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拡張性と性能を両立したAlienwareのゲーミングノート「Alienware m15 R7」ってどんなモデル?
目次
International Data Corporation(IDC)の発表によると、ゲーミングPCおよびディスプレイの合計出荷台数は2021年第2四半期で1560万台となり、前年同期比で19.3%増の大幅成長をみせている。
また、同社によるとゲーミングPC市場の好調は2025年まで市場の拡大が続くと予測されており、業界の賑わいと連動するように続々と発表されるゲームタイトルに対応した新製品にも注目が集まる。
数あるゲーミングPCブランドの中でもアイコニックな造形とユーザーファーストの設計でプレミアムなブランドとして認知されている「Alienware」からは、2022年1月に新しいラップトップモデルとゲーミングデバイスに関する新製品の発表があったが、2022年2月25日に発売となったのはAlienwareのラップトップモデルの中でも性能を重視したいユーザー向けの「Alienware m15 R7」だ。
前世代モデルからCPUおよびGPUがアップグレードされ、より高速で大容量のRAMも搭載できるようになった。性能面において順当に進化を遂げたと言って良いだろう。
今回はそんな「Alienware m15 R7」の特徴や魅力について掘り下げる。
今回発売された「Alienware m15 R7」は、CPUに第12世代Intel Core i7プロセッサーを搭載し、グラフィックスはGeForce RTX 3080 Tiまで、メモリーは高速のDDR5-4800MHzを64GBまでサポートしており、現在Alienwareが発売している15インチゲーミングノートの中でも最高レベルのパフォーマンスを誇るモデルとなっている。
前世代モデルからの性能向上の要因としては、第12世代Intelチップの恩恵が大きい。
Intelは長年プロセスルールの細分化が進まなかったが、第12世代でようやく14nmプロセスから脱却し、前世代フラグシップのCore i9で8コア16スレッドだったCPUが、上位モデルのCore i7で14コア20スレッドとなっている。
また、第12世代Intelチップの採用によりRAM規格もDDR5となり、周波数は4800MHz、搭載可能なメモリー容量は最大64GBに進化した。このメモリー容量は従来モデルの2倍となっており、現行の15インチモデルのラインナップの中でも最も大容量だ。メガタスク機能を次のレベルへ押し上げている。
筐体には目新しい点がないもののAlienware Cryo-tech™冷却テクノロジーに用いられる冷却ファンに改良が加えられ、最大でTDP170Wの対応を実現した。これにより、オプションで選択できる365Hzの高速ディスプレイの性能も十分に引き出すことができる。
現行のゲーミング環境の中でも、最もパワフルなゲーミング性能をラップトップモデルで実現したいユーザーにおすすめだ。
なお、さらに薄型でモバイル性に優れる「Alienware x15 R2」「Alienware x17 R2」も同水準のゲーミング性能を実現できるが、「Alienware m15 R7」の方がコストパフォーマンスに優れている。
具体的には、最小構成であるIntel core i7 12700Hプロセッサー、GeForce RTX 3060、RAM容量16GBの場合で「Alienware x15 R2」が標準価格で39万円強、「Alienware m15 R7」が30万円強といった具合だ。パーツ構成が上位になるほどこの価格差は大きくなる。
USBポートも「Alienware m15 R7」の方が充実しているので、ソフトウェアのライセンス認証にUSBドングルを使用しているクリエイターにもおすすめだ。
※太字は標準構成
メモリーはxシリーズと異なりオンボードでないため、購入後の拡張性にも優れている。主にゲーム用途だけならRAMは16GBで十分だが、動画編集や配信などのマルチタスクをこなすなら32GB、万が一不足を感じたら64GBに換装するといった選択肢もアリだろう。
その他、複数のゲームタイトルを遊ぶユーザーには、ストレージのBTOオプション利用がおすすめだ。
Alienwareが他のBTOメーカー製のゲーミングPCと一線を画す存在感を放つ理由として、独自の冷却テクノロジーによる排熱性能の良さを語らずにはいられない。
「Alienware m15 R7」においても、Alienware独自の熱伝導素材に、独立制御のファンを駆使した冷却機構「Alienware Cryo-tech™冷却テクノロジー」が採用されており、他のカスタマイズ性の高いBTOパソコンでは成し得ないレベルの冷却性能を実現している。
「Alienware m15 R7」の筐体は前世代のデザインを踏襲しており、本体底面の通気孔のデザインと本体の高さ以外に大きな違いはない。
一見すると筐体自体のエアフローに大差はなく、構成パーツのハイパワー化に冷却性能が追いつくか心配になるかもしれないが、「Alienware m15 R7」では、選択するグラフィックスによっては冷却ファンブレードの枚数が旧世代と比べて2倍以上となり、かつ、37.5%薄くなるなどの改良が加えられている。
これにより、Alienwareらしいデザインはそのままに未然にサーマルスロットリングを防ぐのに十分な冷却性能を確保し、長時間の高負荷駆動にも対応するプレミアムなゲーミング性能を発揮しているのだ。
Alienwareは、老舗のゲーミングPCブランドとして、創立初期から業務用のPCとは全く異なるデザイン性に優れた製品を生み出し続けてきた。
Alienwareといえば、一目見ればそれとわかるようなアイコニックなデザインと高級感ある質感が特徴だ。
キーボードの打鍵感だけでなく、ユーザーの視線をディスプレイに集中させるためのカラーリングやライティングFXも最高のゲーム体験をもたらすための要素となる。
「Alienware m15 R7」では、ゲーミングノートとして完成されたデザインともいえる「レジェンドデザイン」を前世代から踏襲しており、ユーザーに最高のゲーム体験を提供している。
自宅での使用においては周辺デバイスの導入で、ユーザーにより洗練されたゲーミング体験をもたらすだろう。外部のデバイスを含めて同じメーカーでデザインを統一できるのも他のブランドにはないAlienwareの魅力だ。
Alienwareでは、優れたゲーム体験をユーザーにもたらすための環境設定を一元管理できるソフトウェア「Alienware Command Center」をプリインストールしている。
Alienware Command Centerでは、ゲームタイトルごとのライティングFX設定やOCの設定、ファンの駆動に関する設定に簡単にアクセスできる。
この利便性も他のBTOパソコンにはないAlienwareならではのものだ。
「Alienware m15 R7」は、ラップトップを選択したいが、ゲーミング性能を妥協したくないユーザーや、ラップトップでも配信を伴うゲーミング用途などのメガタスクを念頭に置いているユーザーにおすすめだ。
モバイル性能はxシリーズに劣るが、同程度のパーツ構成時の価格が抑えられ、ポート類も充実している。
主に高負荷でないゲーミング用途なら最小構成で十分だが、グラフィック負荷の重いゲームを高品質設定でプレイしたいユーザーやハイフレームレートを追求したいユーザーはRTX 3070 Ti以上のビデオカードを搭載しているスタンダード以上のモデルを選択することをおすすめする。
また、動画編集やマルチタスクもこなしたいクリエイターはメモリー32GB以上を搭載するプレミアム以上のモデルを選択するのが良いだろう。
Alienware m15 R7
また、同社によるとゲーミングPC市場の好調は2025年まで市場の拡大が続くと予測されており、業界の賑わいと連動するように続々と発表されるゲームタイトルに対応した新製品にも注目が集まる。
数あるゲーミングPCブランドの中でもアイコニックな造形とユーザーファーストの設計でプレミアムなブランドとして認知されている「Alienware」からは、2022年1月に新しいラップトップモデルとゲーミングデバイスに関する新製品の発表があったが、2022年2月25日に発売となったのはAlienwareのラップトップモデルの中でも性能を重視したいユーザー向けの「Alienware m15 R7」だ。
前世代モデルからCPUおよびGPUがアップグレードされ、より高速で大容量のRAMも搭載できるようになった。性能面において順当に進化を遂げたと言って良いだろう。
今回はそんな「Alienware m15 R7」の特徴や魅力について掘り下げる。
最もパワフルな15インチのAlienware
今回発売された「Alienware m15 R7」は、CPUに第12世代Intel Core i7プロセッサーを搭載し、グラフィックスはGeForce RTX 3080 Tiまで、メモリーは高速のDDR5-4800MHzを64GBまでサポートしており、現在Alienwareが発売している15インチゲーミングノートの中でも最高レベルのパフォーマンスを誇るモデルとなっている。
前世代モデルからの性能向上の要因としては、第12世代Intelチップの恩恵が大きい。
Intelは長年プロセスルールの細分化が進まなかったが、第12世代でようやく14nmプロセスから脱却し、前世代フラグシップのCore i9で8コア16スレッドだったCPUが、上位モデルのCore i7で14コア20スレッドとなっている。
また、第12世代Intelチップの採用によりRAM規格もDDR5となり、周波数は4800MHz、搭載可能なメモリー容量は最大64GBに進化した。このメモリー容量は従来モデルの2倍となっており、現行の15インチモデルのラインナップの中でも最も大容量だ。メガタスク機能を次のレベルへ押し上げている。
筐体には目新しい点がないもののAlienware Cryo-tech™冷却テクノロジーに用いられる冷却ファンに改良が加えられ、最大でTDP170Wの対応を実現した。これにより、オプションで選択できる365Hzの高速ディスプレイの性能も十分に引き出すことができる。
現行のゲーミング環境の中でも、最もパワフルなゲーミング性能をラップトップモデルで実現したいユーザーにおすすめだ。
なお、さらに薄型でモバイル性に優れる「Alienware x15 R2」「Alienware x17 R2」も同水準のゲーミング性能を実現できるが、「Alienware m15 R7」の方がコストパフォーマンスに優れている。
具体的には、最小構成であるIntel core i7 12700Hプロセッサー、GeForce RTX 3060、RAM容量16GBの場合で「Alienware x15 R2」が標準価格で39万円強、「Alienware m15 R7」が30万円強といった具合だ。パーツ構成が上位になるほどこの価格差は大きくなる。
USBポートも「Alienware m15 R7」の方が充実しているので、ソフトウェアのライセンス認証にUSBドングルを使用しているクリエイターにもおすすめだ。
Alienware m15 R7各モデルの構成
Alienware m15 R7構成(2022年3月現在)※太字は標準構成
メモリーはxシリーズと異なりオンボードでないため、購入後の拡張性にも優れている。主にゲーム用途だけならRAMは16GBで十分だが、動画編集や配信などのマルチタスクをこなすなら32GB、万が一不足を感じたら64GBに換装するといった選択肢もアリだろう。
その他、複数のゲームタイトルを遊ぶユーザーには、ストレージのBTOオプション利用がおすすめだ。
進化したAlienware Cryo-tech™冷却テクノロジー
Alienwareが他のBTOメーカー製のゲーミングPCと一線を画す存在感を放つ理由として、独自の冷却テクノロジーによる排熱性能の良さを語らずにはいられない。
「Alienware m15 R7」においても、Alienware独自の熱伝導素材に、独立制御のファンを駆使した冷却機構「Alienware Cryo-tech™冷却テクノロジー」が採用されており、他のカスタマイズ性の高いBTOパソコンでは成し得ないレベルの冷却性能を実現している。
「Alienware m15 R7」の筐体は前世代のデザインを踏襲しており、本体底面の通気孔のデザインと本体の高さ以外に大きな違いはない。
一見すると筐体自体のエアフローに大差はなく、構成パーツのハイパワー化に冷却性能が追いつくか心配になるかもしれないが、「Alienware m15 R7」では、選択するグラフィックスによっては冷却ファンブレードの枚数が旧世代と比べて2倍以上となり、かつ、37.5%薄くなるなどの改良が加えられている。
これにより、Alienwareらしいデザインはそのままに未然にサーマルスロットリングを防ぐのに十分な冷却性能を確保し、長時間の高負荷駆動にも対応するプレミアムなゲーミング性能を発揮しているのだ。
Alienwareらしい上質な使用感
Alienwareは、老舗のゲーミングPCブランドとして、創立初期から業務用のPCとは全く異なるデザイン性に優れた製品を生み出し続けてきた。
Alienwareといえば、一目見ればそれとわかるようなアイコニックなデザインと高級感ある質感が特徴だ。
キーボードの打鍵感だけでなく、ユーザーの視線をディスプレイに集中させるためのカラーリングやライティングFXも最高のゲーム体験をもたらすための要素となる。
「Alienware m15 R7」では、ゲーミングノートとして完成されたデザインともいえる「レジェンドデザイン」を前世代から踏襲しており、ユーザーに最高のゲーム体験を提供している。
自宅での使用においては周辺デバイスの導入で、ユーザーにより洗練されたゲーミング体験をもたらすだろう。外部のデバイスを含めて同じメーカーでデザインを統一できるのも他のブランドにはないAlienwareの魅力だ。
Alienware Command Centerによる最適な環境構築
Alienwareでは、優れたゲーム体験をユーザーにもたらすための環境設定を一元管理できるソフトウェア「Alienware Command Center」をプリインストールしている。
Alienware Command Centerでは、ゲームタイトルごとのライティングFX設定やOCの設定、ファンの駆動に関する設定に簡単にアクセスできる。
この利便性も他のBTOパソコンにはないAlienwareならではのものだ。
Alienware m15 R7はどんな人におすすめ?
「Alienware m15 R7」は、ラップトップを選択したいが、ゲーミング性能を妥協したくないユーザーや、ラップトップでも配信を伴うゲーミング用途などのメガタスクを念頭に置いているユーザーにおすすめだ。
モバイル性能はxシリーズに劣るが、同程度のパーツ構成時の価格が抑えられ、ポート類も充実している。
主に高負荷でないゲーミング用途なら最小構成で十分だが、グラフィック負荷の重いゲームを高品質設定でプレイしたいユーザーやハイフレームレートを追求したいユーザーはRTX 3070 Ti以上のビデオカードを搭載しているスタンダード以上のモデルを選択することをおすすめする。
また、動画編集やマルチタスクもこなしたいクリエイターはメモリー32GB以上を搭載するプレミアム以上のモデルを選択するのが良いだろう。
Alienware m15 R7
【特集】プレミアムゲーミングPC「Alienware」シリーズ徹底解説
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