『TorqueL』インディーゲームの成熟と問われるゲームデザインのメリハリ【小野憲史のインディーゲームレビュー 第86回】
個性的な2D回転アクションが人気のインディーゲーム『トルクル(TorqueL)』をレビュー。急成長したインディーゲーム業界の中で、長期間販売され続けるタイトルにはどのような特性があるのだろうか?
「ゲーム批評」編集長などを経て、2000年からフリーランス。「ゲーム教育ジャーナリスト」「コミュニティサポーター」「ゲーム教育者」という3つの分野で活動している。主な役職にNPO法人ゲーム開発者協会名誉理事・事務局長、ゲームライターコミュニティ代表、日本ゲームシナリオライター協会監事、東京国際工科専門職大学講師など。主な著書・編著に『ゲームクリエイターが知る97のこと(2)』(オライリージャパン)などがある。
個性的な2D回転アクションが人気のインディーゲーム『トルクル(TorqueL)』をレビュー。急成長したインディーゲーム業界の中で、長期間販売され続けるタイトルにはどのような特性があるのだろうか?
2011年より始まったインディーゲーム『アイザックの伝説(The Binding of Isaac)』シリーズは、2020年で10周年を迎え、驚異のロングランを続けている。インディーゲームの可能性を示したタイトルだ。
予告動画が社会現象を巻き起こしたインディーゲーム『Untitled Goose Game ~いたずらガチョウがやって来た!~』。多くの賞を受賞した本作に見る、ゲームの地域性と新たな開発手法とは?
IGF2020スチューデントアワードにノミネートされたアクションゲーム『Neon Beats』。フランス美術系大学の学生チームが生み出した、音と映像の心地よい体験とは?
日本の昼ドラに相当する「ソープオペラ」。多彩な経歴を持つクリエイターが集まって制作されたインディーゲーム『Mutazione』は、ソープオペラの要素をうまくゲームに生かしたタイトルだ。
プレイヤーに対するご褒美として、ゲームには「ハッピーエンドの呪い」がかけられている。リトアニアのインディーゲームクリエイターが開発した『INMOST』は、この制約からの脱却に挑んだ一作だ。
ゲーム制作と映画制作の共通点にサウンドの重要性がある。中でもホラーゲームは音がもう一つの主役だと言えるだろう。異星生物となって研究所から脱出するインディーゲーム『CARRION』もまた、サウンドの演出に優れたタイトルだ。
amazonのような巨大配送センターを風刺したゲーム『FULFILLMENT』。そこでの働き方にとどまらず、「ゲーミフィケーション」全般についても鋭い問題提起を投げかけている。
鉄道を作り上げていくゲーム『Train Valley』シリーズ。日本で注目を集めた『A列車で行こう』シリーズとの比較から見える、ゲームの「正しい」進化のあり方とは?
海洋研究チームとしてマッコウクジラの生態を調査するインディーゲーム『Beyond Blue』。ドキュメンタリーの手法を取り込みつつ、より多くの顧客にゲーム体験を提供しようとしている。
田舎町で生きづらさを抱える主人公となり、友人と交流しつつ、町の大きな闇に頭を突っ込んでいくアドベンチャーゲーム『Night in the Woods』。ゲーム要素を曖昧にすることで可能性を広げようとしているタイトルだ。
鳥の少女クレアとなって島を探索し、山頂をめざす癒やし系アドベンチャーゲーム『A Short Hike』。IGF2020で大賞を受賞した本作が、多くの英語圏ゲーム開発者の心をとらえた理由とは何か。
公衆電話に閉じ込められた男性が主人公のビジュアルノベルゲーム『公衆電話』をレビュー。プレイヤーをゲームに惹きつける「理想の選択肢」とは何か?その答えの一つを体感できるタイトルだ。
トンデモ攻城兵器を創り出し、ミッションをこなしていくインディーゲーム『Besiege』。YouTubeなど動画共有サイト時代における、ゲーム開発の成功例ともいえるタイトルだ。
ソーシャルゲーム市場の競争が激化する中、インディーゲーム市場へ挑戦するタイトルが出始めた。RPGローグライクゲーム『DIMENSION REIGN』は、アーリーアクセスの強みを生かしたユニークな開発を進めている。