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【Epic Games Store 無料ゲーム紹介】2D視点なのにむちゃくちゃ怖い……サバイバルホラーゲーム『Darkwood』

目次
  1. 今週の無料ゲーム『Darkwood』
    1. 漆黒の夜、狂った医者と異形の存在がうごめく家で……
    2. 真上視点ながらFPS系と同様の操作システム
    3. 発電機を稼働して、身を守り攻撃する手段を見つけ出そう
  2. オススメポイント:見せすぎないことでかえって恐怖が煽られる
Epic Games Storeより、毎週提供されている無料ゲームをご紹介するこの企画。今回は、食料などを調達して生き残りをかけて戦うサバイバルな2本のうち、ホラーゲームの『Darkwood』をご紹介しよう。

なお、ハチャメチャなキャラたちが宇宙の島でプレゼントを探して奔走する『ToeJam & Earl: Back in the Groove!』(トージャム&イール:バックインザグルーブ!)も同時に配信されている。ホラーで参ってしまった心をおバカなキャラで笑い飛ばせる、いい組み合わせの作品だ。


今週の無料ゲーム『Darkwood』



Darkwood(ダークウッド)
価格:1480円
無料期間:~2022年10月21日
開発者:Acid Wizard Studio
パブリッシャー:Acid Wizard Studio
リリース日:2022年10月14日
新登場:2017年8月17日
https://store.epicgames.com/ja/p/darkwood-fa73bd

漆黒の夜、狂った医者と異形の存在がうごめく家で……


『Darkwood』は真上見下ろし型のホラーサバイバルアクションゲームだ。

ゲームが始まると、森の小屋にいるひとりの医者が映し出される。荒れた部屋には電気が通っておらず、手元の懐中電灯だけが頼りだ。自分の家なのに倉庫のカギなどは持っておらず、窓にはなぜかバリケードが施されている。

▲見えるのは扉が開いている部屋のみ。キャラの向いている方向に見えている範囲が視界のある場所

家の中を探索して外に出てみると、夜らしくあたりはなにも見えない。どうやらこの家は森の中にある様子だ。

しばらく歩くと苦しそうに倒れている人物を発見する。彼が持っていたのは「No.21」と書かれたキーといくつかの書類だけ。すると、医者はその人物を抱えて家に連れ帰る。

▲時折挿入されるイラストがおどろおどろしいのもGOOD

部屋に男を下ろした医者は、
「彼女が呼んでいる」
「私は家に帰らなければならない」
「お前なんてネズミのように殺せるんだ」
などとわけのわからないことを呟きながら、けがをした男を監禁。

▲何かに憑りつかれたような医者。イスに男をくくりつけて何度も殴る場面も

しばらくすると、拘束された男が意識を取り戻す。医者はどこかに出かけたようで気配がない。拘束はされておらず、体もなんとか動きそうだ。

そう、実はプレイヤーが本当に操るのは、この捕まえられた人物の方。最初に医者の視点から家や周囲の構造、ゲームシステムをある程度把握させたうえで、生き延びる方法を模索するという設計になっている。

▲医者として部屋の中をある程度見ているが、見つからなかったアイテムなどもあり、行動範囲が広くなる

ただし、サバイバルと言ってもこの時点では何が敵で何が味方なのかはまったくわからない。そもそもここがどこで、自分が何者なのかもはっきりしないのだ。わかっていることは、この暗闇の森が得体のしれない場所だということ、そしてそのままでは命はないだろうということだ。

家の中を探していくと、医者の時には移動できなかった場所にも行けるようになる。そして、暗闇の中でなにかがうごめく姿が見えたかと思うと意識を失う主人公。

そして次に目覚めたのは、まったく違う家。悪夢は終わってはいなかった……。

▲新たなキャラクターと森で出会ったり、異形の怪物が出てきたり、ここからが本当の悪夢の始まり……

真上視点ながらFPS系と同様の操作システム


ゲームはこのような展開で始まり、プロローグからチャプター1へと移行してからが本格的にゲームがスタートする。

操作としては、キャラクターの視線をマウスで、移動はWASDキーで行う。懐中電灯で照らされている場所は視界が開けており、光がとおらない窓などはバリケードが設置されていて封じられていることを示す。

序盤はまず、家の中を捜索してアイテムを探し、鍵がかかった部屋や扉を開けたり、発電機を動かして視界を確保していこう。視界が通る窓や庭の柵、木などは「space」キーで乗り越えることも可能。また、移動可能なクローゼットなどもあり、マウスでホールドしたまま移動させて扉の後ろに置き、移動を封じたりもできる。

▲アイテムボックスはこのようなかたちで表示され、左上にあるインベントリに移動させるとゲットできる

外を探索すると、森の中の地図がオートマッピングされ居場所を確認できる。

▲一見オープンワールドのように見えるが移動範囲は限定されているところは安心か

特に、武器になるアイテムを入手したときには、右クリックの長押しで構えて左クリックで攻撃するという動作が必須となる。序盤で出てくる敵を攻撃する際にはこの行動を覚えておこう。

発電機を稼働して、身を守り攻撃する手段を見つけ出そう


釘と木材のアイテムで窓にバリケードを張ったり、ガソリンを発電機に入れてスイッチを入れたりと、フィールドにあるさまざまなアイテムが使えるほか、アイテム同士を組み合わせることでクラフトも可能。体力回復や武器、劣化したアイテムの修復なども行える。

部屋にあるものやアイテムを組み合わせたりしながら、とにかく生き延びるためにあらゆるものを活用していくのが本作の目的だ。

▲「Workbench」、つまり「作業台」の画面。手持ちの素材で作れるアイテムは白くなっている

昼と夜が繰り返される中で、得体の知れない存在から身を守って夜を乗り切っていく。新たな場所が増えていき、新たなキャラクターと出会い……。結末は自分自身で確認してみてほしい。ただし、最後まで生き残れればの話だが。


オススメポイント:見せすぎないことでかえって恐怖が煽られる


よくよく考えてみると、視点が違うだけでほぼFPSサバイバルと同様の操作方法とコンセプトだ。グラフィック的にはあくまで小さなキャラクターしかいないにもかかわらず、大事な場面ではイラストが登場したり、小さいながらも血しぶきやモンスターらしきものも見える。もし3Dでリメイクされたら相当に不気味で気持ち悪く、面白いゲームになるも思えたと同時に、見せないことによる恐怖を増幅される効果もあるのではないだろうか。

操作系が独特ではあるが、自動生成される森なども含めて、2017年のゲームとしてはやりごたえは十分あるだろう。ホラー映画のように与えられるだけの恐怖ではなく、不安と恐怖におののき続けたい方にこそオススメしたい作品だ。

ちなみに、2021年に日本一ソフトウェアよりPS4/Switch向けに日本語化の上で移植もされている。英語よりも感情移入しやすいので、試しに無料でプレイしてから、気に入ったら日本語版でもプレイしてみてほしい。


ホラーが嫌いな筆者としては、「個人的にはもう二度とやりたくない」という最高の褒め言葉を添えて、紹介を終わりたい。


Darkwood|Epic Games Store
https://store.epicgames.com/ja/p/darkwood-fa73bd
ToeJam & Earl: Back in the Groove!|Epic Games Store(日本語非対応)
https://store.epicgames.com/ja/p/toejam-and-earl-back-in-the-groove-cddc16
【これから始めるPCゲーム】「Epic Games Store」の使い方
https://gamerszone.jp/post/2327
【連載】Epic Games 今週の無料配信ゲーム

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