展開されていたサービスで、個人クリエイターたちが自由にゲームを配信できるマーケットです。良くも悪くも「これはゲームなのか」と言いたくなる作品で溢れており、極めて混沌とした場所だったのですが、ここを出自として今も活躍するクリエイターも多い。今のインディーゲームシーンを語る上で外せない場所です。

そこからやってきた忍者が『Ninja Sneaking R』だ！


ゲームは敵に見つからないようにゴールまで駆け抜けるアクション。1ステージが10秒と掛からない短さなので圧倒的スピード感です。

主人公はくのいちで、城の最奥にある巻物を目指して進みます。敵の視界を潜り抜けるために、ジャンプ、飛びつき、ヘッドスライディング、ホフク、天井張り付きなどを駆使する作り。

ステージはなかなかバリエーション豊かで、居合斬りの達人から逃げたり、定期的に止まる監視カメラの隙を突いて通過したり、ベルトコンベアを活用してブロックを運んだり、トゲだらけの狭い通路をギリギリで進んだりとさまざま。殺意の高い仕掛けが多く、こんな職場で働きたくないと強く思いますね。


ザコ敵がバイクで爆走してるステージもあったり。やはりストレス溜まっているのか……。


後半はタイミングがシビアなステージが増えてきますが、1ステージが短いので死に覚えで何とか対応できるバランス。ステージクリア時には3枚の手裏剣で評価される仕様で、画面上で右に進むチビキャラより先にゴールできれば最高評価となります。

何度でもやり直せますが、ミス数とクリアタイムが記録されるので、やり込みプレイヤー向けの配慮もバッチリ。さらに最大4人での賑やかな隠密プレイにも対応。幅広い遊び方ができますね。

ちなみに評価をすべて無視すれば攻撃で大半の敵は倒せます。チラチラ首を動かす不快なザコ敵や監視カメラをぶった切ってると、「最初からこうすれば良かったんだ！」という気持ちが溢れてくる！ 商品ページに「アホの子くのいち」とか書いてあるけど、忍びの心を捨てたらメチャ強かった！

ラー油的お値段評価：お値段分は手堅く楽しめる！ 堅実な仕事の忍者

クリアまで1時間ほど。値段を考えると1ステージ5.2円という計算に。後半に「ノーヒントの選択肢を外したらダメージ」というステージが混じってくるのは気になりましたが、全体的にはよくまとまっています。軽く遊べるステルスアクションを求めてる人ならオススメ！

（C）2022 WINGLAY

『Ninja Sneaking R』Steamページ
https://store.steampowered.com/app/1965940/Ninja_Sneaking_R/