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「エンダードラゴン」討伐を目標にしよう!【子どもと楽しむ『マイクラ』のコツ 第5回】
『マインクラフト』ファンの子どもがいる家庭の親御さんに向けた、『マイクラ』レクチャー企画。ラストとなる第5回目の記事では、「サバイバルモード」のボスモンスターであるエンダードラゴンの倒し方をレクチャーしていきたいと思う。
本連載では「サバイバルモード」に焦点を絞り、序盤を楽しむ方法をレクチャーしてきた。以降はプレイヤーの好きに遊んでもらいたいが、「何を目標にすればいいのかわからない」人も多いだろう。そんな人に向けて提案したいのが、ボスモンスターである「エンダードラゴン」(エンドラ)の討伐だ。
ボスを倒すという目標が生まれることで、主人公を強化し、ボスの場所を見つけるために冒険するという流れが見えてくると思う。
というわけで、最終回である今回はエンダードラゴンの討伐方法をレクチャーしていきたい。やるべきことが多いため、ピンポイントに駆け足で解説する形になってしまうが、おそらくエンダードラゴン討伐に関しては、お子さんのほうが詳しいハズ。要所のみ頭に入れつつ、細部は「ここはどうするの?」と子どもにたずね、いっそコミュニケーションを図る取っかかりとして活用していただきたい。
材料となるダイヤモンドは、地下深くで発見できる。具体的には高さの座標が14以下で生成され、深くなるほど見つかりやすくなる。『マイクラ』は2021年末のアップデートで、最大高度と最大深度が拡張され、地下は-64まで生成されるようになった。そのため、最深部ギリギリ、-60あたりを探すのがいい。
▲2021年末に配信された「CAVES & CLIFFS(洞窟と崖)アップデート」第2弾で地下が大幅に拡張。新たに巨大な洞窟が作れるようになったほか、鉱石が生成される高さも変化
鉱石の見つけ方は、「ブランチマイニング」という掘り方がおすすめ。これは一直線に穴を掘り、ある程度掘り進めたら、その穴から2マス離れた場所を同じように掘っていくというもの。この掘り方だと、全ブロックを効率的にチェックできるため、貴重な鉱石を見逃しにくい。ちなみに、木の枝(branch、ブランチ)のように掘ることから、この名称が付いたそうだ。
▲通路を作り、2マス間隔で横穴を掘って鉱石を探すのがブランチマイニング。全ブロックを効率よくチェックして貴重な鉱石を見逃さない掘り方だ
ダイヤモンドが集まったら、作業台で防具と剣、ツルハシを作っておこう。ダイヤモンドのツルハシは、黒曜石を掘るときに必要となる。
完成したダイヤの装備は、さらに強化できる。『マイクラ』では、装備や道具に追加効果を付与できる「エンチャント」というシステムがある。
エンチャントは「エンチャントテーブル」で行うことが可能。設置するとき、周囲に本棚を置くとよりレベルが高く強力なエンチャントが出現する。必ず設置しておこう。
▲エンチャントテーブルの作成にはダイヤと黒曜石が必要。黒曜石は溶岩に水をかけると生成され、ダイヤモンドのツルハシで採掘できる
▲エンチャントテーブルから1マス空け、グルッと囲むように本棚を15個置こう
出現するエンチャントの種類はランダムだが、剣にダメージアップの「鋭さ」、防具にはダメージ減少の「防護」を狙いたい。防護はほぼ全てのダメージを減少させる効果があるため、非常に強力だ。
エンチャントするにはレベル(=経験値)が必要となる。経験値はモンスターを倒した時や鉱石を製錬した(かまどで焼いた)時などに入手できる。
望みのエンチャントが出ない場合は、一度エンチャントを行うことで、エンチャントのガチャを引き直すことが可能。本を用意し、そこにエンチャントしてしまうといい。
▲エンチャントは3つの候補からひとつを選択して付ける。付与するにはレベルが一定以上必要で、付けるときにレベルが下がるほか、ラピスラズリも必要になる
ちなみに、エンチャントされた本は、「金床」というブロックで装備にエンチャントが可能。エンチャントの本は上記の通り自分で作成するほか、村人との取引や釣りなどで入手できる。金床を使えば、ひとつの装備に2個、3個とエンチャントを重複させられるので、慣れればエンチャントテーブルよりも使い勝手がいい。
▲ほしいエンチャントが出ない場合は、一度本にエンチャントしてリセットしよう。エンチャントされた本は金床で使用できる
▲黒曜石をこの形で配置し、火打ち石と打ち金で火を付けると、ネザーへワープできるネザーポータルが開く
ネザーを探索してネザー要塞という大きな建物を発見したら、中にいるブレイズというモンスターを倒して「ブレイズロッド」を集めよう。20本ほど集めたい。さらにネザー要塞の階段横で「ネザーウォート」というキノコみたいなアイテムが見つかるので、これも採取。さらに、ネザーの土地で「ソウルサンド」というブロックが見つかるので、これも集めておく。フワフワういている巨大な豆腐みたいなモンスター、ガストは弓矢で倒し、「ガストの涙」をいくつか集めておこう。
▲これがネザー要塞にいるブレイズ。炎を飛ばして攻撃してくる。ネザーは全体的に敵が強いため、防具やご飯をしっかり準備してから探索すること
元の世界に帰ってきたら(ちなみに元の世界のことをオーバーワールドという)、ブレイズロッドから「調合台」を作成しよう。この調合台で、ポーションを作成できる。
ポーションは、水のビンやポーションに材料を入れて作成する。ブレイズロッドから作れる「ブレイズパウダー」を燃料として消費するので、少量を作成して調合台に入れておこう。ブレイズパウダーはあとでほかの目的で大量に消費するため、使いきらないように注意。
実際のポーション作成は、まず水のビンにネザーウォートを入れ、「奇妙なポーション」を作ろう。これは多くのポーションの材料となる物で、この先大量に作ることになる。ちなみにネザーウォートは、作物のようにソウルサンドで育てて増やすことが可能だ。使い切る前に植えて、増やしておこう。
▲調合台に材料を入れてポーションを作る。1個の材料から3個作成できるので、まとめて3個作ったほうがオトク
▲ソウルサンドを置き、その上にネザーウォートを植えよう。畑と違い水や光源は必要なく育つ
この奇妙なポーションにガストの涙を入れると、「再生のポーション」を作ることができる。飲むと45秒間、体力がゆっくり回復し続けるため、エンドラ戦で大いに役立つ。完成した再生のポーションは、さらに「レッドストーン」を入れることで、効果時間を強化可能だ。
ちなみに、フグから作成可能な「水中呼吸のポーション」、マグマクリームから生成する「耐火のポーション」など、ポーションは非常に役立つものが多い。海底神殿やネザーでの冒険に役立てたい。
要塞は地下深くに生成されるダンジョンで、「エンダーアイ」というアイテムで場所を調べることができる。エンダーアイは、エンダーマンがドロップする「エンダーパール」と「ブレイズパウダー」から作成できる。20個ほど作っておきたい。エンダーパールは村人との取引でも入手可能だ。
このエンダーアイは、使用すると要塞がある方向に向かって飛ぶ。そのため、飛んだ方向に進み、ある程度進んだらまたエンダーアイを使って方向を調べる……という作業を繰り返して場所を見つけ出す。エンダーアイが地下に飛んだら、その地下に要塞がある証拠。地面を掘って下へ進もう。
▲エンダーアイを使うと要塞がある方向へ飛んでいく。使ったエンダーアイは落ちてくるので、拾えば再利用可能。ただし、まれに壊れてしまう
要塞内を探索すると、このようなゲートらしきものが見つかると思う。周囲のブロックすべてにエンダーアイをはめ込むと、ジ・エンドへのワープゾーン(エンドポータル)が出現する仕組みだ。
▲要塞内でこのような場所を見つけ出そう。ここでもエンダーアイが必要になる
ここで、要塞を簡単に見つけられる裏技を紹介。まずはメインのセーブデータをコピーし、そちらでゲームをスタート。ゲームモードをクリエイティブモードに変更し、エンターキーを押してチャットで「/locate stronghold」と入力すると、要塞がある座標が表示される。この座標をメモしたら、通常のセーブデータに戻って、座標の場所を探すだけだ。通常のセーブデータでクリエイティブモードに切り替えると、以降は実績が獲得できなくなってしまうため、注意したい。
ただ、いきなり「要塞の場所がわかった!」と言っても子どもに怪しまれるため、小さい子の場合は偶然を装って見つけたり、高学年の子にはいっそクリエイティブモードで見つけるテクを紹介するなど、各自工夫していただきたい。
まずは近くにベッドを設置して眠り、リスポーンポイントを設定。持ち物は装備や食べ物に加え、再生のポーション、足場作成用の丸石、タワーに登るためのはしご、ブロック破壊用のツルハシ、ブレス回収用のガラスビンなどを持っていく。逆に、倒されたときのことを考え、ダイヤモンドなど貴重なアイテムは置いていくこと。
また念のため、セーブデータのバックアップも取っておきたい。慎重派なら、子どもと遊ぶ前にバックアップしたデータで下調べや練習をしておくのもいいだろう。『マイクラ』はオートセーブのためリセットはできないが、バックアップは取り放題という仕様だ。活用できる手段は最大限に利用したい。
さて、準備が整ったらいよいよポータルに飛び込もう。ジ・エンドはエンダードラゴンのほか、大量のエンダーマンが生息しているエリアで、エンダードラゴンを倒すまで帰る手段はない(アイテムを諦めるのであれば、倒されて戻ることは可能)。
まず行うのは、エンダードラゴン周囲のタワーにある「果てのクリスタル」を破壊すること。このクリスタルがあると、エンダードラゴンの体力が自動回復してしまうため、すべて破壊すること。なお果てのクリスタルは攻撃すると爆発するため、その衝撃で落下しないように注意。遠くから弓矢で攻撃できれば安全だ。
▲タワーの上にある果てのクリスタルを破壊しよう。これがあるとエンダードラゴンの体力が自動で回復してしまう
果てのクリスタルを破壊したら、フィールド中央にある噴水のようなオブジェクトで待機。やがてエンダードラゴンがそこに下りてくるので、丸石で階段のような足場を作り、頭を攻撃しよう。エンダードラゴンが飛び立ったら、また下りてくるのを待つ。基本的にはこのくり返しだ。
エンダードラゴン戦で気をつけたいのは、ブレス攻撃。威力が非常に高く、当たり方によっては体力を一瞬で8割ほど持って行かれることもある。エンダードラゴンの飛行中は常に移動するようにして避け、攻撃中は当たる場合のみ遠くへ逃げよう。なおこのブレスは地上にしばらく残る特性があり、このブレスに向かってガラスビンを使うと、「ドラゴンの息」というアイテムを入手できる。「残留ポーション」というアイテムの材料になるため、余裕があれば集めておきたい。
▲ブレス攻撃に注意しながら、下りてきたエンダードラゴンの頭を攻撃しよう
エンダードラゴンはこの行動パターンのくり返しとなるため、対処はしやすいハズ。倒されても急いで戻ればアイテムを回収でき、すぐに戦いに復帰できるはずだ。
見事撃破できれば、大量の経験値を入手でき、さらに中央にドラゴンの卵が現れる。この卵はピストンで押すことでアイテム化し、回収することが可能だ。使い道は特になく、ドラゴンを討伐した証として自宅に飾るといいだろう。オブジェの中に出現したワープゾーンに飛び込むと、エンディングが流れたのち、元の世界へと帰還できる。
▲エンドラ撃破後は、ここに飛び込むと元の世界へ戻ることができる
そう、エンダードラゴンを討伐できるとエンディングが流れるため、「サバイバルモード」の一区切りを迎えることができる。プレイ時間もかなり必要となるため、通常のゲーム1本をクリアしたときと同じような達成感を得られるはずだ。
さすがにここまでプレイできれば、何かしら『マイクラ』に楽しさを感じているはず。『マイクラ』の世界はまだまだ広く、冒険や建築を楽しめるため、この先は自分なりの遊び方を見つけてみるといいだろう。もしゲームに合わなかったとしても、一区切り迎えたことで、スッキリ終わらせられるキッカケにするのもいい。
というわけで「子どもと楽しむ『マイクラ』のコツ」、いかがだっただろうか。『マイクラ』は情報量が非常に多く、本稿で触れたのはほんの一部分といえる。わからない部分は子どもに聞いたり、一緒に検索して調べてみてほしい。そうして『マイクラ』を共有することで、きっと子どもたちも喜んでくれることだろう。本稿がその手助けとなれば幸いである。
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本連載では「サバイバルモード」に焦点を絞り、序盤を楽しむ方法をレクチャーしてきた。以降はプレイヤーの好きに遊んでもらいたいが、「何を目標にすればいいのかわからない」人も多いだろう。そんな人に向けて提案したいのが、ボスモンスターである「エンダードラゴン」(エンドラ)の討伐だ。
ボスを倒すという目標が生まれることで、主人公を強化し、ボスの場所を見つけるために冒険するという流れが見えてくると思う。
というわけで、最終回である今回はエンダードラゴンの討伐方法をレクチャーしていきたい。やるべきことが多いため、ピンポイントに駆け足で解説する形になってしまうが、おそらくエンダードラゴン討伐に関しては、お子さんのほうが詳しいハズ。要所のみ頭に入れつつ、細部は「ここはどうするの?」と子どもにたずね、いっそコミュニケーションを図る取っかかりとして活用していただきたい。
強い装備を手に入れよう!
まず行いたいのは、装備の充実による戦闘力の強化。『マイクラ』のバトルは、装備の性能がかなり物を言う。装備は革や鉄などの素材から作成できるが、目指したいのは「ダイヤモンド」の装備。ほぼ最高性能かつ耐久力も高く、入手難度もそこまで難しくないため、まずはこちらの入手を目指そう。材料となるダイヤモンドは、地下深くで発見できる。具体的には高さの座標が14以下で生成され、深くなるほど見つかりやすくなる。『マイクラ』は2021年末のアップデートで、最大高度と最大深度が拡張され、地下は-64まで生成されるようになった。そのため、最深部ギリギリ、-60あたりを探すのがいい。
▲2021年末に配信された「CAVES & CLIFFS(洞窟と崖)アップデート」第2弾で地下が大幅に拡張。新たに巨大な洞窟が作れるようになったほか、鉱石が生成される高さも変化
鉱石の見つけ方は、「ブランチマイニング」という掘り方がおすすめ。これは一直線に穴を掘り、ある程度掘り進めたら、その穴から2マス離れた場所を同じように掘っていくというもの。この掘り方だと、全ブロックを効率的にチェックできるため、貴重な鉱石を見逃しにくい。ちなみに、木の枝(branch、ブランチ)のように掘ることから、この名称が付いたそうだ。
▲通路を作り、2マス間隔で横穴を掘って鉱石を探すのがブランチマイニング。全ブロックを効率よくチェックして貴重な鉱石を見逃さない掘り方だ
ダイヤモンドが集まったら、作業台で防具と剣、ツルハシを作っておこう。ダイヤモンドのツルハシは、黒曜石を掘るときに必要となる。
完成したダイヤの装備は、さらに強化できる。『マイクラ』では、装備や道具に追加効果を付与できる「エンチャント」というシステムがある。
エンチャントは「エンチャントテーブル」で行うことが可能。設置するとき、周囲に本棚を置くとよりレベルが高く強力なエンチャントが出現する。必ず設置しておこう。
▲エンチャントテーブルの作成にはダイヤと黒曜石が必要。黒曜石は溶岩に水をかけると生成され、ダイヤモンドのツルハシで採掘できる
▲エンチャントテーブルから1マス空け、グルッと囲むように本棚を15個置こう
出現するエンチャントの種類はランダムだが、剣にダメージアップの「鋭さ」、防具にはダメージ減少の「防護」を狙いたい。防護はほぼ全てのダメージを減少させる効果があるため、非常に強力だ。
エンチャントするにはレベル(=経験値)が必要となる。経験値はモンスターを倒した時や鉱石を製錬した(かまどで焼いた)時などに入手できる。
望みのエンチャントが出ない場合は、一度エンチャントを行うことで、エンチャントのガチャを引き直すことが可能。本を用意し、そこにエンチャントしてしまうといい。
▲エンチャントは3つの候補からひとつを選択して付ける。付与するにはレベルが一定以上必要で、付けるときにレベルが下がるほか、ラピスラズリも必要になる
ちなみに、エンチャントされた本は、「金床」というブロックで装備にエンチャントが可能。エンチャントの本は上記の通り自分で作成するほか、村人との取引や釣りなどで入手できる。金床を使えば、ひとつの装備に2個、3個とエンチャントを重複させられるので、慣れればエンチャントテーブルよりも使い勝手がいい。
▲ほしいエンチャントが出ない場合は、一度本にエンチャントしてリセットしよう。エンチャントされた本は金床で使用できる
マイクラの飲み薬、ポーションを作ろう!
続いて、飲むとさまざまな効果が現れる「ポーション」を用意したい。ポーションの材料は「ネザー」という別世界にあるため、まずはゲートを作成してネザーに向かおう。▲黒曜石をこの形で配置し、火打ち石と打ち金で火を付けると、ネザーへワープできるネザーポータルが開く
ネザーを探索してネザー要塞という大きな建物を発見したら、中にいるブレイズというモンスターを倒して「ブレイズロッド」を集めよう。20本ほど集めたい。さらにネザー要塞の階段横で「ネザーウォート」というキノコみたいなアイテムが見つかるので、これも採取。さらに、ネザーの土地で「ソウルサンド」というブロックが見つかるので、これも集めておく。フワフワういている巨大な豆腐みたいなモンスター、ガストは弓矢で倒し、「ガストの涙」をいくつか集めておこう。
▲これがネザー要塞にいるブレイズ。炎を飛ばして攻撃してくる。ネザーは全体的に敵が強いため、防具やご飯をしっかり準備してから探索すること
元の世界に帰ってきたら(ちなみに元の世界のことをオーバーワールドという)、ブレイズロッドから「調合台」を作成しよう。この調合台で、ポーションを作成できる。
ポーションは、水のビンやポーションに材料を入れて作成する。ブレイズロッドから作れる「ブレイズパウダー」を燃料として消費するので、少量を作成して調合台に入れておこう。ブレイズパウダーはあとでほかの目的で大量に消費するため、使いきらないように注意。
実際のポーション作成は、まず水のビンにネザーウォートを入れ、「奇妙なポーション」を作ろう。これは多くのポーションの材料となる物で、この先大量に作ることになる。ちなみにネザーウォートは、作物のようにソウルサンドで育てて増やすことが可能だ。使い切る前に植えて、増やしておこう。
▲調合台に材料を入れてポーションを作る。1個の材料から3個作成できるので、まとめて3個作ったほうがオトク
▲ソウルサンドを置き、その上にネザーウォートを植えよう。畑と違い水や光源は必要なく育つ
この奇妙なポーションにガストの涙を入れると、「再生のポーション」を作ることができる。飲むと45秒間、体力がゆっくり回復し続けるため、エンドラ戦で大いに役立つ。完成した再生のポーションは、さらに「レッドストーン」を入れることで、効果時間を強化可能だ。
ちなみに、フグから作成可能な「水中呼吸のポーション」、マグマクリームから生成する「耐火のポーション」など、ポーションは非常に役立つものが多い。海底神殿やネザーでの冒険に役立てたい。
要塞を探してジ・エンドへ
エンダードラゴンは「ジ・エンド」というネザーのような別世界におり、「要塞」からワープで行ける。というわけで、次の目標は要塞の発見だ。要塞は地下深くに生成されるダンジョンで、「エンダーアイ」というアイテムで場所を調べることができる。エンダーアイは、エンダーマンがドロップする「エンダーパール」と「ブレイズパウダー」から作成できる。20個ほど作っておきたい。エンダーパールは村人との取引でも入手可能だ。
このエンダーアイは、使用すると要塞がある方向に向かって飛ぶ。そのため、飛んだ方向に進み、ある程度進んだらまたエンダーアイを使って方向を調べる……という作業を繰り返して場所を見つけ出す。エンダーアイが地下に飛んだら、その地下に要塞がある証拠。地面を掘って下へ進もう。
▲エンダーアイを使うと要塞がある方向へ飛んでいく。使ったエンダーアイは落ちてくるので、拾えば再利用可能。ただし、まれに壊れてしまう
要塞内を探索すると、このようなゲートらしきものが見つかると思う。周囲のブロックすべてにエンダーアイをはめ込むと、ジ・エンドへのワープゾーン(エンドポータル)が出現する仕組みだ。
▲要塞内でこのような場所を見つけ出そう。ここでもエンダーアイが必要になる
ここで、要塞を簡単に見つけられる裏技を紹介。まずはメインのセーブデータをコピーし、そちらでゲームをスタート。ゲームモードをクリエイティブモードに変更し、エンターキーを押してチャットで「/locate stronghold」と入力すると、要塞がある座標が表示される。この座標をメモしたら、通常のセーブデータに戻って、座標の場所を探すだけだ。通常のセーブデータでクリエイティブモードに切り替えると、以降は実績が獲得できなくなってしまうため、注意したい。
ただ、いきなり「要塞の場所がわかった!」と言っても子どもに怪しまれるため、小さい子の場合は偶然を装って見つけたり、高学年の子にはいっそクリエイティブモードで見つけるテクを紹介するなど、各自工夫していただきたい。
エンダードラゴンと勝負!
いよいよエンダードラゴンとの戦いとなるが、ワープゾーンへ飛び込む前に準備をしっかりしておこう。まずは近くにベッドを設置して眠り、リスポーンポイントを設定。持ち物は装備や食べ物に加え、再生のポーション、足場作成用の丸石、タワーに登るためのはしご、ブロック破壊用のツルハシ、ブレス回収用のガラスビンなどを持っていく。逆に、倒されたときのことを考え、ダイヤモンドなど貴重なアイテムは置いていくこと。
また念のため、セーブデータのバックアップも取っておきたい。慎重派なら、子どもと遊ぶ前にバックアップしたデータで下調べや練習をしておくのもいいだろう。『マイクラ』はオートセーブのためリセットはできないが、バックアップは取り放題という仕様だ。活用できる手段は最大限に利用したい。
さて、準備が整ったらいよいよポータルに飛び込もう。ジ・エンドはエンダードラゴンのほか、大量のエンダーマンが生息しているエリアで、エンダードラゴンを倒すまで帰る手段はない(アイテムを諦めるのであれば、倒されて戻ることは可能)。
まず行うのは、エンダードラゴン周囲のタワーにある「果てのクリスタル」を破壊すること。このクリスタルがあると、エンダードラゴンの体力が自動回復してしまうため、すべて破壊すること。なお果てのクリスタルは攻撃すると爆発するため、その衝撃で落下しないように注意。遠くから弓矢で攻撃できれば安全だ。
▲タワーの上にある果てのクリスタルを破壊しよう。これがあるとエンダードラゴンの体力が自動で回復してしまう
果てのクリスタルを破壊したら、フィールド中央にある噴水のようなオブジェクトで待機。やがてエンダードラゴンがそこに下りてくるので、丸石で階段のような足場を作り、頭を攻撃しよう。エンダードラゴンが飛び立ったら、また下りてくるのを待つ。基本的にはこのくり返しだ。
エンダードラゴン戦で気をつけたいのは、ブレス攻撃。威力が非常に高く、当たり方によっては体力を一瞬で8割ほど持って行かれることもある。エンダードラゴンの飛行中は常に移動するようにして避け、攻撃中は当たる場合のみ遠くへ逃げよう。なおこのブレスは地上にしばらく残る特性があり、このブレスに向かってガラスビンを使うと、「ドラゴンの息」というアイテムを入手できる。「残留ポーション」というアイテムの材料になるため、余裕があれば集めておきたい。
▲ブレス攻撃に注意しながら、下りてきたエンダードラゴンの頭を攻撃しよう
エンダードラゴンはこの行動パターンのくり返しとなるため、対処はしやすいハズ。倒されても急いで戻ればアイテムを回収でき、すぐに戦いに復帰できるはずだ。
見事撃破できれば、大量の経験値を入手でき、さらに中央にドラゴンの卵が現れる。この卵はピストンで押すことでアイテム化し、回収することが可能だ。使い道は特になく、ドラゴンを討伐した証として自宅に飾るといいだろう。オブジェの中に出現したワープゾーンに飛び込むと、エンディングが流れたのち、元の世界へと帰還できる。
▲エンドラ撃破後は、ここに飛び込むと元の世界へ戻ることができる
そう、エンダードラゴンを討伐できるとエンディングが流れるため、「サバイバルモード」の一区切りを迎えることができる。プレイ時間もかなり必要となるため、通常のゲーム1本をクリアしたときと同じような達成感を得られるはずだ。
さすがにここまでプレイできれば、何かしら『マイクラ』に楽しさを感じているはず。『マイクラ』の世界はまだまだ広く、冒険や建築を楽しめるため、この先は自分なりの遊び方を見つけてみるといいだろう。もしゲームに合わなかったとしても、一区切り迎えたことで、スッキリ終わらせられるキッカケにするのもいい。
というわけで「子どもと楽しむ『マイクラ』のコツ」、いかがだっただろうか。『マイクラ』は情報量が非常に多く、本稿で触れたのはほんの一部分といえる。わからない部分は子どもに聞いたり、一緒に検索して調べてみてほしい。そうして『マイクラ』を共有することで、きっと子どもたちも喜んでくれることだろう。本稿がその手助けとなれば幸いである。
Mojang ©2009-2022.「Minecraft」は Mojang Synergies AB の商標です。
『Minecraft』日本公式サイト
https://www.minecraft.net/ja-jp
『Minecraft』日本公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/minecraftjapan
Windows10版『Minecraft』MS Store
https://www.xbox.com/ja-JP/games/store/minecraft-for-windows/9nblggh2jhxj
『Minecraft』日本公式Twitterアカウント
https://twitter.com/minecraftjapan
【連載】子どもと楽しむ『マインクラフト』のコツ
- 「エンダードラゴン」討伐を目標にしよう!【子どもと楽しむ『マイクラ』のコツ 第5回】
- 「サバイバルモード」2日目以降の目標【子どもと楽しむ『マイクラ』のコツ 第4回】
- 「サバイバルモード」初日にやりたいこと【子どもと楽しむ『マイクラ』のコツ 第3回】
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