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【あかさんの『LoL』必勝セミナー 第1回】Midアサシン対策 〜ワーディングや立ち回りでアサシンを抑え込もう〜

ALIENWARE ZONEの読者の皆様、初めまして。

リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)』(以下、『LoL』)の大学生リーグやコミュニティ大会、韓国LCKの2部リーグである「ChallengersKorea」の公式日本語放送などで解説者をやっています、あかさんと申します。今回ご縁があり、ALIENWARE ZONEにて『LoL』の攻略記事を書かせていただくことになりました。

『LoL』を始めたばかり、あるいはブロンズやシルバーといったランクでプレイされている方向けに書いたつもりですが、それ以外の方も1つでもタメになった、知らなかった、という情報をお届けできればな、と思います。よろしくお願いします。

さて、今回は1人でゲームを「破壊」できてしまう可能性のある危険なチャンピオンたち、「アサシン」をテーマにしてみようと思います。


『LoL』の「アサシン」ってどんなチャンピオン?

「アサシン」とは暗殺者のこと。様々なゲームにモチーフとして採用されている存在ですが、『LoL』の中では「短い時間に多くのダメージを出して相手を一瞬で倒してしまう」チャンピオンたちのことを指します。


アサシンで代表的なチャンピオンといえば、ゼドやルブランなどですね。主にミッドレーンやジャングルでピックされます。

初心者の方は特にこれらのチャンピオンと相対する時に、わけのわからないうちに倒されて画面が灰色になる、という経験をしているのじゃないかと思います。このゲームで最も理不尽に感じる要素の1つですが、アサシンの特長やプレイパターンを学ぶことで、そういった悲しい出来事を減らすことができるのです。

「アサシン」の弱点

多くのアサシンの弱点は以下の通りです。あくまで一般的な話で、もちろん例外もあります。
あと、今回はミッドレーンを前提に記事にしました。ジャングルやトップの場合はいまいち当てはまらないこともあります。ご了承ください。

(1)レベル6まではキルされる心配があまりない

アサシンチャンピオンは、レベル6から覚えられるアルティメットスキルで、大きなダメージを出せるチャンピオンが多いです。

逆に言うと、レベル6でアルティメットスキルを覚えるまでは敵チャンピオンを1人で倒し切るのが難しく、一般的なメイジチャンピオンならレーンでの有利が取れると思います。積極的にハラス(通常攻撃やスキルを敵チャンピオンに当てて体力を削ること)をして、レベル6よりも前に相手の体力を減らし、リコールさせることができれば、経験値の差をつくることも可能でしょう。

うまくアサシンの体力と経験値をコントロールして、「レベル6になったタイミングでアサシン側から先に仕掛けられる」という最悪のシナリオを避けるよう立ち回りましょう。

ここでポイントとなるのは、スキルでハラスする際、あまりミニオンには当てず、敵アサシンだけに当てるようにすることです。敵ミニオンにあまりスキルを当ててしまうとウェーブ(ミニオンのグループ。また、敵味方のミニオンがぶつかる場所のこと)がプッシュ(ミニオンウェーブを相手のタワー方向に押し込むこと)され、敵アサシンは自分のタワー付近でCS(ミニオンやジャングルのモンスターに止めを刺した数のこと)を取ることができるようになってしまいます。

(2)でも触れますが、アサシンチャンピオンは全体的にスキルの射程が短いため、ウェーブの位置をあえて押し込まないことで、ガンク(主にジャングラーなどがレーンに奇襲を仕掛けて、相手のチャンピオンのキルを狙うこと)のプレッシャーを生み出すことができます。

レベル6以降は(3)で解説しますが、ウェーブをあまり引いてしまうとアサシンにローム(自分の担当しているレーンを離れて別のレーンへと移動し、キルなどを狙うこと)のチャンスを与えてしまいます。

ざっくりいうと、レベル5まではあまりプッシュしない、レベル6以降はプッシュする、といったウェーブコントロールが基本となります。

まあ、このゲーム特有の状況次第というやつなので参考程度ですが。

(2)スキルの射程が全体的に短め。そのかわりダメージが高い

アサシンチャンピオンは長射程のブリンクスキル(自チャンピオンが移動するスキル全般のこと)を持っていることはあるものの、ダメージを出そうとすると敵チャンピオンにかなり近づかないといけない、という性能になっています。

近づくということは反撃のチャンスでもあるので、アサシンがダメージを出しに近づいてきたところにCC(相手の行動を制限する状態異常のこと)を入れて、相手の動きを封じることが対策となります。

アサシンに対処する前に味方がCCを使い切ってしまうと、アサシンの思うつぼです。カタリナのR-デスロータスなんかが典型的ですね。

カタリナのアルティメットスキル・デスロータスは2.5秒間詠唱しつづけ、その間ダメージを出し続けます。スタンやノックアップなど、詠唱を中断させられるスキルを残しておきましょう

レーニングにおいてもこの射程の短さは弱点です。アサシンがブリンクを絡めたコンボでハラスをしてきた場合は、ひるまずにしっかりとダメージを返すようにしましょう。

あなたのチャンピオンが一般的なメイジなら、通常攻撃やスキルの射程がアサシンよりも長いので、ダメージを与える回数はメイジのほうが多いはずです。

(3)ロームは得意だが、ウェーブクリアは苦手

自分のレーンを離れて他レーンをガンクし、キルを取ってどんどんとスノーボール(育ったチャンピオンが得たゴールドやレベル差を活かして次々とキルを生み出し、さらに育っていくこと)していくのがアサシンの恐ろしいところですね。

ただし、ロームは成功すれば多くのゴールドや、場合によってはタワーやドラゴンといったオブジェクトを獲得することができますが、失敗すれば時間を浪費するだけに終わり、レーンにいれば獲得できたはずのミニオンによる経験値やゴールドをただ失うだけになってしまいます。

そのため、アサシンと対面しているチャンピオンはワーディングをしてロームを封じたり、ウェーブを押し付けてロームしたときにアサシン側にリスクを負わせる動きが重要になってきます。アサシンはウェーブクリアが苦手なことが多いので、相手から自由な時間を奪うことができます。

ここで、ローム対策に代表的なワード(設置点付近の視界を確保できるアイテム)を3つ紹介してみましょう。

●リバーのミニブッシュ

ここはジャングラーによるガンク警戒やカウンタージャングル対策にも使えます。リフトスカトルの取り合いにも対応できるため、3つの中で一番無難かつジャングラーに優しいワードと言えるでしょう。

●ミッドタワー手前の通路

この通路はリバーよりも安全なので、ここを通ってロームを行うプレイヤーも多いです。タロンのような壁抜けが得意なチャンピオンが、リバーを通らないルートでガンクする場合もチェックすることができます。また、ロームの戻り際や青バフ(プラスのステータス変化)の受け渡し後もここをよく通るので、そこを狙ってハラスやキャッチをすることもできます。

●Midのレーンワード

このワードの強みは前の2つと違って、これ1本でトップ、ボット、どちらのサイドに対してのロームもチェックできるという点です。あまり奥に刺し過ぎるとタワーのビジョン効果で可視化されてしまうので注意しましょう。

「アサシン」対策のポイント3つ

というわけで、アサシン対策のポイントをまとめてみます。

  • アサシン側がこちらを倒せるようになるまでは、あまりプッシュしすぎないようにしつつレーンでハラスをする
  • ファイト中は、アサシンが仕掛けてくるまでに最低1つはCCを温存しておく
  • レベル6以降はロームをさせないようにプッシュをしたり、ワーディングをしたりして対策する

他に、ビルド面でアサシンに対抗することもできます。

代表的なアイテムは対ADアサシン用の「シーカーアームガード」と、対APアサシン用の「ヘクスドリンカー」です。
これらのアイテムは1000ゴールド強で購入でき、かつ相手からのプレッシャーを軽減することができます。

ここで間違ってしまうプレイヤーが多いのですが、前提アイテムを買ったとはいえ、それを「ゾーニャの砂時計」や「マルモティウスの胃袋」へとすぐに進化させるのはあまり良くないのです。ゾーニャやマルモティウスは守備的なアイテムなので、これらに直行してしまうと使ったゴールドに対してダメージが低く、アサシン側にプレッシャーを与えることができなくなってしまうのです。

なので、例えばメイジなら「シーカーアームガード」を買って、そのあとに「ルーデンエコー」を先に完成させ、その後「ゾーニャの砂時計」を目指すといったビルドパスにすることをオススメします。

代表的な「アサシン」チャンピオンと対策メモ

ここからは、最近ピック率の高いアサシン3チャンピオンを取り上げて、強いところ、注意すべきところを上げていこうと思います。

チャンピオンごとに「当たってはいけないスキル」があるので、それのランクごとのクールダウンも併記しました。一度そのスキルを相手が使用したら、次のアップまでの時間は特に強気にハラスしにいきましょう。

タロン:将軍の懐刀

要注意スキル:W-飛燕手裏剣(クールダウン・全ランク9秒)


タロンはE-暗殺者の跳躍によってほぼクールダウンなしに次々と地形を乗り越えて移動することができる、非常にロームが強力なチャンピオンです。一方で、スキルの1つが移動専用なので、スキルのトータルダメージという意味ではやや低くなっています。

それを補ってくれるのが固有能力パッシブの「血塗られし慈悲」。
スキルが当たるたびに相手にスタック(複数回の攻撃やアイテムの使用回数を重ねること)を与え、3スタック溜まった状態で通常攻撃を与えると、スタックを消費して大ダメージを与えるという効果です。

W-飛燕手裏剣が往復でヒットしたあとにQ-ノクサスの刃で飛びつかれると、電撃と「血塗られし慈悲」が同時に発動するのでかなりのダメージになります。レベル2でこのコンボを喰らってしまうと、体力が半分くらい消し飛ぶので要注意。

タロンはCSを取るのに便利なスキルはW-飛燕手裏剣だけで、しかもこのスキルはミニオンに当たっても威力が減衰しないため、タロンとしてはCSを取りながら一緒に敵チャンピオンを巻き込むようにWを使用してくることが多いです。

相手のタロンがWを撃ちたそうな位置に自分の位置を被らせないようにすることで、相手はハラスを選ぶかウェーブクリアを選ぶかの二者択一を迫られることになります。

アルティメットのR-シャドウアサルトで発射される手裏剣は、各チャンピオンごとに往復でそれぞれ1ヒットしかしないので、1回当たってしまったら出現している手裏剣に触ってしまっても問題ないということは覚えておきましょう。

タロンのW-飛燕手裏剣の射程は650。自分の使っているチャンピオンの射程と比べて確認するのもわかりやすい方法です。例えばオリアナのQ-オーダー攻撃は射程が815なのでこれより少し短いんだな、といった感じ

フィズ:波間のトリックスター

要注意スキル:R-フィッシング(クールダウン・100/85/70秒)


フィズは2種類のブリンクスキルで相手を幻惑する、まさにトリックスターといった感じのチャンピオンです。

Q-ウニトゲストライクは対象指定のブリンクスキル、E-プレイ/トリックスターは方向指定のブリンクスキルということで、使い勝手としてはEのほうが便利です。

しかし、Qは逃げには使いづらく、逆にEは使用時に対象指定不可状態になることもあって逃げに使いやすいスキルとなっています。

特にEの対象指定不可は強力なので、フィズにブリンクインされたときはQとEどちらのスキルを先に使ったのか、というのをきちんと見ておきましょう。フィズがEを残しているときにスキルで反撃しようとすると、対象指定不可を利用してよけられてしまいます。

Eは一定時間経過か、再使用するとフィズの周囲にダメージとスローを与えるスキルですが、再使用した場合には効果範囲が減少し、スローも与えなくなるという弱点があります。

自分の目の前でフィズがEを使用し地面に槍を突き立てた状態になったら、距離を離すことで、スキルを避けられたり被害を軽減できたりする可能性があります。

そして、R-フィッシングはアサシンのスキルとは思えない射程を誇ります。
飛距離に応じてダメージも増加するため、絶対に食らわないようにしましょう。弾速はそれほど速くないので、意識していれば避けることは十分可能だと思いますが、見た目よりも当たり判定が大きい点には注意しましょう。

また、Qで一気に距離をつめて、終わり際にRを撃つというプレイパターンもあります。これをやられると魚の出どころが見づらくやや避けにくくなります。

フィズのアルティメット、R-フィッシングの射程。スキルレベル1の状態では、最短距離でヒットしたときと最大距離でヒットした場合で2倍以上のダメージ差があります

アーリ:九尾の狐

要注意スキル:E-チャーム(クールダウン・全ランク12秒)


アーリはメイジとアサシンの中間的なポジションに位置するチャンピオンですが、パッチ8.16現在、かなり評価が高いこともあって取り上げることにしました。

アーリのアサシンとしての性能を支えているのはE-チャーム。このスキルを受けると、ゆっくりとアーリに向かって強制移動させられる状態になり、さらにアーリから受けるスキルダメージが一定割合上昇するというデバフ(マイナスのステータス変化)を受けてしまいます。

アーリは非常にバランスのいいスキルセットを持っているものの、Eが当たらなければダメージが足りないというチャンピオンなので、アーリを使う上でも対面する上でも、このスキルにすべてがかかっているといっても過言ではないでしょう。

Eはミニオンを貫通しないのでミニオンウェーブの後ろに隠れることで、レベル6まではプレッシャーを軽減することができます。

ただ、レベル6以降はR-スピリットラッシュでアーリがウェーブの後ろに回り込んでEを撃ってくる可能性があります。
Eは見てから避けるのはやや難しい弾速なので、Rを見てからミニオンの影になる位置に動いたり、サイドステップしたりしましょう。

Eは前にフラッシュすることでも交わせるので、相手のRの残り回数がない時は、思い切って前フラッシュして踏みこんでキルを狙いにいくのもひとつの手です。

Q-幻惑のオーブは往復でヒットするスキル。先に紹介したタロンのWと違い、最大射程まで飛んでからすぐに戻ってくるため、2ヒットもしやすいです。また、ミニオンにヒットしても減衰しないため、Eを警戒してウェーブの後ろに隠れている相手チャンピオンを狙いやすいスキルとなっています。こちらはEよりも弾速が遅く、弾も見やすいので歩いて避けるようにしましょう。

Qの射程は880。先端で当たってしまうと自動で2ヒットするので大ダメージを受けてしまいます。ちなみに復路は確定ダメージなので魔法防御で軽減できません

また、Qの自動効果パッシブのスタックが溜まっているときは、アーリの持ったオーブの色が変化します。チャンピオンをクリックすることでも確認できます。この状態でQをヒットさせるとアーリの体力が回復するため、自分から仕掛けるときは確認しましょう

おわりに

いかがだったでしょうか。

何もわかっていないと理不尽に感じるアサシンの火力ですが、チャンピオンごとに食らってはいけないスキルや強くなるタイミングが異なります。
対面チャンピオンの性能はこの記事やwikiを確認するなどして、試合ごとにクールダウンを確認しておきましょう。

そしてほとんど全てのアサシンに共通して言えるのが、CCに弱いということ。
集団戦では、いつアサシンが入ってきてもいい心とスキルの準備をしておきましょう。

アサシンはキルを取ってお金とレベルで先行していかないと、どんどんゲーム後半に向けて影響力を失っていくという性質も持っているので、諦めずにキルの交換をしながらゲーム時間を引き延ばす、というのもアサシン対策として効果的です。

逆にアサシンを使う場合は、キルを取るだけでなく、相手にキルを渡さないところまで考えてプレイするのが大切です。パッチ8.16現在、シャットダウンゴールドが非常に高いので、キルを多く持ったアサシンが死んでしまうと相手チームとの差が大きく詰まることになるのです。

電撃がナーフ(キャラクターなどが弱体化調整を受けること)された8.16以降でも、アサシンを使ったり、対面したりする機会はあると思います。その時にこの記事が助けになれば幸いです。

付録:『リーグ・オブ・レジェンド』で使われる主な専門用語

初回ということで『LoL』でよく使われる専門用語もまとめてみました。参考にしてください。

ハラス
レーニング中に通常攻撃やスキルを敵チャンピオンに当てて体力を削ること。直接キルを狙うためというよりは、体力を削ることで相手をリコールさせたり、ガンクの成功率を上げるために行う。

ガンク
主にジャングラーなどがレーンに奇襲を仕掛けて、相手のチャンピオンのキルを狙うこと。

ウェーブ
ミニオンのグループのこと。1ウェーブは6〜7体のミニオンで形成されている。また、敵味方のミニオンがぶつかる場所のこともウェーブと呼ぶ。文中ではこちらの意味。

プッシュ
ミニオンウェーブを相手のタワー方向に押し込むこと。

ブリンクスキル
使用すると自チャンピオンが移動するスキル全般のこと。正確には瞬間移動するブリンクスキルと単に移動するダッシュスキルの2種類があるが、大体まとめてブリンクスキルと呼ばれる。

CC
CrowdControl、クラウドコントロールの略。スローやスネア、スタンなど相手の行動を制限する状態異常のことを指す。本文中ではスタン、ノックアップなどの詠唱が中断されるようなCCのことを指している。

ローム
自分の担当しているレーンを離れて別のレーンへと移動し、キルなどを狙うこと。

スノーボール
育ったチャンピオンが得たゴールドやレベル差を活かして次々とキルを生み出し、さらに育っていくこと。雪山を転がっている雪玉のイメージ。

ワード/ワーディング
ワードトーテムなどを使うことで設置できる、設置点付近の視界を確保できるアイテムのこと。ワードを置くことをワーディングという。

CS
CreepScore(クリープスコア)の略。ミニオンやジャングルのモンスターに止めを刺した数のこと。

スタック
積み重なっている様子のこと。『LoL』では複数回使えるアイテムの使用回数のことを指したり、本文中のように何回かヒットしたときに追加効果が発揮するようなスキルについて使ったりする。他にも地形の間に挟まった時や同じのバフが連続で適用された時にも使われるので、意味が広い。

バフ/デバフ
ステータス変化の総称。良い効果を「バフ」、悪い効果を「デバフ」という。例えば攻撃力が上がるものはバフ、防御力が下がるものはデバフと呼ばれる。

ナーフ
ネットゲーム全般で、キャラクターなどが弱体化調整を受けたときに使われる言葉。逆に強くなった場合はバフ、バフされた、などと言われる。


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