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ゲーミングPC「Alienware Aurora Ryzen Edition R10」ってどんなモデル? AMD Ryzen 5000シリーズ搭載モデルの紹介

昨今、eスポーツをはじめとするゲームを快適にプレイしたいゲーマー以外にも、個人のクリエイター等、PCに高いスペックが求められる作業を行うユーザーを中心にゲーミングPCの需要は拡大している。

Alienwareは、確かな品質と特徴的なデザインで業界内での確固たる地位を築いている老舗のゲーミングPCブランドだ。世界最大規模のeスポーツチーム「Team Liquid」の公式PCとなっている他、米国のロサンゼルスとオランダのユトレヒトにある「Alienware Training Facility」では、Alienwareのデスクトップモデル「Aurora」がゲームプレイ、ライブストリーム、コンテンツ制作といったクリエイティブなシーンで使用されている。

今回の記事では、2021年9月現在発売中のデスクトップモデルの中でもマルチタスクに優れるAMDチップ搭載モデル「Alienware Aurora Ryzen Edition R10」を紹介しよう。


Alienwareシリーズのデスクトップモデルとしてあらゆるシーンに対応

「Alienware Aurora Ryzen Edition R10」は、その名の通り第4世代Ryzenチップを搭載したAlienwareのデスクトップモデルだ。

※2021年9月現在のラインナップ

BTOオプションでCPUを「第4世代 AMD Ryzen™ 9 5950X」、GPUを「NVIDIA® GeForce RTX™ 3090 24GB GDDR6X」、メモリーを128GBまで選択でき、高負荷のゲームタイトルを快適にプレイするにとどまらず、ゲームプレイのライブストリーミングからコンテンツ制作にいたるマルチタスクに対応可能なポテンシャルを持っている。

また、ゲーミングPCらしい洗練されたデザインにはDIYを念頭に置いた設計が施されており、コンパクトなシャーシサイズながらもサイドパネルを開くとツールレスにGPUや拡張ベイにアクセスが可能。デスクトップモデルに求められる拡張性が十分備わっており、将来にわたって活躍が期待できる。


同時展開のモデルよりマルチタスクに優れる

現行のAlienwareデスクトップモデルでは、他に「Alienware Aurora R12」があるが、「Aurora Ryzen Edition R10」はAMD搭載モデルとなっている。

Intel搭載モデルはCPUの最大コア数が8コアだが、Ryzen搭載モデルは最大16コア・32スレッドの「AMD Ryzen™ 9 5950X」まで搭載することが可能で、並列処理能力や消費電力に優れたモデルである。高負荷のゲームをプレイしながらのOBS起動にはCPUに大きな負荷がかかるが、AMDチップ搭載の「Alienware Aurora Ryzen Edition R10」ならば、1PC配信でも何の問題もない。

さらに、Intelチップと比較してマルチタスクに強いという特性から、高解像度の動画編集、VRコンテンツの制作といったクリエイティブな現場でも、第4世代Ryzenチップの恩恵を受けることができる。「Alienware Aurora Ryzen Edition R10」を選択することは、クリエイターのアウトプットの質を高めることを意味するといえよう。

Alienware Aurora Ryzen Edition R10各モデルの構成

「Aurora Ryzen Edition R10」の構成と「Aurora R12」の構成を比較した際に、特に違いがあるパーツとしてSSDが標準搭載であることが挙げられる。

ストレージからの読み込みを伴う処理を実行する場合、HDDとSSDではスピード感が全く異なる。快適な使用を求める場合には、SSDのストレージが必要不可欠だ。

Alienware Aurora Ryzen Edition R10構成(2021年9月現在)
※太字は標準構成

Alienwareならではの突出したポイント

Alienwareの魅力は単純なスペックだけでは語れない。長時間にわたってハイパフォーマンスを維持するための設計やユーザーをより深くゲームに没頭させるデザイン等、常に最高のゲーム体験を追い求める姿勢が反映されている製品がラインナップされている。ここであらためて、そのポイントをおさらいしてみよう。

デザイン性と冷却性能を兼ね備えた設計


「Alienware Aurora Ryzen Edition R10」は、ダークサイド オブ ザ ムーン(ダークグレー)カラーを採用したスタイリッシュで洗練されたデザインが特徴的だ。

Alienwareは創業当初よりゲーミングPCのデザインにもこだわってきたブランドで、その哲学は現在のレジェンドデザインにも踏襲されている。いかにもゲーミングPCといったアイコニックな造形は、インテリアとしても映えるだけでなく、ユーザーにゲームへの没入感を与えることにも寄与している。

もちろん秀逸なのはデザインだけではない。エアフローを改良することで、従来のモデルより排熱性能を高めている。

空冷の肝であるファンのAI制御にも優れており、CPUやGPUに高い負荷がかかると温度の上昇を待たずしてファンの回転数が上がる。これは、未然に熱によるサーマルスロットリングを防ぎ、長時間のゲームプレイにも支障をきたさないための機構だ。

ファンの制御は「Alienware Command Center」で任意に設定を変更できるため、排熱による騒音が必要以上にゲーム体験を邪魔しないようにすることも可能である。

「Alienware Command Center」であらゆる設定を管理


「Aurora Ryzen Edition R10」をはじめとするAlienwareには、「Alienware Command Center」というアプリがプリインストールされている。

このアプリには、主に以下の3つの機能が備わっている。

  • インストールされているゲームの管理やオーバークロック設定を反映する「ライブラリ」
  • Alienwareのライティング設定を行う「FX」
  • CPU・GPU・メモリーのオーバークロックや冷却ファン、音声の設定をする「フュージョン」

これによりユーザーは自分の用途に合わせた最適なオーバークロックの設定に容易にアクセスが可能だ。また、ライティングやサウンドの設定は更なるゲームへの没入感をユーザーに提供するものとなっている。

Alienware Aurora Ryzen Edition R10はどんな人におすすめ?


「Alienware Aurora Ryzen Edition R10」は、現在販売中のAlienwareの名を冠するデスクトップの中でも、ゲームプレイのライブストリーミングやコンテンツ制作等のマルチタスクを念頭に置いた使用ができるデスクトップモデルを探している人にオススメのゲーミングPCだ。

グラフィック負荷が大きいゲームタイトルを遊びたいユーザーであれば、最小構成でも「NVIDIA® GeForce RTX™ 3070 8GB GDDR6」を搭載するプレミアム以上を選択したい。

最小構成でもメモリーの容量が要求されないシングルタスクメインの制作環境を構築することが可能だが、より高品質なコンテンツを生み出す意欲のあるユーザーは用途に合わせてメモリーやストレージのBTOオプションを選択すると良いだろう。


Alienware Aurora Ryzen Edition R10

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