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ローグライク見下ろし型アクション『UnderMine』 金鉱石を集めてコツコツ強化!プレイしだしたら止まらない!

金鉱石を求めて鉱山に潜るローグライク見下ろし型アクション『UnderMine』(開発/発売:Thorium)が、Steamでの早期アクセスを抜け、2020年8月6日に正式リリースされた。プレイヤーは一介の農民として、つるはし片手にモンスターやトラップが待ち受ける鉱山の探索に駆り出される。鉱山内で自身を強化していき、ゲームオーバーになったら1からやり直しの、いわゆるローグライクスタイルのアクションゲームだ。


キャラクターの強化とランダムダンジョン探索が魅力のローグライクといえば『The Binding of Isaac』 や『Enter The Gungeon』など、名作として多くのプレイヤーを楽しませてきたものも多く挙げられる。そんな名作たちに劣らない面白さを本稿で紹介しよう。

金鉱石をコツコツ溜めて自身を強化!やりだしたら止まらないゲーム性!

プレイヤーは雇われ農民となり、金鉱石を掘り集めながら、謎の地震が続く鉱山ダンジョンの奥深くに進んでいくことになる。一度鉱山に潜ったら生きて帰ってこられないので、倒れたら次の農民に入手物の一部を引き継いで、再挑戦を繰り返すのがゲームプレイの流れだ。


基本的なシステムはローグライクアクションの中ではオーソドックスなもので、似たゲームを経験したことがある人ならすぐに慣れるだろう。アクションは、つるはしによる近接攻撃の「スイング」と、つるはしをブーメランのように扱う「投擲」の2通りの攻撃法と、設置型で大ダメージを与え一部の壁も破壊できる「爆弾」、「ジャンプ」による回避と、比較的シンプルなもの。

道中で拾う多くの「レリック」の効果で次第に強化されていくのは、この手のゲームでは定番の面白いポイントだ。レリックは「攻撃速度が上がる」だったり「トゲ床を無効化」のようなシンプルなものから、「つるはしを投げた先にテレポート」など、入手したら大きく性能が変わるものまで多数用意されている。

鉱山内では様々な効果をもつ「ポーション」も入手でき、使い切りだが高い効果を得られる。複数のレリックやポーションをうまく組み合わせられれば、開始時とは比べられないほどにパワフルな農民を楽しめる。

ただし、持ち帰れるのは基本装備と金鉱石だけ。レリックやポーションは農民が倒れたら持ち帰ることはできない。毎回一期一会の農民の強化を楽しもう。

持ち帰った金鉱石で農民の装備のアップグレードが行えるほか、鉱山の中ではレリックやポーションの「設計図」が入手でき、専用の新しいレリックやポーションの解禁も可能となっている。装備のアップグレードは、キャラクターのHPや攻撃力、死亡時に落とす金鉱石の緩和など、基礎的な部分を強化できる。ローグライク系のゲームでは運によって不安定になりがちな序盤の攻略を補強してくれるので、しっかりと強化していけば序盤はサクサククリアしていけるようになるだろう。

装備の強化に合わせて、鉱山での金鉱石のドロップ量も増えていく。何度も鉱山に挑戦すれば、強くなった自分と大量の金鉱石のドロップで非常に爽快感のあるダンジョン探索にハマること間違いなしだ。

▲NPCを救出! 拠点が拡張される

▲レリックの効果で投げたつるはしが分身!

▲鍛冶屋で設計図からレリックを作成。新しく解禁したものは初回だけ装備した状態で鉱山に挑戦でき、どんな性能か試せるのは嬉しいポイント

▲哀愁漂うゲームオーバー画面。装備と金鉱石の一部はお供のカナリアが運んで次の農民に託される

ここまではプレイヤー側について解説してきたので、今度は鉱山ダンジョンについて述べていこう。鉱山内は、マス目状に区切られた部屋からなる階層を探索することになる。部屋には多彩なトラップやギミック、ちょっとした謎解き要素も存在し、プレイしていて飽きさせない作りになっている。

さらに、金鉱石がドロップするとどこからともなく現れて盗んでいく緑色のスライム「ピルファー」は、鉱山探索にちょっとしたスパイスを与えてくれる。敵と戦闘での巻き添えで鉱脈を破壊してしまったときは、「敵の攻撃を回避しつつピルファーに盗まれないように金鉱脈回収……と慌てふためいていたら、トラップのスイッチを踏んでしまった!」というようなカオスを瞬く間に引き起こしてしまう。これはストレスとなるほどでもなく、いい塩梅だと感じられた。

マップの構造や敵の行動で毎回異なる探索の楽しさ、自身のキャラクターと操作技術が少しずつ成長していく楽しさに気付いたら、何度も鉱山ダンジョンに潜っている、なんてこともあるだろう。

▲金鉱石を盗むピルファー。盗られる前に全部回収しよう

▲強力なボス戦。自身を強化して挑戦しよう

▲トラップ地獄の先に宝箱が! HPも少ないし、取りに行くか迷う

まとめ


日本語ローカライズは公式で対応済。機械翻訳感は少しあるが、問題なくプレイできる。クリア後もさまざまな縛りプレイが可能なシステムが存在し、やり込み要素も用意されている。

ローグライク系のアクションの中にはかなり難易度が高いものもあるが、『UnderMine』ではプレイを繰り返せば自然と安定したプレイが可能になる。ローグライクが好きな人はもちろん、コツコツ素材を集めて自身を強化していくゲームが好きな人にもおすすめだ。Steamの他、PC版Xbox Game Passでもプレイ可能なので、加入している人は是非プレイしてみよう。

●タイトル:UnderMine
●ジャンル:ローグライク アクションアドベンチャーゲーム
●発売元/開発元:Thorium
●プラットフォーム:PC、Xbox One ※PC版Xbox Game Pass対応
●発売日:発売中(2020年8月6日)
●価格:2050円
●必須スペック:
OS: Windows 7 64bit
プロセッサー: 2.4 GHz
メモリー: 4GB
グラフィック: 統合GPU
DirectX: Version 10
ストレージ: 2GB以上
●推奨スペック:
64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
OS: Windows 10 64bit
プロセッサー: 3.2 GHz
メモリー: 8 GB
グラフィック: GeForce GTX 480 / Radeon HD 5870
DirectX: Version 11
ストレージ: 2GB以上
●公式サイトURL:https://undermine.game/
●ダウンロードサイトURL
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/undermine/9n52cqmfh3bb?activetab=pivot:overviewtab
https://store.steampowered.com/app/656350/UnderMine/

【連載】Alienware Zone PCゲームレビュー<2020年版>

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