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【Epic Games Store 無料ゲーム紹介】『Hundred Days』ゲームでワインの味や作り方も学べる経営シミュレーター

Epic Games Storeより、毎週提供されている無料ゲームをご紹介するこの企画。今回は、Broken Arms Gamesが開発したワイナリー経営シミュレーションゲーム『Hundred Days』(ハンドレッドデイズ)をご紹介しよう。

なお、同じタイミングでファンタジーバトルロイヤル『Realm Royale Reforged』(レルム ロイヤル リフォージド)のEpic Games限定アドオン(通常価格3080円)も、期間限定で無料公開されている。プレイヤーは絶対にゲットしておきたい。

Realm Royale Reforged Epic ローンチバンドル
https://store.epicgames.com/ja/p/realm-royale-reforged--epic-launch-bundle

今週の無料ゲーム『Hundred Days』



価格:2580円
無料期間:~2022年9月16日
開発者:Broken Arms Games
パブリッシャー:Broken Arms Games
リリース日:2021年5月1日

Epic Games Storeの詳しい使い方はこちらの記事を参照してほしい
【これから始めるPCゲーム】「Epic Games Store」の使い方
https://gamerszone.jp/post/2327


ある日突然、ワイナリーの経営者に


『Hundred Days』は、素人からさまざまな人の協力を得て一流ワイナリーを目指す、ワインづくりシミュレーターゲームだ。

主人公はロンドンで働く女性、エマ。毎日“つまらない会社”からのメールを処理したりして、忙しくも退屈な仕事をしている。

▲ゲームの基本システムは、画面下にあるカードを、中央にあるフィールド(3×3のマス)に配置し、右下のオレンジのアイコンを押すと1日の業務が完了。1日に処理できる仕事量はカードの形(今回は山形)とフィールドの広さによって変わる

そんなある日、ベッペというワイン醸造家からエマに手紙が届き、ワイナリーを引き継ぐようにお願いされる。


ゼロからワインづくりに携わるという意味では、エマもプレイヤーと同じ。ベッペを“おやじ”と親しみを込めて呼ぶ農園の周りの住人たちの協力で、少しずつワインづくりを学んでいく。

ワインづくりなんて縁がない人でも、チュートリアルがかなり手厚いため、ゲームを進めるだけで大まかな流れがわかるだろう。最初は1品種で赤ワインしか作れないが、多彩な品種が育てられるようになったり、白ワインも作れるようになったり、季節に応じて病気への対応などの処理も必要になってくる。

▲ゲーム内の流れは実際の作業に準じたもの。除草から始まり、株分け、間伐、摘房、剪定というかたちで周年で栽培していく

▲こちらはワイン醸造の手順。収穫したブドウを破砕→発酵→圧搾→熟成し、最終的にボトルに入れてテイスティングするところまで、ゲーム内で再現されている

ワイン好きが作ったであろうこだわりの作業工程を再現


栽培から醸造までの一連の作業は、1年目は順番に案内してくれるが、2年目以降は栽培と醸造の作業が重なったり、途中でタンクや機械の清掃・修理などの雑務も必要になる。作業内容によっては数日(数ターン)かかるものもある。

▲緑のブロックがブドウ栽培、紫のブロックが醸造の作業。売上を増やしてフィールドを拡大することで、一度にできる作業が増える

シミュレーターと言うだけあって、ワイン好きなら思わず「にや…」っとしてしまうこだわりが盛り込まれている。例えば、ワインボトルのロゴデザインやボトルの形状、コルクの品質などで自分なりのこだわりを表現できる。

▲ボトルをデザインする「ボトリング」という作業。一度に作るボトルの量は、熟成させるか早めにさばくかの戦略によって変えられる

こうして、1年に1本の自分だけのワインが完成! 町のワインバー経営者やワインジャーナリストたちの協力でエマのワインの評判は上々に。製造まで終わると、次の年の作業までは入ってきた注文をさばいていく。ここでやっと収入が得られるようになる。言ってみればここからが『Hundred Days』の本編だ。

▲一度ワインができてからは、客の「オーダー」に毎日対応しつつ、栽培・醸造作業をこなしていく

ワインが売れるようになる2年目からの資金と経費のバランス取りがキモ


ワイナリーの設備には「ブドウ園」「倉庫」「ツールルーム」の3つがあり、それぞれ便利な機械を導入したり作業スペースを拡大することで、ゲーム内作業の時短になったりより多くの仕事がさばけるようになる。ただし、拡大するほどに毎日必要な費用も増えるため、売上を伸ばせないと破産してしまうことも……。

▲手持ち資金と日々かかる作業費のバランスが崩れて破産するとゲームオーバー

ブドウの樹の剪定の際には品質を求めて弱い芽を摘むか、収量を求めて芽を多めにするかといったバランスをスライダーで選択できるなど、ワイナリー経営者が考えるべきことはたくさんある。ワインは1年に1回しか収穫できないため、その年収穫できるブドウの質や量によって、あるいは醸造する際の搾り方や発酵のさせ方の選択肢によって、ほんのわずかでも選択を誤るとすぐに手持ち資金がジリ貧になってしまうところがなかなか難しい。

設備投資や農地拡大のためにはローンを借りることもできるのだが、現実的には初期にローンを借りて規模をある程度広げなければなかなか成長は難しいだろう。

▲ローンは資金がカツカツな時ではなく、事業拡大したい時に余力をもって利用するのがセオリー。ターンごとに支払うコストにも注意

攻略としては、ワインの品質を下げて収量を上げると、単価が安いワインになってしまい、あまり人気が出ない。スペシャルオーダーとして大口で入ってくる注文の多くは品質レベルが70程度とかなり高品質なものを求められるので、できるだけ設備投資を抑えつつ品質のいいワインを作り、じわじわ売上を伸ばしていくのがいいだろう。

序盤は積極的にローンを使ってフィールドを広げることと、「倉庫」のレベルを優先的に上げることで1日5人しか答えられないオーダーを10人までさばけるようにすると、1日あたりの売上が格段に伸びるはずだ。

▲設備ごとに資金を投じてのレベルアップ(つまり規模拡大)が可能。「倉庫」のレベルを上げるとオーダー数が5から10に倍増する。ただしレベルアップごとに1日あたり(毎ターン)のコストも上がる点に注意

ブドウ栽培からワインの醸造、さらに設備のメンテナンスや拡張などなど、とにかく常にお金がかかるのがワイナリー経営。必要なタイミングで効率的な場所に資金を投入し、赤字にならないようにうまく事業を伸ばしていこう。

オススメポイント:シミュレーター好き、ワイン好きはお試しあれ


日本語翻訳にやや不自然なところもあるものの、直訳の英語小説のような印象で十分に意味は通じるのでプレイ上の問題はまったくないだろう。ワインに興味がない人でもゲームを通してワインのうんちくを知るきっかけになるし、ワインマニアなら自分の知識を最大限活かした最高のワインづくりに挑む楽しみもありそうだ。

もちろん、シミュレーションゲームマニアにとっても、ワイン業界特有のパラメータをどうコントロールしていくかが腕の見せどころ。今回紹介した「ストーリーモード」のほかにも、特定の条件クリアを目指す「チャレンジモード」や、難易度設定して最高のワイナリーを目指す「エンドレスモード」もあり、ちょっとやそっとでは遊び尽くせないほどのボリュームとなっている。

ぜひ無料配信されているうちにゲットしておこう。


Hundred Days - ワイン造りシミュレーター|Epic Games Store
https://store.epicgames.com/ja/p/hundred-days-winemaking-simulator
【これから始めるPCゲーム】「Epic Games Store」の使い方
https://gamerszone.jp/post/2327
【連載】Epic Games 今週の無料配信ゲーム

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