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【これから始めるPCゲーム】「Steam」の基本的な使い方 アカウント作成から支払いまでご紹介!〈2022年秋〉
目次

日本ではコンシューマゲーム機が発展し、さらにスマートフォンアプリも充実しているので、パソコンでゲームをする人は一部の人間に限られてしまっています。
ただ、世界レベルでみるとPCゲームはコンシューマゲームと肩を並べる、もしくはそれ以上の人気を誇っています。eスポーツもPCゲームを扱ったものが多いので、興味があるならPCゲームに触れておいて損はないでしょう。VRゲームも「HTC Vive」や「Oculus Rift」はPCで使用します。
とはいっても、PCゲームはハードルが高いと思っている人も多いでしょう。そこで今回は、PCゲームを始める第一歩として「Steam」を紹介したいと思います。
「Steam」はPCゲームを購入・管理できる超有名ショップみたいなもの
Steamとは、アメリカのValve社が運営するPCゲームのプラットフォームです。PlayStation StoreやGoogle Playストア、App Storeと同じように、様々なPCゲームを購入してダウンロードできるものだと思えば分かりやすいですね。カプコン、SNK、スクウェア・エニックスといったメジャーなゲームメーカーもSteamでゲームを販売していますし、“無名だけどやってみると面白い”インディーゲームも多数あります。インディーゲーム選びは宝探しみたいで面白いですよ。
Steamを遊ぶべき6つの利点
さらに、Steamは購入するだけに留まりません。PCゲームを遊ぶ上で役に立つ利点・メリットがたくさんあるのです。ひとつひとつご紹介しましょう。
- クレジットカードやウォレット機能など様々な支払い方法が選べる
- 購入したゲームを一括して管理できる
- ゲームのアップデートを知らせてくれる
- 1つのSteamアカウントで複数のPCで遊べる
- ゲームの追加パックを簡単にインストールできる
- 通常の価格より安価に購入できる場合がある
クレジットカードやウォレット機能など様々な支払い方法が選べる
Steamには、クレジットカード決済はもちろん、お金をあらかじめチャージして使う「Steamウォレット」と呼ばれる電子マネー機能などもあります。Steamウォレットには銀行振込やコンビニエンスストア、Pay-easyなどからチャージが可能です。クレジットカードを持っていない学生さんでもゲームが購入できるのは嬉しいですね。
購入したゲームを一括して管理できる
Steamで購入したゲームは、Steamのプラットフォームで一括して管理してくれます。Steamのアカウントさえ覚えておけば、ゲームごとにシリアル番号などの管理が不要です。一度購入したゲームは、アカウントを削除しない限りいつまでもユーザーは遊べます。友達にゲームを貸してなくなってしまうようなことは起きない一方で、気軽に貸し借りをすることはできません。ただし、家族であれば「ファミリーシェアリング」というかたちで、一時的にプレイ権利を譲ることはできます。なお、この場合は許可されたプレイヤーはひとりだけで、たとえばオンラインで家族同士でプレイするといった場合には、別々のアカウントとゲームの購入が必要です。
■関連記事:Steamゲームを親子で安全&お得にシェアできる「ファミリーシェアリング」のやり方
https://alienwarezone.jp/post/3690
ゲームのアップデートを知らせてくれる
Steamで複数のゲームを購入した場合に、すべてのアップデートを知らせてくれるのもSteamの強みです。ゲームにもよりますが、原則として最新バージョンにアップデートしなければ起動できないため、常に最新のゲームをプレイできます。バックグラウンドで自動的にアップデートさせたり、他のゲームプレイ中はアップデートを休止するといった機能も持っています。
1つのSteamアカウントで複数のPCで遊べる
さらに、自宅のデスクトップとモバイル用のノートPCなど、複数のPCに1つのアカウントでゲームをインストールして、どこでも遊ぶことができます。ただし、2つ以上のPCで同じアカウントで同時にログインできると1本のゲームを購入するだけで友達とシェアできてしまうので、それは不可能です。■関連記事:「Steam」をもっと便利に使いこなそう! 意外と知られていない裏技7連発【Steam使いこなしテク 第1弾】→(4)2台以上のPCでSteamゲームをプレイする
https://alienwarezone.jp/post/2330
ゲームの追加パックを簡単にインストールできる
ゲームによっては、キャラクターの追加やアイテム、新しいストーリーやモードの追加といったダウンロードコンテンツ(DLC)が販売されていますが、これらの追加もSteamなら簡単です。発売日にいちいち販売店に行って購入したり、追加コンテンツを内蔵HDDにインストールするといった手間もなく、PC1台とインターネット環境さえあれば、いつでも新しいコンテンツをすぐに楽しめます。通常の価格より安価に購入できる場合がある
Steamでは、季節ごとに大型のセールが行われており、95%引きといった大幅な値引きが行われることがあります。大きく分けてスプリング〜ウィンターのセールや、特別なイベントのセール、メーカーごとのセールなど多種多様です。遊んでみたいけど価格が……と悩んだ時には、「ウィッシュリスト」に登録しておくと、安くなった時に通知してくれて便利です。ほかにもチャットや掲示板など、他のユーザーとの交流ができるのも特徴です。お得にゲームを楽しむためにもSteamはぜひ入れておきたいですね。
Steamで遊べる代表的なeスポーツPCゲーム
Steamで遊べるeスポーツタイトルの中から、代表的なものをピックアップしてみました。別のPCゲームプラットフォームでも購入できるものもありますが、Steamだけで管理できるとアカウント管理なども楽になります。「無料」と書かれているのは、基本プレイ無料版が用意されているタイトル。アカウントを作成するだけで、すぐに遊ぶことができます。●対戦格闘ゲーム
●シューティング(FPS/TPS)
- カウンターストライク: グローバル オフェンシブ(無料)
- レインボーシックス シージ
- PUBG: BATTLEGROUNDS(2022年1月より無料)
- エーペックスレジェンズ(無料)
●パズルゲーム
●MOBA
- Dota 2(無料)
●デジタルカードゲーム
- シャドウバース(無料)
●スポーツゲーム
●レースゲーム
Steamが動作するPCのスペックは?
Steamクライアント自体の動作環境は、それほどハイスペックでなくても問題ありません。むしろ、各ゲームタイトルごとの動作環境が重要になります。PCゲームはコンシューマーゲームと異なり、画質をある程度抑えてパフォーマンスを上げるなどの調整が可能です。どれを買ったらいいかわからない時は、Steamが公開しているユーザー調査のデータが参考になります。ここをチェックした上で、自分が遊びたいゲームの動作環境をクリアしているPCを選ぶといいと思います。
2022年12月時点の「最も人気なPCスペック」の調査結果はこちらです(%は利用割合)。
OS:Windows 10 64ビット(65%)
メモリー:16GB(52%)
CPUクロック周波数(インテル製):2.3〜2.69GHz(20%)
CPUコア数:6コア(32%)
ビデオカード:NVIDIA GeForce GTX 1650(6%)
ビデオメモリー(VRAM):8GB(24%)
メインモニター:1920×1080(67%)
ストレージ:1TB以上(52%)
https://store.steampowered.com/hwsurvey/Steam-Hardware-Software-Survey-Welcome-to-Steam?l=japanese
もちろん、これは利用率が最も高いものを並べただけで、今となってはかなり低スペックです。たとえばGPUはGTX/RTXを問わずxx50シリーズ、xx60シリーズなどのミドルレンジが上位を占めている一方、OSはWindows 11が約3割にまで増加しています。
CPUやGPUが高スペックなゲーミングPCであれば、たとえPCの性能が数年先に向上したとしても、余裕をもってリッチなグラフィックとパフォーマンスでPCゲームを楽しむことができるでしょう。
Steamをインストールしてみよう
では、さっそくSteamをインストールしていきましょう。Steamを始めるにあたり、まずは「Steamクライアント」をインストールします。Setupのアプリケーションがダウンロードされたら、クリックして展開し、セットアップウィザードに従ってセットアップしていきます。
Steamのサイトから「STEAMをインストール」をクリックし、セットアップファイルをダウンロードして起動します
Setupのアプリケーションをクリックし、セットアップウィザードを起動します
言語を選択します
インストール先を選択し、インストールします
インストールが完了したら、「完了」をクリック
インストールされると、Steamアカウントの入力を求めてきます。初めて遊ぶ人は当然アカウントを持っていないので、「新しいアカウントを作成する」を選んでアカウントを作りましょう。
Steamアカウントを作成しよう
Steamアカウントでは、Steamでのゲームの購入情報を記録しており、万が一PCになにかあった場合などに、アカウントさえあれば再度インストールしたり、別のPCにゲームをインストールし直したりすることができます。また、ゲームによってはSteamのサーバー上にプレイデータのバックアップを置いておくことも可能です。そのほかにも、ユーザー同士でつながるコミュニティ機能や、ゲームの評価コメントを書く際の名前としても使われます。
Steamを起動。初めて遊ぶ人は、「新しいアカウントの作成…」をクリック
メールアドレスと居住地域を指定して、利用規約などを読んでおきましょう
「続行」ボタンを押すと、Steamアカウントの認証画面が表示され、登録したメールアドレスにメールが届きます。そのメールのURLにアクセスすることで登録が完了します
希望するSteamアカウントを入力すると、登録したメールアドレスに認証メールが送られますので、確認し認証します。無事起動したらSteamアカウント名とパスワードを設定します。アカウント名はゲームの評価をつける際に名前として表示されるものです。何かあった時のためにアカウントの保護について表示されるので、それも登録しておきましょう。
アカウント名はすでに使われていると登録できないので、数字をつけたりして工夫をしましょう。パスワードは8文字以上です。
「サインアップを完了」を押すとアカウント登録は完了です。「続行」を押してSteamに戻り、正常に完了したか確認します
Steamアプリに戻り、ログインしてみましょう
ログインが完了しました。「ストア」に移動するとPCゲームの購入が、「ライブラリ」では購入済みのゲームの閲覧や起動、「コミュニティ」ではゲームごとのプレイヤーとの交流ができます
これで、ようやくSteamのメイン画面が表示されます。
SteamでPCゲームを購入しよう
今回は一例として『ストリートファイターV チャンピオンエディション』を購入してみましょう。ストアで「ストリートファイター」と検索すれば、すぐに『ストリートファイターV』が見つかります。右上の「ストアを検索する」で『ストリートファイターV』を検索
有料ソフトは、VISAやMasterCard、アメリカン・エキスプレス、JCBといったクレジットカードや、コンビニ払い、PayPal、ペイジー、銀行振込、BitCashなど多様な支払い方法で購入できます。したがって、日本国内で支払い方法に困ることはまずありません。
クレジットカードや銀行振込、コンビニ払い、Webマネーを利用する場合は、一般的なネット通販サイトと購入の流れはほぼ同じなので、今回は交通系のICカードのように金額をチャージして使える「Steamウォレット」を使ってみたいと思います。
SteamウォレットへのチャージにもPayPalやクレジットカードなど様々な方法がありますが、クレジットカードがなくても誰でも支払いができる「Steamウォレットチャージ」がオススメです。
「Steamウォレットチャージ」は1円〜5万円まで1円単位でチャージできるため、欲しいゲームの金額分、無駄なくチャージできます。自分用にゲームを買うなら、「Steamウォレットチャージ」の方が支払いを行うだけで、チャージされるのでこちらの方が手間がありません。
※以前は、自分以外の誰かにSteamウォレットのチャージ金額をプレゼントできる「Steamウォレットコード」もありましたが、2019年3月をもってサービスを終了しています。
デジカ「PROスチーマー」のページ
まずは、デジカの「PROスチーマー(https://steam.degica.com/)」にアクセスし「Steamアカウントに今すぐチャージ」からSteamウォレットへの入金額を入力します。支払い方法は銀行振り込み、コンビニ支払い、Pay-easy、ウェブマネーから選択できます。
チャージ金額は1円単位で5万円まで設定できます
あとは、銀行振り込みやコンビニ支払いなど、自分が選択した支払い方法の案内に沿って代金を支払うと、Steamウォレットに自動的に支払った金額がチャージされます。チャージされたあとは、Steamの購入方法としてSteamウォレットが選択できるようになります。
「Steam ギフトカードまたはウォレットコードを有効化」のページで購入した「Steamウォレットコード」を入力すれば、金額がチャージされる
再度『ストリートファイターV』のページに戻って「カートに入れる」を選択し、ショッピングカートのページに移動します。ここで、自分用かギフト用かを選択しましょう
決済方法を「Steamウォレット」に設定します
ソフトを購入したら、次は当然ゲームのインストールです
指示に従って「次へ」を押し、ダウンロードを開始します
Steamのライブラリにもちゃんと『ストリートファイターV』が登録されました
あとはプレイを開始するだけ。遊びまくります!
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Steam
http://store.steampowered.com/?l=japanese
PROスチーマー
http://steam.degica.com/
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