『Bad North』ミニマルなゲーム開発とミニマルなゲームデザイン【インディーゲームレビュー 第41回】
バイキングからの防衛をテーマとした本作は、ゲーム内容もさることながら、スウェーデン人とイギリス人とノルウェー人の3名による開発という、これまたミニマムなチームだった。
「ゲーム批評」編集長などを経て、2000年からフリーランス。「ゲーム教育ジャーナリスト」「コミュニティサポーター」「ゲーム教育者」という3つの分野で活動している。主な役職にNPO法人ゲーム開発者協会名誉理事・事務局長、ゲームライターコミュニティ代表、日本ゲームシナリオライター協会監事、東京国際工科専門職大学講師など。主な著書・編著に『ゲームクリエイターが知る97のこと(2)』(オライリージャパン)などがある。
バイキングからの防衛をテーマとした本作は、ゲーム内容もさることながら、スウェーデン人とイギリス人とノルウェー人の3名による開発という、これまたミニマムなチームだった。
11月20日、日本マイクロソフトは品川本社オフィスでID@Xboxプレスブリーフィングを開き、同社が行っている施策について紹介した。また特別ゲストにSWERY氏を迎え、同氏によるプレゼンテーションも行われた。
「日本ゲーム大賞2018」ゲームデザイナーズ大賞を受賞したインディーゲーム『Gorogoa』。日本の有名ゲームデザイナーを一様に唸らせた至高のパズルゲームは、なぜ多くの人に衝撃をもたらしたのか。
TGS2018「センスオブワンダーナイト」で注目を浴びたインディーゲーム『The Gardens Between』は、スマホゲーム会社ならではの知見が光る挑戦的なタイトルだった。
ゲームには必ず顧客が存在する。アメリカ版『ぼくのなつやすみ』ともいえる、人生に疲れた白人男性が主人公のウォーキングアドベンチャー『Firewatch』は、顧客を絞り込むことで高い評価を集めたユニークなタイトルだ。
3DCGの進化に伴い、学生が学ぶべきゲーム開発ツールが急速に変化している。オランダ・NHTVブレダ応用科学大学の学生が開発した3Dアクションゲーム『To the Core』も最新ツールをふんだんに使用したタイトルだ。
ゲームデザインの基本は「どのようなペルソナに、ゲームプレイを通して、どのような感情を想起させるか」を考えること。学生作品がベースで協力プレイが楽しいインディーゲーム『DYO』も、この基本に忠実なアクションパズルである。
ミスはプレイヤーがゲームを離脱する最大のポイントだ。では、ゲームオーバーをゲームのメカニクスに組み込めないだろうか。『Life Goes On: Done to Death』はこの課題に意欲的に取り組んだパズルゲームだ。
インディゲームで近年、増加傾向にあるのが「手描き風グラフィック」によるビジュアル表現だ。トップダウンシューター『State of Anarchy Master of Mayhem』もそうしたタイトルの一つで、ゲームの表現
商業ゲームエンジンを用いたインディーゲーム開発が花盛りだ。しかし、それでは実現できないアイデアもある。セルオートマトンを利用したサンドボックスアクション『アガルタ』もまた、フルスクラッチならではのユニークなゲームだった。
2018年6月12日から14日まで米ロサンゼルスで開催されたゲーム展示会「E3」で展示された、Dell/ALIENWAREのゲーミングPC最新ラインアップをご紹介する。
PC-9801シリーズを彷彿とさせるレトロなグラフィックのアドベンチャーゲーム『VA-11 Hall-A』。本作はベネズエラ人の若者二人が作った、ベネズエラの日常をモチーフとした、ゲームならではのホームドラマだった。
カナダのケベック州ケベック・シティーで2018年4月5日に行われた、市内のインディーゲーム開発者を対象としたピッチイベント「Catapult」をご紹介する。
10分で1ゲームが終了するカジュアルRTS(リアルタイムストラテジー)『Tooth and Tails』。同ジャンルのエッセンスを凝縮させたタイトルだ。本作のポイントは生産に必要なリソースに限界があること。背景には海外の
ゲームと物語は水と油の存在だ。アドベンチャーゲームの歴史は、この両者を融合させるための、さまざまな挑戦の過程だといえる。絵本風のグラフィックとカートゥーン的なドタバタ劇が楽しい『CHUCHEL』もまた、そうしたゲームの一つだ。『フィンチ家の奇妙な屋敷で起きたこと』で論じたように、ゲームとはプレイヤーに再挑戦を強いるメディアだ。もっとも、そのためにはルールが常に同じでなければならない。事実、コンティニューのたびにゲームのルールが変わるようでは、プレイヤーが過去の経験を活かせないことは明白だろう。プレイヤーは