【Please, Touch The Artwork】ゲームとアートをつなぐ「こんなの○○じゃない」の法則【インディーゲームレビュー 第110回】
ピート・モンドリアンの作品をモチーフにしたパズルゲーム『Please,Touch The Artwork』。その斬新なアイデアで、アートとゲームをつなぐ架け橋になろうとしている。
ピート・モンドリアンの作品をモチーフにしたパズルゲーム『Please,Touch The Artwork』。その斬新なアイデアで、アートとゲームをつなぐ架け橋になろうとしている。
「IGF2021」で二冠に輝いたインディーゲーム『Genesis Noir』。イタロ・カルヴィーノの短編集『レ・コスミコミケ』に影響を受けたパズルアドベンチャーからみる、インタラクティブ・グラフィックノベルの可能性とは?
ドイツの学生チームが開発した、タイルを配置して村を作り上げるパズルゲーム『Dorfromantik』をレビュー。「IGF2021」Best Student Gameにノミネートされ高い評価を受けている良作だ。
ペルーの伝統的な死生観をテーマにしたパズルアドベンチャーゲーム『Arrog』。プレイ時間30分弱ながら世界中で絶賛されている本作は、ゲームという枠組みを解体し再構築しようとする“アートゲーム”の1つである。
年間1万本近くの新作ゲームが登場するSteamで、ヒットさせるために開発者は何をすべきだろうか。そしてゲームメディアの役割とは何なのだろうか。いち早く体験版を配信した音楽パズルゲーム『Rytmos』の事例をもとに考える。
地図の欠片を自由につなぎ合わせて進めていくパズルアドベンチャー『Carto』。本作に見る「クリアできないプレイヤーが一定数存在する」ゲームデザインは、インディゲームならではの表現になろうとしている。
パズルゲームはパズルを解かなければクリアできない。この常識を破ったゲーム『Helltaker』。ポーランドの悪魔伝承と日本のゲーム文化が融合した本作は、パズルゲームとしてもメタゲームとしても高いクオリティを示している。
夢の中で強制遠近法や錯覚を利用して出口を探していく一人称パズルゲーム『Superliminal』。デジタルゲームならではの唯一無二のパズル体験を与えてくれるが、それゆえに万人向けではない面もある作品となっている。
少女と猫、それぞれのタイムラインを操作して出口をめざすユニークなパズルゲーム『Timelie』。ゲームとパズルのルールの違いについて、興味深い示唆を提示している。
プレイヤーに対するご褒美として、ゲームには「ハッピーエンドの呪い」がかけられている。リトアニアのインディーゲームクリエイターが開発した『INMOST』は、この制約からの脱却に挑んだ一作だ。
アラスカの原住民・イヌピアットの伝承をベースとしたアクションゲーム『Never Alone(Kisima Ingitchuna)』は、ゲームという形式を用いた優れたドキュメンタリー作品である。
フィンランドの学生が作ったパズルゲーム『Baba Is You』がインディーシーンを席巻している。シンプルなメカニクスで多様なダイナミクスを生み出すという、ゲームデザインの原点に立ち返った良作だ。
ミニマルでフラットなアートデザインがかわいらしいパズルアドベンチャー『Pikuniku(ピクニック)』。パズルを解きながらストーリーを進めていく本作には、ゲームと物語の抜きがたい関係性が秘められている。
錬金術がテーマのインディーゲーム『Opus Magnum』は、あえて本編の制約を緩くすることで遊びの本質を浮かび上がらせている。人はなぜ遊ぶのかを思い出させてくれる良質パズルゲームだ。
世界中で開発されるようになったゲーム。南アフリカのインディーゲームディベロッパー、Nyamakopのデビュー作『Semblance』もそれを象徴するタイトルの一つ。幻想的なグラフィックと優れたパズル性のユニークな作品だ。