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【攻殻機動隊S.A.C. ONLINEレビュー】第2回 あなたの得意なゲームモードは?

攻殻機動隊S.A.C. ONLINE』は、11月2日のオープンベータテスト開始時点で3つのゲームモードがプレイできます。今回はこの3つのモードに関してリポートします。

ゲームモードに関わらず戦闘開始時に見ることのできるダイブ画面。独特なサイバー表示が面白い。

とにかく敵のキル数を稼いで10000点先取を目指す「チームデスマッチ」

「チームデスマッチ」では、敵をキルすることによって得られるスコアを、どちらのチームが先に10000点先取できるかという最もシンプルなモード。どちらも10000点に満たず時間切れの際はスコアの高いチームが勝利となります。デス数の制限はないので死にまくっても大丈夫なモードではありますが、チームプレイという構造上、自分が死ぬ=敵チームの得点になるという意識をしっかり持つことが大切です。個人成績という点でも、あまり死にすぎるのはおすすめできません。

画面上部の数字が各チームの得点。白が自チームのもの。

実際にプレイしてみた感想としても、9900対10000というように僅差で勝敗が決するということも多く、あのとき自分が死んでいなければ……!あのときあいつを倒していれば……!という気持ちになることもしばしば。最もシンプルかつ基本となるゲームモードなだけに、実力差が顕著に現れる点も特徴です。何回もやられていくうちに、段々と敵の待ち伏せに遭遇しやすいポイントや狙撃されやすいポイントなどの予想が付いてくるので、戦闘復帰(以下リスポーン)待機中にマップを開いて自分のやられた地点と敵の位置を確認しておくとより効率的です。


どちらのチームも10000点に満たず作戦終了が近くなると課長に焦らされてしまう。

爆発物の設置で攻守の激しいせめぎ合いをする「デモリッション」

「デモリッション」では、目標物に爆発物をしかけるテロリストとなる攻撃チームと、それを防ぐ防衛チームでの戦い。攻撃チームが爆弾を爆発させるか、防衛チームがそれを防ぎ切るか、またはどちらかのチームが全滅するかで勝敗が決定されます。このデモリッションにおける一番の特徴は、チームデスマッチや後述の「コンクエスト」と違い、ルール上一度死んだらリスポーンできないこと。次の戦闘開始まで他の味方プレイヤーの視点でゲームの進行を眺めることになってしまいます…。この特性上、他のモードよりもより慎重かつ正確な行動が求められますが、例えば攻撃チームであれば、「サイトー」のスキル「ヒートセンサー」を使用することで、肉眼で見えない壁越しからでも敵の位置を把握することができ、なるべく敵のいないルートで爆弾設置に向かうなど、直接戦闘せずともチームの勝利に貢献できる戦い方もあります。

マップに2カ所用意されている、青いエフェクトがかけられたモニュメント。これを守るか、爆発させるかを競う。

モニュメントに近づき、Eキーを長押しすることで爆弾設置完了。解除の場合も同様となるが、この作業をしている最中に狙われることも多いので、周囲の状況に注意したい。

途中で攻守交代はあれど、基本的に防衛チームが有利になるのがこのデモリッションで、防衛チームでありながら破竹の勢いで爆破に成功したときに得られる達成感はなんとも言えません。

また他のゲームモードと違い、他人のプレイをじっくり見ることができるというのもこのデモリッションならではの楽しみ方の一つです。他二つではリスポーン待機中の数秒しか、自分以外のプレイヤーのプレイを見ることはできませんが、デモリッションでは上手い人のプレイをじっくり鑑賞し、立ち回り方などを学ぶことができるのです。筆者としては、上手く立ち回りすぎて自チーム最後の一人になってしまうデモリッションほど緊張するものはないと感じます。「もう味方はいない」と課長にプレッシャーをかけられますしね…


「サイトー」のスキル「ヒートセンサー」をスキルシンクした状態。目視できない敵のおおまかな位置がわかる。一度きりの命なので慎重な行動を。

拠点を奪い合う「コンクエスト」

「コンクエスト」では、マップ上に設置された複数の拠点(端末機)の占拠数を競うモードとなっています。こちらはチームデスマッチと同じく、デス数に制限はないという点で、デモリッションより少し安心してプレイできるのではないでしょうか。一定時間拠点に居続けることで占拠完了となり、次に占拠すべき拠点の場所がオペレートされます。が、1つの目標物を奪い合うというゲームの性質上、拠点周辺は凄まじい混戦になることも。そういった場合に有効だと考えられるのが、少し離れたところからでもある程度の障害物を気にせず一気に攻撃することのできる、「バトー」のスキル「アームランチャー」や、投擲武器として装備することのできる手榴弾です。たとえ敵チームが拠点を占拠すべく陣取っていたとしても、これらの武器は心強い攻撃手段となります。

画像中央に見えるのが、マップ上に複数設置されている拠点(端末機)。一定時間居続けることで占拠完了となる。

またこのゲームモードにおいてのみ、自動で敵を攻撃してくれる思考戦車「タチコマ」を呼び出す事ができるのも大きな特徴です!タチコマは攻殻機動隊のマスコット的キャラクターで、可愛らしい声で喋りながら戦闘を支援してくれるため、モチベーションのアップも狙えます。プレイヤーキャラクターよりも、防御力体力共に丈夫なタチコマは破壊するのにも一苦労ですが、ハッキングすることで、より効果的にダメージを与えることができます。

可愛らしい声で喋りながら戦闘を支援してくれるタチコマ。通常プレイヤーが登れないような高台も軽々乗り越えることができ、力強い戦力となってくれる。

体感では対人よりも攻撃の精度が甘いタチコマ。敵プレイヤーに攻撃を当てるのが苦手といった場合には、的の大きいタチコマを優先的に攻撃し破壊するという手もあります。敵タチコマを長い時間拠点周辺に放置することにメリットは一つとしてないため、出現を確認したらとりあえず倒してしまうのが良さそう。またタチコマ破壊時に得られる「インテル」は美味しいため、スキル使用のためにもぜひゲットしておこう。タチコマにも敵プレイヤーにもやられてばかり……という場合には、なんとか目的拠点まで辿り着き、そこにひたすら居続けることにより自チームのものとしてしまうやり方がおすすめです。占拠数を競い合うのですから最も貢献できる行動と言っても過言ではありません。

味方タチコマの爽やかさとは正反対の、黒と赤でおどろおどろしく彩られた敵タチコマ。一定の距離に近づきEキーを押すことでハッキング可能。ハッキングが成功すると、弱点が露呈しダメージが通りやすくなる。

上達するために活用したい「射撃テスト」

どのゲームモードもデス数を抑えキル数を増やすというのが最も基本的なポイントではありますが、自分ができること得意なことを考えて行動すれば、徐々に立ち回り方がわかってきます。とは言ってもなかなかそう上手くいかない、できないのが初心者ですよね。ドの付くFPS初心者の筆者は、まずはエイムの安定となるべく死なないことを目標にして行動しています。本作では、一人プレイ用のモードはオープンベータテスト時点では設けられていませんが、ひとまずのエイム練習におすすめなのが、「インベントリ」の装備確認画面またはショップからプレイすることのできる「射撃テスト」。チュートリアルのときにも登場した的を使って様々な銃を試し打ちすることが可能です。ここでマウス感度や加速度の設定も同時にしておくと良さそうです。次に死なないこと、これに筆者はゲームパッド、いわゆるクラシックコントローラーを使用することによりなんとか生存度を高めることに成功しています。「マウスのほうが強い」というのはFPS界隈でよく耳にする言葉ですが、なによりも自分にあった環境、プレイしやすいものを選ぶということが大切だと感じます。

好きなだけ試し撃ちができる射撃テスト。マウス感度には気を配ろう。

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(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会

■攻殻機動隊S.A.C. ONLINEレビュー
第1回 電脳世界へ、ダイブせよ―
第3回 こだわりのカスタマイズで敵を仕留めろ
第4回 マップを覚えて生き残れ!
第5回 みんなのアイドル、タチコマ搭乗!
第6回 視覚偽装で守ってくれる…!?
第7回 撃ち勝つために、楽しむために意識するべきコツ

■関連リンク
ネクソン
http://www.nexon.co.jp/
『攻殻機動隊S.A.C. ONLINE』
http://sac.nexon.co.jp

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