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【今週のEpic Games Store 無料ゲーム】 『Keylocker』&『Pilgrims』:JRPGリスペクトなサイバーパンクRPGと、古風なアドベンチャー

目次
  1. 『Keylocker | Turn Based Cyberpunk Action』
  2. 『Pilgrims』(ピルグリム)
Epic Games Storeより、毎週提供されている期間限定無料ゲームをご紹介するこの企画。

2025年8月1日(金)より期間限定で無料配信されているゲームは2本。ターン制RPGの『Keylocker | Turn Based Cyberpunk Action』(キーロッカー|ターンベースド サイバーパンクアクション)と、カードアドベンチャー『Pilgrims(ピルグリム)』だ。

無料配信期間は、2025年8月8日(金)0:00まで。

『Keylocker | Turn Based Cyberpunk Action』



デベロッパー:Moonana Games
パブリッシャー:Serenity Forge
リリース日:2025年8月1日
日本語:対応
URL:https://store.epicgames.com/ja/p/keylocker-622bcc

Keylocker | Turn Based Cyberpunk Action』は、サイバーな雰囲気のコマンド式RPGだ。この無料配信が同作のリリースとなる。JRPGリスペクトを標榜しており、ターン制の戦闘ではタイミングよくボタンを押すリズムゲーム風の操作も要求される。

主人公は歌手のBOBO。歌が禁止された世界で、サイバーな雰囲気の刑務所に囚われている。


ネットワーク経由で連絡してくる仲間の「ディーラーマン」の協力で、ハッキングにより脱獄を企てるところから物語はスタート。自由な雰囲気やガバガバな警備など、あまり細かいことは考えなくていい。


敵に遭遇して戦闘になると、4つのボタンに割り当てられたコマンドを実行するのだが、この時タイミング良くボタンを押すことでヒットしたり失敗したりする。敵からの攻撃を受ける時も同様に、ボタン操作がカギとなる。


脱獄し始めた段階で、自分のタイプを指定する。攻撃型の「ジャガーノート」「ハッカー」と、防御型の「サムライ」「シーケンサー」の4種類があり、選ぶタイプによって物語の展開が変化する。もちろん、スキルも変わってくる。


ゲーム全体に漂うサイバーパンクな雰囲気の作り込みはかなりのもの。セーブ/ロードの画面もなぜかこんな感じで、クリエイティブ精神が漂っている。


マップ内には、情報を得られる端末や、ネットワーク越しに移動できるゲート、さまざまなステータスアップに使えるアイテムなども散りばめられている。個人的にはどこかファニーにクルクルまわる看守の「クレリコプター」にハマった。


日本語翻訳も非常に自然でラフな言葉使いで、ぶっ飛んだ世界観の洋ゲーが好きな方ならきっと楽しめるはず。無料期間のうちにぜひゲットしておこう。


『Pilgrims』(ピルグリム)



価格:850円
デベロッパー:Amanita Design
パブリッシャー:Amanita Design
リリース日:2023年6月16日
初回リリース日:2019年10月7日
日本語:対応
URL:https://store.epicgames.com/ja/p/pilgrims-6d250f

『Pilgrims』は、ほのぼのした手書き風グラフィックの世界の中で、カードを用いて交流していくアドベンチャーゲームだ。ほとんど言語テキストを使用していないのが特徴で、カードのアイコンやアクションだけでプレイできるように徹底されている。

「巡教者」というタイトルのとおり、プレイヤーは地図上にある池、森、川、家などの場所を訪れ、その場所で人や動物などに出会ったり、さまざまなアイテムなどを入手しながら旅をしていく。会話はすべて吹き出しと絵、体の動きなどで表現され、その絵を見ながらできることを想像しつつ試すことで先に進めるようになる。


たとえば、とある家を訪れると、魚料理が欲しいという人に出会った。魚と料理するものがあれば、彼の願いをかなえられそうだ。


地図の別の場所、木のうろにいるおじいさんのところに行くと、釣り竿らしきものが見える。声をかけてみる(マウスでクリックする)と、なんだか気分が落ち込んでいる、という風なイラストが出てきた。つまり、「落ち込んでいるから元気づけてほしい」ということのようだ。こうした相手の望みを叶えることで、自分が欲しいものをもらえたりもする。


手持ちのアイテムをいろいろ使うことで、笑顔になったり怒ったりしゅんとしたり、といった反応が得られる。例えば持っているアイテムの「ロープ」は、達人の真似をしてグルグル回したりするが、それで相手が喜ぶかどうかはわからない。それらをいろいろ試しながら、交流を深めていくのが本作のシステムだ。

アイテムも効果もひとつだけではなく、相手によってさまざまなアクションがあり、ひとりの人に対してひとつのアクションだけで物語は進むわけではない。プレイヤーの想像もしないようなアイテムの使われ方をする場合もあるので、いろいろ試してみて、その反応を見るのも醍醐味と言える。また、キャラクターもどんどん増えていくので、キャラとアイテムの組み合わせによっても変化する。


これらのアクションはキャラごとにたくさん用意されており、「実績」に記録されていく。たとえば「クマ」にお酒をあげて先に進むことができたが、実績をみるとどうやら「ほうき」で叩くというアクションもあるらしいというヒントがわかる。こうしたさまざまな動きを試しながら、不思議な世界を放浪していく。


言葉を使わずに遊べるゲームというのはこれまでもたくさんあったが、答えを想像できるような絵と行動を作るのは非常に難しい。その点、『Pilgrims』のグラフィックとアニメーション表現は、簡単すぎず難しすぎず、絶妙なバランスが保てているように感じられた。

インディーゲームでありながら、ボリュームもBGMも非常に力が入っており、ゆったり楽しむには最適な一本だ。

Epic Games Store
https://store.epicgames.com/ja/

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