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【コラム】 常設型eスポーツ施設の先駆け、LFS池袋が日本のeスポーツに残したもの
東京・池袋の駅からほど近い立地にある「LFS池袋esports Arena」が、2025年1月31日をもって営業を終了することが発表された。2018年4月のオープンより約7年にわたり、都心の常設施設として大人数を収容できる数少ない施設として話題となった。
筆者はまだオープン直前に開催された『PUBG: BATTLEGROUNDS』の国内リーグ「PJS」の取材で初めて訪れた時のことを鮮明に覚えている。バトルロイヤル全盛期の当時、一度に大人数が入れる施設は決して多くはなかったが、LFS池袋は数十人の選手をまとめて収容できるだけのキャパシティを誇っており、「これからはこういう施設が必要になってくるだろうなぁ」と感じていた。
参考記事:PUBG JAPAN SERIES αリーグPhase2 Day6レポート。最強チームを決めるための第二幕、ついに最終決戦!
https://gamerszone.jp/post/821
その後も『リーグ・オブ・レジェンド』の大学生リーグ「LeagueU」では、5人ずつのブースに選手が入り、それ以外は観客&イベントスペースとしての活用などもされていた。
参考記事:LeagueU、正直なめてました、ごめんなさい! 全日本学生LoL最高峰の戦い「JCC 2018 UL FINAL」レポート
https://gamerszone.jp/post/1061
しかし、不運なことにオープンから1年後の12月頃より、新型コロナウイルスの蔓延により営業を停止。コロナが明けて再開してからは、コミュニティ大会などに活用されていた。
公式サイトの発表では、「“eスポーツを気軽に楽しめる場を提供する”という使命を終える」と述べられていたが、実際には大人数で大会などができる常設のeスポーツ施設自体は求められている。ただ、一度にプレイできる選手の人数よりも、ストリーマー大会のように選手の人数は少なくても動員数を増やした有料イベントの方が人気の現状を見ると、LFS池袋の施設規模や観客動員数をもってしても、手狭になってしまったのかもしれない。
筆者はオープン記念のプレス発表会の模様を、「日本初の本格eSports施設「LFS池袋 esports Arena」が、日本のeSportsのレベルを引き上げる?」という記事にまとめた。今となっては、LFS池袋を出発点としてさまざまなゲームコミュニティなどが成長していったことは間違いない。
なお、LFS池袋という名称はなくなってしまうものの、施設としての運営は続いていくとのこと。これだけの規模のPCが常設されている施設自体は、国内を見渡しても決して多くはない。
今後どのような展開になるかはわからないが、LFS池袋が掲げていた「Looking for Squad」=一緒にやろうぜというコンセプト自体は、これからも変わることなく、次の世代に引き継がれていくはずだ。
最終営業日は2025年1月31日。日本のeスポーツを根付かせる過渡期の立役者であったLFS池袋に、ぜひ一度足を運んでみてほしい。
LFS池袋Esports Arena
https://www.lfs-esportsarena.jp/
筆者はまだオープン直前に開催された『PUBG: BATTLEGROUNDS』の国内リーグ「PJS」の取材で初めて訪れた時のことを鮮明に覚えている。バトルロイヤル全盛期の当時、一度に大人数が入れる施設は決して多くはなかったが、LFS池袋は数十人の選手をまとめて収容できるだけのキャパシティを誇っており、「これからはこういう施設が必要になってくるだろうなぁ」と感じていた。
参考記事:PUBG JAPAN SERIES αリーグPhase2 Day6レポート。最強チームを決めるための第二幕、ついに最終決戦!
https://gamerszone.jp/post/821
その後も『リーグ・オブ・レジェンド』の大学生リーグ「LeagueU」では、5人ずつのブースに選手が入り、それ以外は観客&イベントスペースとしての活用などもされていた。
参考記事:LeagueU、正直なめてました、ごめんなさい! 全日本学生LoL最高峰の戦い「JCC 2018 UL FINAL」レポート
https://gamerszone.jp/post/1061
しかし、不運なことにオープンから1年後の12月頃より、新型コロナウイルスの蔓延により営業を停止。コロナが明けて再開してからは、コミュニティ大会などに活用されていた。
公式サイトの発表では、「“eスポーツを気軽に楽しめる場を提供する”という使命を終える」と述べられていたが、実際には大人数で大会などができる常設のeスポーツ施設自体は求められている。ただ、一度にプレイできる選手の人数よりも、ストリーマー大会のように選手の人数は少なくても動員数を増やした有料イベントの方が人気の現状を見ると、LFS池袋の施設規模や観客動員数をもってしても、手狭になってしまったのかもしれない。
以下、公式サイトより引用
株式会社サードウェーブ (取締役社長 井田晶也、本社:東京都千代田区)は、運営するeスポーツ施設『LFS(ルフス)池袋esports Arena』(以降ルフス)を、2025年1月31日(金)付けで終了し新たなステージへ移行することをお知らせします。
2018年に開業した当施設は、eスポーツの聖地を目指して運営してまいりました。eスポーツに特化した施設としては東日本最大級の広さを誇り、多くの方々にご愛顧いただきました。
オープン当時から、気軽に高性能のゲーミングPCを利用できeスポーツを楽しんでいただける場として、幅広い層のお客様に親しまれてきました。また、名だたるプロチームのファンミーティングや、有名なeスポーツタイトルの大会会場としても利用され、多くの思い出や名場面が生まれる特別な場となりました。ステージを挟んで2か所に分かれたガラス張りのプレイエリアは、多くのプレイヤーにとって憧れの場所でした。大会で使用されるこのエリアで繰り広げられた熱戦の数々は、いくつもの伝説として語り継がれています。「いつかはあの中でプレイしてみたい」という夢を、多くのプレイヤーが抱く場所でもありました。コロナ禍によりスタジオ特化型施設としてからも、数多くのeスポーツやゲームのイベント、配信、ウェビナーの他、白熱したプロの試合やコミュニティイベントの場として、多くのお客様にご利用いただいてまいりました。
昨今、eスポーツプレイヤー人口も増加し、ルフスは、“eスポーツを気軽に楽しめる場を提供する”という、その使命を終えることとしました。これまでのご支援、ご愛顧に深く感謝申し上げます。サードウェーブは今後、これまで以上にeスポーツ及びeスポーツを通した教育に注力し、誰もがeスポーツを楽しめる環境と共有の場を生み出す取り組みを、地方自治体・民間企業・各地のeスポーツ団体と行ってまいります。
なお、ルフスの現在地は、eスポーツ施設「eSPORTS CAFE AIM」、アミューズメント施設「DiCE」などを運営する株式会社ディスクシティエンタテインメント様運営の元、24時間営業の一般eスポーツプレイヤー向けの都内屈指の大型eスポーツカフェとして生まれ変わります。この地での、eスポーツの歴史は、これからも続いてまいりますので、今後の株式会社ディスクシティエンタテインメント様からのお知らせをお待ちください。
ルフスは2025年1月31日をもって終了しますが、多くのeスポーツプレイヤーが生まれるきっかけとなる新しい営業体制に胸躍らせながら、最後の日まで現在のスタジオ営業を実施してまいります。施設のご利用は、現在お申込みの企業様にて受付終了とさせていただきますが、施設の見学受付は継続して実施しますので、お気軽にお問い合わせください。
また、施設運営を担当する株式会社サードウェーブ E5esports Worksイベント事業部は、今後もeスポーツ/ゲームのイベント制作・運営・配信事業を継続します。イベントのご相談も、お気軽に問い合わせください。
株式会社サードウェーブ (取締役社長 井田晶也、本社:東京都千代田区)は、運営するeスポーツ施設『LFS(ルフス)池袋esports Arena』(以降ルフス)を、2025年1月31日(金)付けで終了し新たなステージへ移行することをお知らせします。
2018年に開業した当施設は、eスポーツの聖地を目指して運営してまいりました。eスポーツに特化した施設としては東日本最大級の広さを誇り、多くの方々にご愛顧いただきました。
オープン当時から、気軽に高性能のゲーミングPCを利用できeスポーツを楽しんでいただける場として、幅広い層のお客様に親しまれてきました。また、名だたるプロチームのファンミーティングや、有名なeスポーツタイトルの大会会場としても利用され、多くの思い出や名場面が生まれる特別な場となりました。ステージを挟んで2か所に分かれたガラス張りのプレイエリアは、多くのプレイヤーにとって憧れの場所でした。大会で使用されるこのエリアで繰り広げられた熱戦の数々は、いくつもの伝説として語り継がれています。「いつかはあの中でプレイしてみたい」という夢を、多くのプレイヤーが抱く場所でもありました。コロナ禍によりスタジオ特化型施設としてからも、数多くのeスポーツやゲームのイベント、配信、ウェビナーの他、白熱したプロの試合やコミュニティイベントの場として、多くのお客様にご利用いただいてまいりました。
昨今、eスポーツプレイヤー人口も増加し、ルフスは、“eスポーツを気軽に楽しめる場を提供する”という、その使命を終えることとしました。これまでのご支援、ご愛顧に深く感謝申し上げます。サードウェーブは今後、これまで以上にeスポーツ及びeスポーツを通した教育に注力し、誰もがeスポーツを楽しめる環境と共有の場を生み出す取り組みを、地方自治体・民間企業・各地のeスポーツ団体と行ってまいります。
なお、ルフスの現在地は、eスポーツ施設「eSPORTS CAFE AIM」、アミューズメント施設「DiCE」などを運営する株式会社ディスクシティエンタテインメント様運営の元、24時間営業の一般eスポーツプレイヤー向けの都内屈指の大型eスポーツカフェとして生まれ変わります。この地での、eスポーツの歴史は、これからも続いてまいりますので、今後の株式会社ディスクシティエンタテインメント様からのお知らせをお待ちください。
ルフスは2025年1月31日をもって終了しますが、多くのeスポーツプレイヤーが生まれるきっかけとなる新しい営業体制に胸躍らせながら、最後の日まで現在のスタジオ営業を実施してまいります。施設のご利用は、現在お申込みの企業様にて受付終了とさせていただきますが、施設の見学受付は継続して実施しますので、お気軽にお問い合わせください。
また、施設運営を担当する株式会社サードウェーブ E5esports Worksイベント事業部は、今後もeスポーツ/ゲームのイベント制作・運営・配信事業を継続します。イベントのご相談も、お気軽に問い合わせください。
2018年のeスポーツ元年から始まった日本のブームを牽引
筆者はオープン記念のプレス発表会の模様を、「日本初の本格eSports施設「LFS池袋 esports Arena」が、日本のeSportsのレベルを引き上げる?」という記事にまとめた。今となっては、LFS池袋を出発点としてさまざまなゲームコミュニティなどが成長していったことは間違いない。
なお、LFS池袋という名称はなくなってしまうものの、施設としての運営は続いていくとのこと。これだけの規模のPCが常設されている施設自体は、国内を見渡しても決して多くはない。
今後どのような展開になるかはわからないが、LFS池袋が掲げていた「Looking for Squad」=一緒にやろうぜというコンセプト自体は、これからも変わることなく、次の世代に引き継がれていくはずだ。
最終営業日は2025年1月31日。日本のeスポーツを根付かせる過渡期の立役者であったLFS池袋に、ぜひ一度足を運んでみてほしい。
LFS池袋Esports Arena
https://www.lfs-esportsarena.jp/