『返校』台湾の白色テロを扱った異色作における演劇的な視覚演出【インディーゲームレビュー 第21回】
台湾の白色テロの時代を扱った異色の2Dアドベンチャーゲーム『返校』。独自の世界観を生み出すストーリーテリングと、2Dのカメラ視点が与える演劇的な効果とは。
台湾の白色テロの時代を扱った異色の2Dアドベンチャーゲーム『返校』。独自の世界観を生み出すストーリーテリングと、2Dのカメラ視点が与える演劇的な効果とは。
「センス・オブ・ワンダーナイト2017」ファイナリストにも選出された『Old Man’s Journey』。ハリウッド映画の脚本セオリーと、回想シーンを活用したゲームならではの作劇法が垣間見える作品だ
ゲームとはプレイヤーに対して「擬似的な死」を何度も繰り返させるメディアだ。エピソードがすべて「死」で終わる『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』は、ゲームが持つ構造的な特性を十二分に活用したアドベンチャーゲームだ。
私たちはゲームをプレイする時、無意識のうちにプレイヤーキャラクターと自分とを同一視して考える。プレイヤーキャラクターには「拡張された身体」という機能があるからだ。『RiME』はそのことに自覚的なタイトルの一つだ。
日本ゲーム大賞2014「ゲームデザイナーズ大賞」を受賞した『Brothers: A Tale of Two Sons』。ルール・インタラクティブ・ジレンマの「ルイージ主義」から考える、その魅力とは?
ポイント&クリックタイプのアドベンチャーゲーム『スキタイのムスメ:音響的冒険劇』。ストレスと開放のループ構造をより刺激的なものにする、キーファクターとしてのパズルセンスに注目だ
「センスオブワンダーナイト2014」のファイナリスト作品『Expand(イクスパンド)』。ゲームの基本に忠実な作りの本作が見せた“センスオブワンダー”とは。
ロシアが生み出した「怪作」インディーゲーム『Beholder』は、作品に力を与えるコンテキストで語られるべきタイトルだと言える。このゲームで問われる人間としてのモラルを実際にプレイして確かめて欲しい。
プレイヤーをゲーム世界に引き込むのは派手な銃撃戦やアクションだけではない。自身の操作に従って、緊張と緩和のループを作り出せれば、プレイヤーを捉えて放さないゲーム体験が提供できる。その見本ともいえるタイトルが『ABZÛ』だ
ドラマ『ツイン・ピークス』を彷彿とさせる『Rusty Lake: Roots』。本作はクリア動画がウェブ上で公開されている点でも異色の存在。答えがすべて明らかになっているにもかかわらず、プレイヤーを引きつけてやまない点と
ナラティブ(=ストーリー)ゲームが海外で正当評価されるのは難しい。ローカライズの費用が高い壁となって立ちふさがるからだ。そうした中、良質なローカライズで日本でも高い評価を受けている海外ゲームを、インタビューと共に紹介する
ゲーム内容のメモをとりながらゲームを進める……かつては当たり前だった行為の楽しさを、再認識させてくれるゲームが『Her Story』だ。