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【Epic Games Store 無料ゲーム紹介】ミニチュアゲーム原作の『Warhammer: 40,000』とホラーアドベンチャー『Saturnalia』

目次
  1. Warhammer 40,000: Mechanicus(ウォーハンマー 40,000:メカニカス)
    1. フィギュアで戦略を楽しめる、世界で親しまれている人気シリーズ
    2. 本家のシステムを踏襲してデジタル化
    3. なぜかEpic Games版だけ他と日本語版の仕様が異なる?
  2. Saturnalia(サートゥルナーリア)
    1. クリスマスの原型と言われる祭り「サートゥルナーリア」
    2. ローグライトなホラーアドベンチャー
    3. 独特なグラフィックによる雰囲気は唯一無二
Epic Games Storeより、毎週提供されている無料ゲームをご紹介するこの企画。今週の2本は、ストラテジーゲームの『Warhammer 40,000: Mechanicus』と、ホラーテイストのアクションアドベンチャー『Saturnalia』だ。


Warhammer 40,000: Mechanicus(ウォーハンマー 40,000:メカニカス)



価格:3448円
無料期間:~2022年11月4日
開発者:Bulwark Studios
パブリッシャー:Kasedo Games
リリース日:2022年8月11日
新登場:2018年11月15日
https://store.epicgames.com/ja/p/warhammer-mechanicus-0e4b71

フィギュアで戦略を楽しめる、世界で親しまれている人気シリーズ


フィギュアを用いたテーブルトップゲーム『Warhammer』シリーズを題材にしたストラテジー。独特なキャラクターや世界観は、知れば知るほどハマりこむとてつもない叙事詩となっている。

原作は『Warhammer 40,000』というシリーズで、4万年が経過した世界が舞台。この世界にはさまざまな陣営があり、それぞれが覇権をかけて戦っているが、本作の主人公たちは『アデプトゥス・メカニカス』と呼ばれる帝国技術局。敵として登場するのは、人類よりもはるか昔から生きている太古の種族、ネクロン。テックプリーストと呼ばれる兵を使って、ネクロンたちの土地を探索しながら戦っていくことになる。


興味がある方は、ぜひフィギュアを用いた実物の『ウォーハンマー』も体験してみてほしい。サイコロとメジャーを用いた射撃は一度遊んでみる価値はある。
https://warhammer40000.com/ja/

本家のシステムを踏襲してデジタル化


本作の戦闘はシミュレーションゲームのようなターン制で、ユニットの素早さに応じて行動可能になる。各ユニットには移動可能な範囲と武器などがあり、フィールドで見つけたアイテムを使って武器などを強化したり、さまざまな能力を身に着けることで、戦闘を有利に進められるようになっていく。

本家のメジャーによる射程距離や射線は、本作ではゲームのため計算なども必要なく楽しめる。高低差こそないものの、射程距離と移動距離、ユニットとのシナジーなども再現されている。


基本的には与えられるミッションに従って、ネクロンたちのいる太古の施設を探索していくが、この探索パートでもたもたしているとネクロン側に時間を与えてしまい、敵の数が増えたり、復活が早まったりと戦闘が難しくなっていく。最短距離で探索を終えるか、さまざまな資源を集めつつ苦労しながらも成長を優先するかはプレイヤー次第だ。

なぜかEpic Games版だけ他と日本語版の仕様が異なる?


残念なのは、Epic Games版の『Warhammer 40,000』はSteam、Switchなどで販売されているものとはどうやら異なるらしいという点。具体的には、日本語訳がほかの作品と比べて直訳となっており、インターフェースの配置なども異なるようだ。

歴史あるシリーズだけに、世界観にどっぷりハマりながら遊ぶには、登場人物やストーリーが日本語としてかなり難解に感じられる点だけが惜しい。今回の無料配布をきっかけに遊んでみたいと思った方は、Steam版をプレイすることをオススメする。



Saturnalia(サートゥルナーリア)



価格:3448円
無料期間:~2022年11月4日
開発者:Santa Ragione
パブリッシャー:Santa Ragione
リリース日:2022年10月28日
https://store.epicgames.com/ja/p/saturnalia

クリスマスの原型と言われる祭り「サートゥルナーリア」


『Saturnalia』は1969年のイタリア・サルデーニャ島を舞台としたホラーアドベンチャー。英語では「サタネイリア」とも読めるが、おそらく古代ローマ時代の農神祭「サートゥルナーリア」の方が正しいだろう。名称に「Saturn」が含まれているが、本作では古の農業の神とキリスト教におけるサタンをあえて混同させているようだ。

主人公は地質学者の女性、アニータ・ジャンニーニ。彼女は鉱山集落であるグラヴォイ村を調査すべくこの村に部屋を借りた。やがて、村の教会で働くダミアーノと恋に落ち子どもを授かるが、彼は既婚者。気持ちが変わってしまった様子のダミアーノに対するアニータの気持ちは変わらないが、調査も終えたため村を出ることにもなっている。

妊娠の事実を伝えるために、隣町での超音波検査を終えて村に戻ったアニータは、彼に事実を伝えに行くことに。しかしダミアーノがいるはずの教会に向かうと、年に一度の祝祭「サートゥルナーリア」のためか、村中の人が教会に集まっており、中に入れてもらえない。仕方なく部屋に戻って荷物をまとめるとやがて夜になってしまった。


時間をかけて作った鉱山の地図がないことに気づいたアニータは、この村出身のフォトジャーナリスト、ポールが地図を借りていったというメモを見つけ、鉱山に向かう……。

ローグライトなホラーアドベンチャー


ここからが本作の本当のスタートだ。序盤はさまざまな目的が提示され、複数の登場人物や目的地などが入り混じる展開となる。「tab」キーを押すと目的地などを示すツリーが現れ、これまでのセリフなども振り返れるようになっている。


村人がいない村は暗く、頼りになるのはマッチのみ。移動中に置いてある焚き火に火を移すことでマップが少し明るくなるが、マッチの数は限られているので注意が必要だ。

そして、話を進めていくとアニータを含めた4人の人物が操れるようになり、場面に応じてそれぞれの特徴を生かしたパズルなどを解きながら、村の秘密に迫る。得体のしれない存在に襲われてゲームオーバーになるたびに、それまでのマップは書き換えられるという点で、ローグライトの要素も持っている。


独特なグラフィックによる雰囲気は唯一無二


日本語訳はないものの、イラストとストップモーションを組み合わせた独特なグラフィックが目を引く『Saturnalia』。難易度設定もあるものの、プレイ自体はそれほど難しくない。ゲームとしての評価も非常に高いので、ものを言わずに近づいてくるタイプのホラーが好きな方にはオススメできる作品だ。


Warhammer 40,000: Mechanicus|Epic Games Store
https://store.epicgames.com/ja/p/warhammer-mechanicus-0e4b71
Saturnalia|Epic Games Store(日本語非対応)
https://store.epicgames.com/ja/p/saturnalia
【これから始めるPCゲーム】「Epic Games Store」の使い方
https://gamerszone.jp/post/2327
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