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ゲーム開始前から終了後まで! 『LoL』がうまくなるTIPS集【あかさんの『LoL』必勝セミナー 第6回】
こんにちは。
『League of Legends』(LoL)のブロガー兼解説者のあかさんです。
今回は、このゲームに存在する無数のTIPS、豆知識的な内容を1ゲームプレイする流れのなかでいくつか紹介していこうと思います。
もちろん、ただinQしてチャンピオンを選んで、キルしてキルされ勝って負けてをするのも楽しいゲームですが、ゲーム内外でしっかりと準備をしておくことで勝率を上げることができますし、ゲームの腕も上達できると思います。
基本的なことを多めに書きますが、なかなか全部をきちんとやれている人は少ないと思うので、どこか一部分、一行だけでも参考にしていただければなと思います。
というのも、『LoL』は2週間に1回のペースでパッチが当たり、チャンピオン、アイテム、ルーン、様々な要素が調整されていくゲームです。
なので、使い慣れているチャンピオンでも、直接そのチャンピオンがバフ/ナーフを受けていなくても、アイテムやメタの変化で強いとされるビルドが変わっている可能性があるのです。
また、パッチによる変化以外にも、例えば数カ月前から流行し出した「プレスアタック」をキーストーンにして「ルインドキングブレード」を買うミス・フォーチュンのビルドのように、いままで誰も試していなかったビルドが有効だと判明して流行し出すこともあります。
なので知っているチャンピオンだからと油断せずに、定期的に統計サイトを確認することをオススメします。
ビルドを見られる統計サイトは「opgg」のほかに、プロプレイヤーのビルドが見られる「ProBuild」や、プロと一般プレイヤーの両方が見られる「U.GG」といったサイトがあります。全部見る必要はありませんが、どれか1つお気に入りを見つけて定期的に確認するようにしましょう。
「LoL-Cla」っていうサイトにもほぼ全チャンピオンのスキルやルーン、ビルドの紹介が載ってます。
あ、私が管理しているサイトです、ハイ。
opgg
https://jp.op.gg/
Probuild
https://www.probuilds.net/
U.GG
https://u.gg/
LoLJPwiki
https://loljp-wiki.tk/wiki/
LoL-Cla
https://lol-cla.com/

ルーンはあらかじめセットしておいたほうがいいでしょう。慣れたら試合ごとに自分でセッティングもできるようになると思います。
画像下部、四角で囲った部分は対面するチャンピオンによって切り替えるので、統計サイトのままやっても意味がないです。気を付けましょう。
(ソロQの時のみ。ノーマルでは対面が誰かわからないので、ミッドなら魔法防御、トップなら物理防御を選択しておきましょう)
Wikiのページを見るとチャンピオンのバックストーリーからステータス、スキル紹介と様々な情報が載っていて、どれを見たらいいかわからないと思います。
なので、プレイヤーのレベル別に、Wikiで確認すべきポイントを紹介していきましょう。
Wikiの確認法(初級編)
始めたばかりの人や対面のチャンピオンを全く知らない人は、まず相手チャンピオンのスキルを確認しましょう。
Q、W、E、Rがそれぞれどんなスキルなのか、スキルの数値を見てもよくわからないという場合はページ下部に「スキル紹介」という項があります。ここではそれぞれのスキルの内容がわかりやすく噛み砕いて書かれているので、まずはこれを読んでイメージを掴んでください。
もし余裕があれば「考察」の項も読んでおきましょう。そのチャンピオンがどんなタイプで、どんな長所、短所を持っているかがまとめられています。
Wikiの確認法(中級編)
対面のチャンピオンがどんなチャンピオンで、どんなスキルを持っているか大体わかってきたあなた。
次に見るべきポイントはスキルのクールダウンです。
でも全部のスキルのクールダウンを覚えるのは大変ですよね。なので3点に絞って覚えましょう。
1. アルティメットスキル
各チャンピオンの切り札的スキルです。8割以上のチャンピオンはレベル6以降、このスキルの有無で戦闘力が大幅に変わります。
相手がアルティメットスキルを使ったら次に使えなくなるまで何秒か、把握していれば戦いを有利に進めることができます。
ゲーム内のTIPSで説明しますが、便利な記録方法もあるのでこれと合わせて利用しましょう。
2. CC(行動阻害)スキル
ノックアップやスネア、スタンといったCCスキルは、食らってしまうと相手から一方的にダメージを受けてしまったり、敵ジャングラーのガンクを食らいやすくなってしまったりと、非常にリスクが高いです。このクールダウンを把握しておけば、相手がスキルを外してからクールダウンがアップするまでの間、強気にレーニングを行えるようになります。
3. ブリンク(移動系)スキル
エズリアルの「E」やルブランの「W」のように、一定距離を素早く移動できるブリンクスキルは相手の攻守の要になっていることが多いです。相手がブリンクスキルを使った後はこちらのスキルを避ける手段は限られるので、自分から攻めに行くチャンスになります。
Wikiの確認法(上級編)
「大体のスキルのクールダウンは覚えちゃったよ」というあなた。
そんな意識の高いプレイヤーにオススメなのが、覚えにくいスキルの自動効果や体力の自動回復量を覚えることです。
例えば、マオカイの固有スキル「魔樹液」は一定時間ごとに通常攻撃をしたときに体力を回復するという効果ですが、マオカイがスキルを使用する、あるいはマオカイ自身に敵のスキルがヒットしたときにクールダウンが短縮されるという性能になっています。
なので、あとわずかでマオカイを倒せそうなときに慌ててスキルを使ってしまうと、逆に「魔樹液」のクールダウンが短縮され、彼を助けてしまうこともあるわけです。
こういった細かい仕様を抑えるとより対面に対して負けにくくなりますし、より『LoL』が楽しくなってくると思います。
基礎ステータスの中だと、体力の自動回復量は覚えておいてもいいスタッツです。自動回復量が高いチャンピオンに対しては、細かなハラスよりもまとまったダメージを与える方が大切ですし、逆に自動回復が低いチャンピオンには小まめなハラスが有効だったりします。
ただし、自動回復が極端に低いチャンピオンは他にサステイン系のスキルを持っている場合があるので、スキルセットと合わせて確認してからレーニングの方針を決めましょう。
いくつかのテクニックがあるので、それを参考にしつつダメージトレードをしましょう。

このようにミニオンの数に大きな差があるときにダメージトレードを仕掛けてしまうと、仮にチャンピオン同士が同じダメージを与えたとしても、ミニオンから受けるダメージ量で
負けてしまいます。
砲台ミニオンの攻撃は低レベル時だとチャンピオンの通常攻撃の半分程度のダメージを与えてくるので、自分のウェーブにだけ砲台ミニオンがいない、というような状況は非常に危険です。
逆に言えば自分だけが砲台ミニオンを処理できた、という状況はダメージトレードを仕掛ける格好のチャンスになります。
自軍ミニオンの体力が少ないときにダメージトレードを仕掛けると、相手はラストヒットを落とすか、一方的にダメージを受けるかの2択を強いることができるからです。
ただし、敵チャンピオンが範囲攻撃のスキルを持っている場合はそう単純にはいかないので注意しましょう。
相手がアルティメットスキルやサモナースペルを使用したらしっかりと時間を記録して、チャット上に残しておきましょう。これをしておくと、味方のジャングラーがガンクをするかどうかの判断材料にもなります。
まあ、味方に報告したからといって必ずジャングラーが来てくれるわけではないですが、やるのはタダですからね。自分のためにもなるのでクセをつけるようにしましょう。

相手がアルティメットスキルを使用したら「tab」キーで「スコアボード」を開いて、相手のアイコンのこの〇印をクリックすれば、チャット上に敵チャンピオンがアルティメットスキルを使用したという情報を共有できます。サモナースペルも同様に、クリックすることで使用状況をログに残すことができます。

また、チャットにタイムスタンプが付けられるオプションがあるって知ってました?
「オプション」の「インターフェース」の項にあるボックスにチェックを入れると、チャットの横にゲーム時間が表示されるようになります。
これを活用すると、例えば敵がゲーム時間10:00にアルティメットを使用したとして、その直後にタブからチャット上に「(チャンピオン名)R」とログを残しておけば、
後からチャットを確認したときに、相手のアルティメットが次にいつアップするかが簡単に計算できるわけです。
1対1でファイトを仕掛けたときに敵ジャングラーに介入されて負けてしまう……皆さんも一度はこんな経験があると思います。
これは「たまたま敵ジャングラーが近くにいた」のではなく、「ファイトしていたからジャングラーが寄ってきた」ために起きる現象なのです。
なので、味方ジャングラーが自分のレーンの近くにいる場合はある程度強気に動いても問題ないですが、遠いサイドにいる場合は敵ジャングラーの位置が確認できていない限り、リスクのある戦いは避けたほうがいいでしょう。
これはジャングラー側から見ても同じことが言えます。
キャンプをクリアしている最中は近くのレーンの状況を見て、ファイトが起こっていないかを確認しましょう。もしファイトが起こっているなら、ちょっとファームを遅らせてでも寄ってあげたほうがチームのためになります。
ガンクが刺さってレーンが有利になれば、今度自分がそのレーンの近くで敵ジャングラーと1対1で戦いになったときに、味方のレーナーが先に駆け付けてくれる確率が上がります。

こういったジャングラーとレーナーの連携を取るためにはピンを活用しましょう。「Ctrl」+左クリック押しっぱなしでピンのパレットが出せます。小まめにピンを出して味方と意思疎通を図れば、なにもしないよりも絶対勝てるようになりますし、なによりそうして味方と連携が取れた時の楽しさ、気持ちよさが『LoL』の醍醐味の1つだと思います。
たとえばドラゴンやバロンの場合、スコアボードの上部に次に復活するまでの時間が表示されていますから、両チームともその時間を目安に集団戦の準備を行うわけです。
その時重要なのが手持ちのゴールドです。
古典RPG曰く「武器は買っても、装備しなければ意味がないよ」、
『LoL』風に言い換えれば「ゴールドは持ってても、アイテムを買ってステータスを増やさないと意味ないよ」。
ゴールドをたくさん持った状態で集団戦を戦うのは、自ら負けに向かうようなものです。
具体例を見てみましょう。
ドラゴンを巡っての集団戦が起きたとします。それまでの戦いでAチームは全体で3000ゴールドの有利を作っていたとしましょう。
しかし、Aチーム5体のチャンピオンの手持ちゴールドが合計4000ゴールド、それに対しBチームの手持ちゴールドが合計500ゴールドだったとしたら?
そう、実は実際はリードしているはずのAチームが500ゴールド分負けているのと同じになってしまうんですね。
こういった事態を防ぐために、どれくらい前から準備をすればいいのでしょうか。
チャンピオンのリコールは8秒、ベースからリバーまで歩いていくのは靴なしだと約30秒、「バーサーカーグリーブ」のようなTier2靴だと約25秒かかります(もちろんチャンピオンによって前後します)。
ベースでの回復時間やリバーに着いてから視界やポジションを確保する時間などを考えると、少なくとも50秒前、余裕を持つなら1分前にはリコールを開始したいですね。
そのリスクを薄めるための行動が、視界のコントロールです。
ワードの置き方はそれだけで別記事になるほど奥が深い話なので、今回はバロンピット周りでどこにワードを置くといいか、なぜここに置くのかというのを解説していこうと思います。

バロンピット内にコントロールワードを置く機会は多いと思います。
さて、(1)〜(3)と似たような位置のワードですが、どれが正解か、皆さんわかりますか?
(1)はとてもいい位置です。
ちょっと深めにコントロールワードを置くことで、バロンピット内の敵ワードをすべて破壊することができます。これが基本の設置位置ですね。
(2)を飛ばして(3)、これも意味のあるワード位置です。(1)のようにピット内のワードをすべて消すことはできませんが、そのかわりリバーに置いてある相手のワードを発見することができます。(1)の位置だと消せない位置にあえてワードを置く作戦もあるので、そういったワード位置に対するカウンターになります。
最後に(2)。これはあまりよくない位置です。この位置だとピットの端に置かれたワードを消すことができませんし、かといって(3)のようにリバーのワードを消すのにも非効率です。
基本的には(1)、応用編として(3)の位置と覚えておきましょう。

このワードは、バロンピット裏から相手ジャングラーがスティールに入ってくるルートを潰すために置きます。ブラストコーンはスティールされるリスクが高まるので、あらかじめ壊しておくといいですが、ワードを置くことでバロンピット内からADCの通常攻撃などで破壊することができます。急いでバロンを行うときなどには便利なテクニックなので覚えておきましょう。
「イニシエーター」と呼ばれるチャンピオンたちは、集団戦を開始するのに最適なスキルを持っていますし、「ピーラー」と呼ばれるチャンピオンはダメージを出す役割を持った味方チャンピオンを敵から守ることに適しています。自分の使っているチャンピオンの特性をしっかり把握することも大切ですが、どう活かしていくかをイメージして集団戦に臨むことが大切です。
たとえば、あなたがブラウムをプレイしているとします。ブラウムは飛んでくる敵のスキルを消すことができるEの「不破の盾」が非常に強力なチャンピオンです。ただ、盾が一方向にしか出せませんし、クールダウンもそれなりに長いので、相手のどのスキルを消すべきなのか、しっかり把握しておく必要があります。
もし指針を持たないまま集団戦に入り、反射的にエズリアルのQをEで防いでしまった後、敵のオーンがアルティメット「鍛冶神の呼び声」を発動させたら? それだけで集団戦の負けが決まってしまうかもしれません。
他のシチュエーションも考えてみましょう。
詠唱を中断できるスキルが1つしかない構成なのに、敵のカタリナがアルティメットを使用する前にそのCCを使ってしまっていたら?
スキルの使い方だけではありません。自分たちがビハインドのときは相手の育っているキャリーにフォーカスしないと集団戦に勝つことは難しいですし、リードしているときは無理せず相手の前衛から倒していっても勝利することができます。ランブルが味方にいるなら、ジャングル内の狭い通路で戦った方が有利になったりと、チーム構成によって戦いやすい場所というのも変わってきます。
もちろん、すべての展開を予想できるわけはありません(プロプレイヤーでも集団戦の展開を完璧に想像できることは稀でしょう)。まずは、自分のチャンピオンの集団戦での役割やどのスキルを誰に当てるのか、相手の誰のスキルに注意するのか、このあたりを意識してプレイできるようになりましょう。
実際やってみるとイメージ通りにいかないことがほとんどだと思いますが、それで問題ありません。重要なのは考える癖をつけることなのです。
特に見直してほしいのは自分がデスしたシーンです。
どうすればデスが避けられたのか。スキル回しの順番は適切だったのか。フラッシュを使うタイミングは遅かったのか、早かったのか。ダメージトレードのTIPSで触れた部分に引っかかっていないか。
ガンクを受けてしまったなら視界は取れていたのか。最後に敵のジャングラーが視界に映ったのはいつだったのか、味方のジャングラーの位置はどうだったのか。カウンタージャングル中に敵に捕まってしまったなら、相手ジャングルに入る際に近くの味方レーンの状況はどうだったのか。
デスをしたシーンというのはどこかで必ずミスをしているので、それを振り返ることで同じミスをする確率を減らせるはずです。
もう1つ、リプレイを見る時に大切なのは、デスを避ける方法だけでなく、相手を倒し切れたんじゃないか、という可能性も考えてほしい、ということです。
『LoL』は基本的に攻めたほうが有利になるゲーム設計になっています。もちろん、攻撃ばかりが『LoL』のテクニックではないですが、デスすることを恐れてキルを狙う意識をなくしてしまってはいけません。
デスのシーンを振り返るときは、デスを回避する方法、相手を返り討ちにしてキルを取る方法、その両方について検証するようにしましょう。
ふざけてるように思うかもしれませんが、これは世界大会を3度制し、世界最高のプレイヤーと称されるSK TelecomT1(現T1)Faker選手の言葉です。
お腹が減っていたり、寝不足だったりすると、必要のないところでイライラしてしまったり、普段避けられるスキルが避けられなかったりするものです。
体調を整えて、万全の状態でゲームを遊ぶようにしましょう。
『LoL』というゲームは非常に複雑で、まだまだ覚えておくべきこと、意識しておくべきことがたくさんあります。
今回はゲームを始める前から終わった後までの流れの中で必要になる知識をまとめてみました。
これが全部完璧にできるようになれば、かなりレートも上がると思いますし、自分で次は何を意識すればいいのかがあ3理解できるようになると思います。
『League of Legends』(LoL)のブロガー兼解説者のあかさんです。
今回は、このゲームに存在する無数のTIPS、豆知識的な内容を1ゲームプレイする流れのなかでいくつか紹介していこうと思います。
もちろん、ただinQしてチャンピオンを選んで、キルしてキルされ勝って負けてをするのも楽しいゲームですが、ゲーム内外でしっかりと準備をしておくことで勝率を上げることができますし、ゲームの腕も上達できると思います。
基本的なことを多めに書きますが、なかなか全部をきちんとやれている人は少ないと思うので、どこか一部分、一行だけでも参考にしていただければなと思います。
(1)ゲームを始める前のTIPS
使う予定チャンピオンのビルドやルーンを「opgg」などの統計サイトでチェックする
これは初めて使う、またはあまり使ったことのないチャンピオンだけでなく、使い込んでいるチャンピオンでもやってほしいですね。というのも、『LoL』は2週間に1回のペースでパッチが当たり、チャンピオン、アイテム、ルーン、様々な要素が調整されていくゲームです。
なので、使い慣れているチャンピオンでも、直接そのチャンピオンがバフ/ナーフを受けていなくても、アイテムやメタの変化で強いとされるビルドが変わっている可能性があるのです。
また、パッチによる変化以外にも、例えば数カ月前から流行し出した「プレスアタック」をキーストーンにして「ルインドキングブレード」を買うミス・フォーチュンのビルドのように、いままで誰も試していなかったビルドが有効だと判明して流行し出すこともあります。
なので知っているチャンピオンだからと油断せずに、定期的に統計サイトを確認することをオススメします。
ビルドを見られる統計サイトは「opgg」のほかに、プロプレイヤーのビルドが見られる「ProBuild」や、プロと一般プレイヤーの両方が見られる「U.GG」といったサイトがあります。全部見る必要はありませんが、どれか1つお気に入りを見つけて定期的に確認するようにしましょう。
「LoL-Cla」っていうサイトにもほぼ全チャンピオンのスキルやルーン、ビルドの紹介が載ってます。
あ、私が管理しているサイトです、ハイ。
opgg
https://jp.op.gg/
Probuild
https://www.probuilds.net/
U.GG
https://u.gg/
LoLJPwiki
https://loljp-wiki.tk/wiki/
LoL-Cla
https://lol-cla.com/

ルーンはあらかじめセットしておいたほうがいいでしょう。慣れたら試合ごとに自分でセッティングもできるようになると思います。
画像下部、四角で囲った部分は対面するチャンピオンによって切り替えるので、統計サイトのままやっても意味がないです。気を付けましょう。
(ソロQの時のみ。ノーマルでは対面が誰かわからないので、ミッドなら魔法防御、トップなら物理防御を選択しておきましょう)
ピックが決まったら、対面のチャンピオンのことを調べる
さて、ピックが終わってロード画面に入りました。暇だからといってトイレに行ったりコーヒーを取りに行くのもいいですが、もしその必要がないなら「LoLJPWiki」などで自分の対面に来るチャンピオンのことを調べましょう。Wikiのページを見るとチャンピオンのバックストーリーからステータス、スキル紹介と様々な情報が載っていて、どれを見たらいいかわからないと思います。
なので、プレイヤーのレベル別に、Wikiで確認すべきポイントを紹介していきましょう。
Wikiの確認法(初級編)
始めたばかりの人や対面のチャンピオンを全く知らない人は、まず相手チャンピオンのスキルを確認しましょう。
Q、W、E、Rがそれぞれどんなスキルなのか、スキルの数値を見てもよくわからないという場合はページ下部に「スキル紹介」という項があります。ここではそれぞれのスキルの内容がわかりやすく噛み砕いて書かれているので、まずはこれを読んでイメージを掴んでください。
もし余裕があれば「考察」の項も読んでおきましょう。そのチャンピオンがどんなタイプで、どんな長所、短所を持っているかがまとめられています。
Wikiの確認法(中級編)
対面のチャンピオンがどんなチャンピオンで、どんなスキルを持っているか大体わかってきたあなた。
次に見るべきポイントはスキルのクールダウンです。
でも全部のスキルのクールダウンを覚えるのは大変ですよね。なので3点に絞って覚えましょう。
1. アルティメットスキル
各チャンピオンの切り札的スキルです。8割以上のチャンピオンはレベル6以降、このスキルの有無で戦闘力が大幅に変わります。
相手がアルティメットスキルを使ったら次に使えなくなるまで何秒か、把握していれば戦いを有利に進めることができます。
ゲーム内のTIPSで説明しますが、便利な記録方法もあるのでこれと合わせて利用しましょう。
2. CC(行動阻害)スキル
ノックアップやスネア、スタンといったCCスキルは、食らってしまうと相手から一方的にダメージを受けてしまったり、敵ジャングラーのガンクを食らいやすくなってしまったりと、非常にリスクが高いです。このクールダウンを把握しておけば、相手がスキルを外してからクールダウンがアップするまでの間、強気にレーニングを行えるようになります。
3. ブリンク(移動系)スキル
エズリアルの「E」やルブランの「W」のように、一定距離を素早く移動できるブリンクスキルは相手の攻守の要になっていることが多いです。相手がブリンクスキルを使った後はこちらのスキルを避ける手段は限られるので、自分から攻めに行くチャンスになります。
Wikiの確認法(上級編)
「大体のスキルのクールダウンは覚えちゃったよ」というあなた。
そんな意識の高いプレイヤーにオススメなのが、覚えにくいスキルの自動効果や体力の自動回復量を覚えることです。
例えば、マオカイの固有スキル「魔樹液」は一定時間ごとに通常攻撃をしたときに体力を回復するという効果ですが、マオカイがスキルを使用する、あるいはマオカイ自身に敵のスキルがヒットしたときにクールダウンが短縮されるという性能になっています。
なので、あとわずかでマオカイを倒せそうなときに慌ててスキルを使ってしまうと、逆に「魔樹液」のクールダウンが短縮され、彼を助けてしまうこともあるわけです。
こういった細かい仕様を抑えるとより対面に対して負けにくくなりますし、より『LoL』が楽しくなってくると思います。
基礎ステータスの中だと、体力の自動回復量は覚えておいてもいいスタッツです。自動回復量が高いチャンピオンに対しては、細かなハラスよりもまとまったダメージを与える方が大切ですし、逆に自動回復が低いチャンピオンには小まめなハラスが有効だったりします。
ただし、自動回復が極端に低いチャンピオンは他にサステイン系のスキルを持っている場合があるので、スキルセットと合わせて確認してからレーニングの方針を決めましょう。
(2)ゲーム中のTIPS<レーニング編>
ダメージトレードをするときに気を付けること
レーニングフェイズにおいて、ダメージトレードは非常に重要です。ですが、いつでもダメージトレードを行っていいというわけではありません。いくつかのテクニックがあるので、それを参考にしつつダメージトレードをしましょう。
テクニック1 自軍と敵軍のミニオンの数を確認する
ミニオンは自軍のチャンピオンが「通常攻撃」または「対象指定のスキル」で攻撃されると、攻撃してきたチャンピオンへとターゲットを切り替える性質を持っています。なので、そういったスキル、または通常攻撃を絡めてダメージトレード・ハラスを行うときには、お互いのミニオンの数が重要になってきます。
このようにミニオンの数に大きな差があるときにダメージトレードを仕掛けてしまうと、仮にチャンピオン同士が同じダメージを与えたとしても、ミニオンから受けるダメージ量で
負けてしまいます。
砲台ミニオンの攻撃は低レベル時だとチャンピオンの通常攻撃の半分程度のダメージを与えてくるので、自分のウェーブにだけ砲台ミニオンがいない、というような状況は非常に危険です。
逆に言えば自分だけが砲台ミニオンを処理できた、という状況はダメージトレードを仕掛ける格好のチャンスになります。
テクニック2 自軍のミニオンの体力を見る
ラストヒットを取るときに敵軍のミニオンの体力を確認しながらプレイしますよね。もちろんそれは重要なんですが、ダメージトレードという観点から見れば自軍のミニオンの体力を見ることが大切です。自軍ミニオンの体力が少ないときにダメージトレードを仕掛けると、相手はラストヒットを落とすか、一方的にダメージを受けるかの2択を強いることができるからです。
ただし、敵チャンピオンが範囲攻撃のスキルを持っている場合はそう単純にはいかないので注意しましょう。
テクニック3 スキルのクールダウンを管理する
スキルのクールダウンについては、ゲーム前の準備でも少し触れましたが、なかでもアルティメットスキルやサモナースペルの有無というのは、レーン戦の勝敗を決定づける最重要のファクターになっています。相手がアルティメットスキルやサモナースペルを使用したらしっかりと時間を記録して、チャット上に残しておきましょう。これをしておくと、味方のジャングラーがガンクをするかどうかの判断材料にもなります。
まあ、味方に報告したからといって必ずジャングラーが来てくれるわけではないですが、やるのはタダですからね。自分のためにもなるのでクセをつけるようにしましょう。

相手がアルティメットスキルを使用したら「tab」キーで「スコアボード」を開いて、相手のアイコンのこの〇印をクリックすれば、チャット上に敵チャンピオンがアルティメットスキルを使用したという情報を共有できます。サモナースペルも同様に、クリックすることで使用状況をログに残すことができます。

また、チャットにタイムスタンプが付けられるオプションがあるって知ってました?
「オプション」の「インターフェース」の項にあるボックスにチェックを入れると、チャットの横にゲーム時間が表示されるようになります。
これを活用すると、例えば敵がゲーム時間10:00にアルティメットを使用したとして、その直後にタブからチャット上に「(チャンピオン名)R」とログを残しておけば、
後からチャットを確認したときに、相手のアルティメットが次にいつアップするかが簡単に計算できるわけです。
テクニック4 ジャングラーの位置をチェックする
これはスキル1、2発や通常攻撃で軽くハラスする程度の時はそれほど気にしなくてもいいですが、長めのダメージトレードやキルを取りに行く動きを取るときに注意してほしいことです。1対1でファイトを仕掛けたときに敵ジャングラーに介入されて負けてしまう……皆さんも一度はこんな経験があると思います。
これは「たまたま敵ジャングラーが近くにいた」のではなく、「ファイトしていたからジャングラーが寄ってきた」ために起きる現象なのです。
なので、味方ジャングラーが自分のレーンの近くにいる場合はある程度強気に動いても問題ないですが、遠いサイドにいる場合は敵ジャングラーの位置が確認できていない限り、リスクのある戦いは避けたほうがいいでしょう。
これはジャングラー側から見ても同じことが言えます。
キャンプをクリアしている最中は近くのレーンの状況を見て、ファイトが起こっていないかを確認しましょう。もしファイトが起こっているなら、ちょっとファームを遅らせてでも寄ってあげたほうがチームのためになります。
ガンクが刺さってレーンが有利になれば、今度自分がそのレーンの近くで敵ジャングラーと1対1で戦いになったときに、味方のレーナーが先に駆け付けてくれる確率が上がります。

こういったジャングラーとレーナーの連携を取るためにはピンを活用しましょう。「Ctrl」+左クリック押しっぱなしでピンのパレットが出せます。小まめにピンを出して味方と意思疎通を図れば、なにもしないよりも絶対勝てるようになりますし、なによりそうして味方と連携が取れた時の楽しさ、気持ちよさが『LoL』の醍醐味の1つだと思います。
(3)ゲーム内のTIPS<集団戦編>
集団戦の準備の仕方
ゲームが進むと狙うべきオブジェクト(タワーやバロンなど)の数が減っていき、自然と5対5の集団戦が起きやすくなります。試合の結果を左右する大事な戦いに向けて、プレイヤーはどんな準備をすればいいのでしょうか。準備1 ゴールドを使い切る
自然発生的に起きてしまう集団戦はともかく、ドラゴンやバロン、ミッドレーンのタワーなど重要なオブジェクト周りで起きる集団戦というのは、ある程度起きるタイミングが予測、あるいは自分たちでコントロールできるものです。たとえばドラゴンやバロンの場合、スコアボードの上部に次に復活するまでの時間が表示されていますから、両チームともその時間を目安に集団戦の準備を行うわけです。
その時重要なのが手持ちのゴールドです。
古典RPG曰く「武器は買っても、装備しなければ意味がないよ」、
『LoL』風に言い換えれば「ゴールドは持ってても、アイテムを買ってステータスを増やさないと意味ないよ」。
ゴールドをたくさん持った状態で集団戦を戦うのは、自ら負けに向かうようなものです。
具体例を見てみましょう。
ドラゴンを巡っての集団戦が起きたとします。それまでの戦いでAチームは全体で3000ゴールドの有利を作っていたとしましょう。
しかし、Aチーム5体のチャンピオンの手持ちゴールドが合計4000ゴールド、それに対しBチームの手持ちゴールドが合計500ゴールドだったとしたら?
そう、実は実際はリードしているはずのAチームが500ゴールド分負けているのと同じになってしまうんですね。
こういった事態を防ぐために、どれくらい前から準備をすればいいのでしょうか。
チャンピオンのリコールは8秒、ベースからリバーまで歩いていくのは靴なしだと約30秒、「バーサーカーグリーブ」のようなTier2靴だと約25秒かかります(もちろんチャンピオンによって前後します)。
ベースでの回復時間やリバーに着いてから視界やポジションを確保する時間などを考えると、少なくとも50秒前、余裕を持つなら1分前にはリコールを開始したいですね。
準備2 視界のコントロールを得る
バロンナッシャーやエルダードラゴンなどのエピックモンスターは倒せれば有利になるものの、戦っている最中に敵チームに横槍を入れられると非常に危険と、ハイリスクハイリターンなオブジェクトになっています。そのリスクを薄めるための行動が、視界のコントロールです。
ワードの置き方はそれだけで別記事になるほど奥が深い話なので、今回はバロンピット周りでどこにワードを置くといいか、なぜここに置くのかというのを解説していこうと思います。

バロンピット内にコントロールワードを置く機会は多いと思います。
さて、(1)〜(3)と似たような位置のワードですが、どれが正解か、皆さんわかりますか?
(1)はとてもいい位置です。
ちょっと深めにコントロールワードを置くことで、バロンピット内の敵ワードをすべて破壊することができます。これが基本の設置位置ですね。
(2)を飛ばして(3)、これも意味のあるワード位置です。(1)のようにピット内のワードをすべて消すことはできませんが、そのかわりリバーに置いてある相手のワードを発見することができます。(1)の位置だと消せない位置にあえてワードを置く作戦もあるので、そういったワード位置に対するカウンターになります。
最後に(2)。これはあまりよくない位置です。この位置だとピットの端に置かれたワードを消すことができませんし、かといって(3)のようにリバーのワードを消すのにも非効率です。
基本的には(1)、応用編として(3)の位置と覚えておきましょう。

このワードは、バロンピット裏から相手ジャングラーがスティールに入ってくるルートを潰すために置きます。ブラストコーンはスティールされるリスクが高まるので、あらかじめ壊しておくといいですが、ワードを置くことでバロンピット内からADCの通常攻撃などで破壊することができます。急いでバロンを行うときなどには便利なテクニックなので覚えておきましょう。
準備3 集団戦のイメージを持っておく
チャンピオンにはロール以外に様々な役割があります。「イニシエーター」と呼ばれるチャンピオンたちは、集団戦を開始するのに最適なスキルを持っていますし、「ピーラー」と呼ばれるチャンピオンはダメージを出す役割を持った味方チャンピオンを敵から守ることに適しています。自分の使っているチャンピオンの特性をしっかり把握することも大切ですが、どう活かしていくかをイメージして集団戦に臨むことが大切です。
たとえば、あなたがブラウムをプレイしているとします。ブラウムは飛んでくる敵のスキルを消すことができるEの「不破の盾」が非常に強力なチャンピオンです。ただ、盾が一方向にしか出せませんし、クールダウンもそれなりに長いので、相手のどのスキルを消すべきなのか、しっかり把握しておく必要があります。
もし指針を持たないまま集団戦に入り、反射的にエズリアルのQをEで防いでしまった後、敵のオーンがアルティメット「鍛冶神の呼び声」を発動させたら? それだけで集団戦の負けが決まってしまうかもしれません。
他のシチュエーションも考えてみましょう。
詠唱を中断できるスキルが1つしかない構成なのに、敵のカタリナがアルティメットを使用する前にそのCCを使ってしまっていたら?
スキルの使い方だけではありません。自分たちがビハインドのときは相手の育っているキャリーにフォーカスしないと集団戦に勝つことは難しいですし、リードしているときは無理せず相手の前衛から倒していっても勝利することができます。ランブルが味方にいるなら、ジャングル内の狭い通路で戦った方が有利になったりと、チーム構成によって戦いやすい場所というのも変わってきます。
もちろん、すべての展開を予想できるわけはありません(プロプレイヤーでも集団戦の展開を完璧に想像できることは稀でしょう)。まずは、自分のチャンピオンの集団戦での役割やどのスキルを誰に当てるのか、相手の誰のスキルに注意するのか、このあたりを意識してプレイできるようになりましょう。
実際やってみるとイメージ通りにいかないことがほとんどだと思いますが、それで問題ありません。重要なのは考える癖をつけることなのです。
(4)ゲーム後のTIPS
自分がデスしたシーンのリプレイを見返す
ある程度チャンピオンの操作やゲームに慣れているなら、ゲーム後にリプレイを見直すとより上達が早くなります。特に見直してほしいのは自分がデスしたシーンです。
どうすればデスが避けられたのか。スキル回しの順番は適切だったのか。フラッシュを使うタイミングは遅かったのか、早かったのか。ダメージトレードのTIPSで触れた部分に引っかかっていないか。
ガンクを受けてしまったなら視界は取れていたのか。最後に敵のジャングラーが視界に映ったのはいつだったのか、味方のジャングラーの位置はどうだったのか。カウンタージャングル中に敵に捕まってしまったなら、相手ジャングルに入る際に近くの味方レーンの状況はどうだったのか。
デスをしたシーンというのはどこかで必ずミスをしているので、それを振り返ることで同じミスをする確率を減らせるはずです。
もう1つ、リプレイを見る時に大切なのは、デスを避ける方法だけでなく、相手を倒し切れたんじゃないか、という可能性も考えてほしい、ということです。
『LoL』は基本的に攻めたほうが有利になるゲーム設計になっています。もちろん、攻撃ばかりが『LoL』のテクニックではないですが、デスすることを恐れてキルを狙う意識をなくしてしまってはいけません。
デスのシーンを振り返るときは、デスを回避する方法、相手を返り討ちにしてキルを取る方法、その両方について検証するようにしましょう。
ご飯を食べてよく眠る!
これが、最後のTIPSです。ふざけてるように思うかもしれませんが、これは世界大会を3度制し、世界最高のプレイヤーと称されるSK TelecomT1(現T1)Faker選手の言葉です。
お腹が減っていたり、寝不足だったりすると、必要のないところでイライラしてしまったり、普段避けられるスキルが避けられなかったりするものです。
体調を整えて、万全の状態でゲームを遊ぶようにしましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。『LoL』というゲームは非常に複雑で、まだまだ覚えておくべきこと、意識しておくべきことがたくさんあります。
今回はゲームを始める前から終わった後までの流れの中で必要になる知識をまとめてみました。
これが全部完璧にできるようになれば、かなりレートも上がると思いますし、自分で次は何を意識すればいいのかがあ3理解できるようになると思います。
【連載】あかさんの『リーグ・オブ・レジェンド』必勝セミナー
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