Epic Games Storeより、毎週提供されている無料ゲームをご紹介するこの企画。今回は、最大9人まで対戦可能な一風変わったカラーアクションゲーム『Runbow』（ランボウ）をご紹介しよう。Epic Games Store上では日本語対応と書かれていないが、ゲーム内オプションで日本語も選択可能だ。

なお、今週はドローンレースシミュレーター『The Drone Racing League Simulator』（ザ ドローンレーシングリーグ シミュレーター）も期間限定で無料公開されている。

今週の無料ゲーム『Runbow』

価格：1580円
無料期間：～2022年10月7日
開発者：13AM Games
パブリッシャー：13AM Games Inc
リリース日：2022年9月30日
新登場：2016年11月18日

【これから始めるPCゲーム】「Epic Games Store」の使い方
https://gamerszone.jp/post/2327

見えない床＝存在しないというゲームならではの発想

『Runbow』はキャラクターを動かして飛んだり跳ねたりしながらミッションをクリアするタイプの2Dアクションゲームだ。『マリオブラザーズ』などを彷彿とさせる移動範囲が限られたステージとシンプルな操作で、誰でもすぐに遊べる気軽さが特徴だ。

キャラの動作は8方向キーに加えて、2段ジャンプまで可能。それ以外に、アタックボタンと上下・横キーで移動攻撃となり、それがジャンプの飛距離を調節したりタイミングを合わせるために必須なテクニックとなっている。

▲コントローラーでの操作。ジャンプとアタック以外は特にないシンプルなもの

ゲームは大きく分けて、ステージクリア型のものと、1画面内で戦うものがある。いずれも画面内にある足場や壁などを移動しながら、先に進んだり対戦相手と戦ったりするのだが、そこに「カラー」の要素が盛り込まれている。また、いずれも9人で同時に遊べるのもポイントだ。

最大の特徴は、ゲーム中に頻繁に変化する背景の色と同じ床や壁、つまり視覚的に見えなくなったオブジェクトは、ないものとして扱われるというところ。

例えば、青い床に乗っている状態で、背景カラーが青に変わると、その床はなくなり落ちてしまう。しかし黄色などの色に変わると、再び床が現れるという仕組みになっている。受験の暗記などで、赤い重要単語を赤いシートで消すという勉強法を実践していた人も多いと思うが、あの原理とまったく同じだ。

▲ゲーム中の画面の例。緑→紫→オレンジ→青と色が変わると、画面内の床などが現れたり消えたりする

この背景カラーがかなり頻繁に切り替わり、緑の床に乗っていて紫の床に飛び乗ろうとしたら背景が紫に変わって落ちてしまったりする。床だけでなく壁だったりもして、パッと見通れなさそうな場所も壁が消えて通れるようになったり、といった具合だ。

ステージが進むと難易度も上がり、単にジャンプするだけではクリアできなくなっていく。また、画面の切り替わりも全体ではなくストライプのように常に切り替わり、短時間で移動しなければならない場面なども出てくる。シングルプレイでは、ひたすら攻略方法を探しながらさまざまな道を探すのが楽しい。2段ジャンプと上アタックにより滞空時間を伸ばしながら移動していくのがコツだ。

▲ストライプのステージの例。床が現れる時間が限られているため、先の場所を把握してタイミングを見計らう必要がある

動きに少しだけクセがあり、最高の高さでの2段ジャンプを飛ぶにはシビアなタイミングが必要になるなど、わちゃわちゃした中にもプレイヤーの腕が問われる要素もあり、やりごたえはかなりある。

協力も対戦もすべて9人同時プレイが可能！ な5つのモード

『Runbow』には5つのゲームモードが用意されている。

「ラン」は文字通りひたすらステージを駆け抜けてトロフィーを獲得したプレイヤーが勝利。移動速度を一時的にアップさせるアイテムなど、タイムアタック要素もある。左から右だけでなく、上下移動や右から左など多彩なステージになっている。


「アリーナ」は1画面の中で生き残りをかけて戦う対戦プレイ用のモード。2人以上のプレイヤーがいなければプレイできず、最後まで生き残っていたプレイヤーが勝利となる。背景カラーの切り替わり方が、ミラーボールのように回転したり、重力が反転したりとなかなかえぐい。


「キング オブ ザ ヒル」は、 画面内にある王冠を最初にゲットしたプレイヤーが勝利となるモード。ゲットするまでに7秒間が必要で、王冠が置かれた床も消えたりするため、相手を邪魔しながら取り合う楽しさがある。


「ぼうけん」はステージクリアタイムなどを競いながらクリアしていくミッションクリアモード。ここでは敵キャラ「サチュラ」も出てきて、パンチや頭を踏むなどして倒すことも可能。クリア履歴はセーブできるので後からでもコンプリートを目指せる。


実績はブロック風に表示され、クリア時間が早いほど高評価となる。


そして「ボーヒモス」は、巨大生物に飲み込まれてしまった主人公たちが、そのお腹から脱出するというストーリー仕立てのモード。ゴールはなく、ひたすら出口を目指してさまざまなステージをクリアしていく。何度死んでもいいが、死亡数がカウントされていくので、できるだけ死なないようにクリアを目指そう。

最後に「オンライン」モードだが、こちらは1～4人のグループでオンライン対戦にマッチングされ、最大9人でのバトルを楽しめる。ステージなどは他のモードと同様だ。

オススメポイント：ひとりでも9人でも、誰でも遊べてやり込み要素も満載

パーティーゲームとして考えると2Dアクションだけの『Runbow』だが、その都度ランダムに変化するフィールドで生き残りをかけて戦うのは想像以上に楽しい。

難易度設定やステージ数なども変更可能なので、アクションゲームが苦手な人や子どもと一緒に楽しむのもいいだろう。

▲「アリーナ」のゲームスタート前の設定。ラウンド数は最小5～最大100まで、アイテムによるパワーアップや色の種類と数も選べる

実績解除の楽しみもあり、クリアしたステージ数やクリアタイムに応じてもらえるメダルで手に入るアートや操るキャラクターの種類（デフォルトではアクションゲーム『シャンティ』などもいる）が増えたり、さまざまなプレイ条件をクリアするというやり込み要素もある。

『Runbow』は、一度でも遊んでみれば、理不尽と感じるよりも先に「なにこれ、おもろ！」と声を上げてしまうはず。ぜひこの無料配布期間中にゲットし、夢のオンライン9人対戦を実現してみては？


Runbow｜Epic Games Store
https://store.epicgames.com/ja/p/runbow-fc9fa4
The Drone Racing League Simulator｜Epic Games Store（日本語非対応）
https://store.epicgames.com/ja/p/the-drone-racing-league-simulator
【これから始めるPCゲーム】「Epic Games Store」の使い方
https://gamerszone.jp/post/2327