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【攻殻機動隊S.A.C. ONLINEレビュー】第7回 撃ち勝つために、楽しむために意識するべきコツ

ベータテスト配信開始から約2ヶ月が経った『攻殻機動隊S.A.C. ONLINE』(以下本作)。攻殻機動隊のネームに惹かれて本作で初めてFPSをプレイするという筆者のような初心者プレイヤーも、そろそろ立ち回りに慣れ、上手くなるため、勝つためにはどのような動き方をすれば良いのかということを考えながらプレイしていることと思います。今回は初心にかえり、本作で勝つための"基本のき"とも言えるちょっとしたコツをご紹介していきます。

まず最初に挙げるのは、基本中の基本、「常に照準を相手の頭の高さに揃えておく」こと。頭が急所として設定されているFPSで、頭を撃ち抜くヘッドショットが的確に狙えるかどうかはキルデスレート(敵1人を倒す間に自分が何回やられるかということを表すもの。数値が高いほうが上手い。略称KDR)に大きく関わってきます。戦場で出会う、明らかに上手いと感じるプレイヤーは大多数がヘッドショットを決めるのが上手く、あまりにも一瞬すぎて何が起こったのかわからない場合もあります。しかしそれは逆に言えば、ヘッドショットさえ決めることができればどんなプレイヤーも一撃で倒すことができるということでもあります。
自動でHPを回復する「ボーマ」のスキル「ナノゲルアーマー」。手足や胴体に撃ち込んでもなかなか倒れず、敵にまわすと大変厄介なこのスキル。そんなナノゲルアーマーを使用中の相手でも、ヘッドショットならスッキリ一発。また、照準をおおよその頭の高さで揃えておけば、出会い頭など急な戦闘にもそれほど大きな動作が必要なく対応できます。

照準は常に頭の高さを意識しておく

次に「苦手な地点を自覚し狙いやすい場所を陣取る」こと。気が付くといつも同じ場所で死んでいる……なんて経験をしたことのある人も多いのではないでしょうか。それが、自分の苦手な地点だという意識はしやすいかと思いますが、そこをあえて、自分にとって得意な地点でもあるという認識に変えてみるというのはどうでしょう。相手から自分が狙えるのであれば、自分から相手も狙えるはずだと強気に出てみたり、狙ってくる相手の背後をとれるルートを辿るのも良いかもしれません。

とある上手い人の視点。ミニマップで確認すると、とても狭い隙間をズーム倍率の高いスコープ越しに狙っていることがわかる

攻守が交代する「デモリッション」では、同じ戦闘中に「相手が自分を狙って来た、その相手がいた地点に立って、今度は自分が攻撃を仕掛けてみる」という即時実践も可能に。やられればやられた分だけ、プレイヤーがよく通過する場所の目星は付きやすくなり、相手から見えにくい立ち位置もその身をもって経験済みということです。武器の性能やプレイスタイルによってやや固定されてきてしまう潜伏位置を読み取り、相手の裏をかく陣取りができるようになれば、戦闘のしやすさや動き方がまたがらっと変化します。「自分の苦手は自分の得意」「自分がやられて嫌なことを積極的に相手にしかける」ことを念頭に、ばんばん試してみてはいかがでしょうか。
そしてこのデモリッション、自分の知らない射撃ポイントを発掘するのにとても良いゲームモードでもあるのです。戦闘を離脱してしまうと、強制的に味方のプレイをそのプレイヤー視点で見ることになりますが、まさか自分では思いつかない、気が付かないような場所取りをしている人の多いこと多いこと。予想外の場所からあっと驚くような狙い方をしている人のプレイはとても参考になり、決して無駄にはならない知識です。なお位置取りは、初動が肝心となるデモリッションのように素早さがものをいう場面もあるので、移動スピードの速い「セカンダリ武器」または近接武器に持ち替えての移動がおすすめ。先回りすることで落ち着いて狙い撃つことができます。

デモリッション公安9課マップでの、とある地点を攻撃側と保守側それぞれの視点で。高い位置から狙える攻撃側のほうが有利に思えるが、狙いやすさは腕次第なのでガンガン行こう

リスポーン地点を狙い撃てる位置に陣取ることができれば、相手側は戦闘を展開しづらくなる。積極的に狙おう

長距離移動はセカンダリ武器または近接武器がおすすめ

そして「ミニマップで予測する」こと。ミニマップには、味方の位置だけではなく、近くで発砲した敵の位置、そして倒された位置などが表示されます。たとえ音を聞き漏らしたり、姿を視認することができなくとも、発砲してから数秒敵の位置が表示されるということは、あらかじめ予想しての対処が可能となることです。しかしこれは敵も同様であり、自分が発砲したら付近にいる敵に位置がばれてしまいます。そんなときにおすすめなのが、武器のカスタマイズで装備することのできる「サイレンサー」。サイレンサーの中には、認知される距離を減らすことができるものがあり、それを装備することによって、かなり近づいて発砲しない限りミニマップに表示されなくなります。

ミニマップの一例。近くの通路にスキルを展開した敵が潜んでいることがわかる。このままでは背後を取られる配置なので、迅速な処理が必要だということも同時にわかる

また、たとえミニマップ上に敵の位置が表示されていなかったとしても、近くに味方の死体が転がっていたら要注意。その付近で戦闘が行われてからそれほど時間が経っていないという証拠です。味方を仕留めた敵は先へ進んだのかその場に留まっているのかわからない状況で、こちらの居場所を知らせることになるのを承知で手榴弾を投げ込むのが良いのか、気が付かれないよう静かに進むのが良いのか…。慎重かつ大胆な行動が必要です。

右手のコンテナを右に曲がったところが相手側のリスポーン地点であり、そこを狙おうとした味方が逆にやられてしまったということがわかる。このまま進むのであれば背後と右手により一層の注意が必要だ

上述した3つのポイント全てにおいて言えること、というよりは大前提でもあるのですが、回線やPCを含めできる限り良い環境でプレイすること。これが非常に大切です。良いPCを使っていても回線速度が遅ければラグが発生しますし、回線速度が速くてもPCが低性能であればこちらもまたラグが発生します。高性能なPCを使うことでラグがなくなるだけではなく、見えなかった距離の敵の姿が見えるようになる、なんてミラクルが起きることもあるのです(筆者の実体験)。本作ひいてはFPSをこれからも楽しんでいこう!と思っている人にとって、高性能なPCを使用することはマストだと思います。

コンテナの上に人影が見える。低性能なPCだと、場合によってはこの距離での視認が難しくなる可能性も

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(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会

■攻殻機動隊S.A.C. ONLINEレビュー
第1回 電脳世界へ、ダイブせよ―
第2回 あなたの得意なゲームモードは?
第3回 こだわりのカスタマイズで敵を仕留めろ
第4回 マップを覚えて生き残れ!
第5回 みんなのアイドル、タチコマ搭乗!
第6回 視覚偽装で守ってくれる…!?

■関連リンク
ネクソン
http://www.nexon.co.jp
『攻殻機動隊S.A.C. ONLINE』
http://sac.nexon.co.jp

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