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PC版『Halo: CEA』『Halo: 2A』10年経っても色褪せない個性と、シリーズの意外な一面が光る初期2タイトル
目次
2020年3月4日、5月13日にPC版『Halo: Combat Evolved Anniversary』『Halo 2: Anniversary』が配信された(以下、『Halo: CEA』『Halo: 2A』)。『Halo』シリーズ歴代の6タイトルを収めた『Halo: The Master Chief Collection』の第2弾、第3弾配信タイトルだ。バンドルで買うなら4212円で、それぞれ1150円でタイトルごとの購入もできる。
『Halo』シリーズといえば、総売上本数が6500万本超えの世界的大ヒットFPS。人類とエイリアンの宗教的同盟「コヴナント」の戦いを軸に、宇宙の全生命体を巻き込んだドラマを描いている。
今回レビューする『Halo: CEA』『Halo: 2A』は、その初期2タイトルのリマスター版。オリジナル版はXboxで2002年、2004年に発売されている。その3年後にはどちらもPCに移植されたが、リマスター版はXbox 360/Xbox Oneのみでの発売に留まっていた。
本稿では10年以上前の名作を今プレイしてみた感想や、今後PC版『Halo: The Master Chief Collection』に実装予定の機能などをお伝えしたい。
リマスター版の説明をする前に、オリジナル版がもたらした影響について述べておこう。シリーズ1作目の『Halo: Combat Evolved』は、家庭用ゲーム機で楽しめるFPSの火つけ役だった。その頃のFPSは家庭用ゲーム機ではなく、PCでプレイすることが当たり前だったのだ。エイミングにおいて、マウスがパッドよりも有利だったからである。
しかし『Halo: Combat Evolved』は家庭用ゲーム機専用FPSということもあって、「パッドでのエイミングに最適化したFPS」として誕生した。メインウェポンとサブウェポンの2つ持ち、自動回復するシールド+体力制など、今日のFPSでは当たり前の仕組みの先駆者となり、後のFPSに大きな影響を与えた。結果として『Halo: Combat Evolved』は、600万本を売り上げる大ヒットに。ゲーム業界は『Halo』を倒すべく、キラーコンテンツの開発に勤しんだ。
続く2004年には『Halo 2』が発売。前作のヒットのおかげで期待が高まったのか、当時の海外ファン、とくにアメリカではお祭り騒ぎだったようだ。発売日までのカウントダウンが街中のモニターに映し出され、その下で多くの人が『Halo 2』を手に入れる瞬間を待ち望んでいた。この様子はさまざまなニュース番組に取り上げられている。キャスターが大はしゃぎで『Halo 2』をプレイする映像もあるのが驚きだ。『Halo 2』は800万本以上を売り上げ、『Halo: Combat Evolved』を超えるヒット作となった。
『Halo』シリーズでは、人類の英雄マスターチーフと、その相棒を務めるAIコルタナがメインキャラクターだ。『Halo: Combat Evolved』は、彼らがコヴナントに遭遇し、搭乗していた戦艦を破壊されるシーンから始まる。謎の環状惑星「Halo」に不時着した2人は、コヴナントの猛攻を潜り抜ける中で「Halo」の恐ろしい秘密を知ることになる。『Halo: 2A』では、同盟として結束していたはずのコヴナントで内乱が勃発。人類対コヴナントの二項対立が崩れ、戦争はより複雑な形になっていく。
グラフィックのHDリマスターはもちろん、BGMの再録音まで行っている。再録音を手がけたのはスカイウォーカー・サウンド。『スター・ウォーズ』『ジュラシック・ワールド』シリーズなど、数々のハリウッド映画を手がける名門スタジオだ。
オリジナル版のグラフィックと、HDリマスターされたグラフィックを一瞬で切り替えられる粋な仕様も追加されている。同時にサウンド、BGMの新旧も切り替わる徹底ぶりだ。グラフィックのクオリティの差に、『Halo』シリーズが歩んできた長い時間を感じた。PC版は4K UHDに対応しているので、輪をかけて綺麗な映像になっている。
また、『Halo: 2A』のマルチプレイには、オリジナル版の25種類のマップに加え、リマスターされた7種類のマップが新たに登場している。マッチングには時間がかかったが、名武器バトルライフルをマウスでキビキビ操作できるのが嬉しい。
PC版は他にも60fps、可変フレームレート、FOVカスタマイズなどに対応。日本語字幕、音声にもしっかり対応しているので安心だ(※2020年6月17日時点、『Halo: 2A』のターミナル映像が英語音声のみで再生されるバグがある)。
それでもなお『Halo: CEA』は新鮮に思える。今の『Halo』シリーズではあまり感じられなくなった「不思議で希望に満ちた驚き」があるからだ。この『Halo』のアイデンティティをもっとも強く表現しているのが、1作目の『Halo: CEA』なのである。
光を放つ灯台のような建造物、空に伸びる環状惑星の一部。『Halo: CEA』の景色は、未知のものに対する感動を呼び起こす。
加えて、『Halo: CEA』の広大なマップは、プレイヤーを探検させるようにできている。『Halo 4』『Halo 5: Guardians』などのマップは直線的だが、『Halo: CEA』は円形。目的地を示すマーカーもあまり表示されない。この仕様が環状惑星「Halo」の不思議さを強めている。目的地がすぐに分かってしまう土地より、自分で切り拓く未知の土地の方が神聖だ。
ただ、『Halo: CEA』のマップは迷子になりやすい。探検の楽しさはあるが、マップがところどころ複雑なのだ。もし迷ってしまっても、誰もが通る道なので気長に行こう。
2020年末に発売予定のシリーズ最新作『Halo Infinite』は、探検要素に重きを置いたゲームになる予定だ。ロケーションも大自然がメインで、灯台などのモチーフが象徴的に描かれている。開発を担当する343 Industriesは、「不思議で希望に満ちた驚き」を「Wonder」と呼び、最新作で復活させようとしているのだ。
『Halo Infinite』はどうやってシリーズのアイデンティティを新しい形で表現するのだろうか。『Anniversary』シリーズをプレイしながら、そんな想像をふくらますのもおもしろい。
筆者は今回が生まれて初めての『Halo: 2A』体験だったが、シリーズの新しい一面が見れた。
『Halo: 2A』はやけにテンションが高いのだ。シリーズでもっともエネルギッシュなのではないだろうか。
まず、撃ち合いがとても白熱する。『Halo: 2A』は銃撃戦が始まって終わるまでのサイクルが速い。プレイヤーと敵の体力が少ないからだ。体力の減る速度はシリーズで最速だろう。『Halo: CEA』や最近の『Halo』シリーズと同じような感覚でプレイすると、あっという間にゲームオーバーだ。
レベルデザインが理不尽な印象も受けたが、この目まぐるしい撃ち合いを制したときの高揚感はすごい。それに拍車をかけるのが武器の二丁持ちだ。『Halo 2』ではじめて採用されたシステムである。サブマシンガンを二丁持ちして、弾をばら撒く爽快感はたまらない。
また、キャラクターたちもはつらつとした雰囲気を持っている。味方の兵士は気の利いた冗談を言って戦闘を盛り上げてくれるし、彼らと行動することも多い。最近の『Halo』シリーズにはない賑やかさだ。
『Halo 4』あたりから人間同士の陰謀に焦点が当たるが、そういったシリアスな雰囲気もない。この時点ではまだ、人類の敵はエイリアンだけに思える。
『Halo: 2A』のもうひとつの特徴は、マスターチーフだけではなく、コヴナント側のキャラクターでプレイできること。プレイヤーは兵士「アービター」となり、コヴナントの反乱因子を排除する任務に就く。カモフラージュやソードといったステルス系の武器を使い、静かに攻めることができる。先述した目まぐるしい銃撃戦に疲れたときには良いクールダウンだ。
ゲームプレイ中の武器表示を調整する機能も実装予定だ。手に持つ武器が画面内に占める割合を変えられるので、より広い視界でプレイできるようになる。
PC版『Halo: Reach』が配信されたときには、PC間(Steam版とMicrosoft Store版)でのクロスプレイに対応する予定もあったが、それはまだ実現されていないようだ。XboxとPC間のクロスプレイも引き続き検討中とのこと。
また、かねてからパッドのエイムアシストが強すぎるという声が上がっていた。開発側もそれについて協議を重ねているとのこと。しかし、実際に修正を行う予定はまだないという。
そして、PC版『Halo 3』の公開テストがすでに行われている。『Halo』初期3部作の完結篇がついにPCに登場ということで、待ち遠しいファンも多いだろう。軌道降下特殊部隊「ODST」を主人公にした番外編『Halo 3: ODST』のファイアファイトモードも今夏に配信予定だ(PC/Xbox One版)。
最後になるが、PC版『Halo: The Master Chief Collection』インストール時の不具合は健在の様子(※2020年6月17日時点)。ライブラリから『Halo: The Master Chief Collection』を右クリック→プロパティ→DLC→「MCC - H1: Extended Language Pack」「MCC - H2: Extended Language Pack」にチェック→OKを押す、という手順を踏まないとプレイできない。購入する際はぜひ気をつけてほしい。
© 2020 Microsoft Corporation. All rights reserved. Halo: The Master Chief Collection is a trademark of Microsoft Corporation.
●タイトル: HALO: THE MASTER CHIEF COLLECTION
●発売元:Xbox Game Studios
●開発元:343 Industries
●ジャンル:シューティング/FPS
●発売日:2020年5月13日
●価格:4212円
『Halo: Combat Evolved Anniversary』単品 1150円
『Halo 2: Anniversary』単品 1150円
※Xbox Game Pass for PC(Beta)対応
●必須スペック:
OS: Windows 7 64 Bit
プロセッサー: AMD Phenom II X4 960T、Intel i3550
メモリー: 6 GB RAM
グラフィック: AMD HD 6850、NVIDIA GeForce GTS 450
ストレージ: 43GB
●公式サイトURL:https://www.xbox.com/ja-JP/games/halo-the-master-chief-collection-pc
●ダウンロードサイトURL:
https://store.steampowered.com/app/976730/Halo_The_Master_Chief_Collection/
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/halo-the-master-chief-collection/9NTM9HXNLSZX
『Halo』シリーズといえば、総売上本数が6500万本超えの世界的大ヒットFPS。人類とエイリアンの宗教的同盟「コヴナント」の戦いを軸に、宇宙の全生命体を巻き込んだドラマを描いている。
今回レビューする『Halo: CEA』『Halo: 2A』は、その初期2タイトルのリマスター版。オリジナル版はXboxで2002年、2004年に発売されている。その3年後にはどちらもPCに移植されたが、リマスター版はXbox 360/Xbox Oneのみでの発売に留まっていた。
本稿では10年以上前の名作を今プレイしてみた感想や、今後PC版『Halo: The Master Chief Collection』に実装予定の機能などをお伝えしたい。
世界を熱狂させた2つの『Halo』
リマスター版の説明をする前に、オリジナル版がもたらした影響について述べておこう。シリーズ1作目の『Halo: Combat Evolved』は、家庭用ゲーム機で楽しめるFPSの火つけ役だった。その頃のFPSは家庭用ゲーム機ではなく、PCでプレイすることが当たり前だったのだ。エイミングにおいて、マウスがパッドよりも有利だったからである。
しかし『Halo: Combat Evolved』は家庭用ゲーム機専用FPSということもあって、「パッドでのエイミングに最適化したFPS」として誕生した。メインウェポンとサブウェポンの2つ持ち、自動回復するシールド+体力制など、今日のFPSでは当たり前の仕組みの先駆者となり、後のFPSに大きな影響を与えた。結果として『Halo: Combat Evolved』は、600万本を売り上げる大ヒットに。ゲーム業界は『Halo』を倒すべく、キラーコンテンツの開発に勤しんだ。
続く2004年には『Halo 2』が発売。前作のヒットのおかげで期待が高まったのか、当時の海外ファン、とくにアメリカではお祭り騒ぎだったようだ。発売日までのカウントダウンが街中のモニターに映し出され、その下で多くの人が『Halo 2』を手に入れる瞬間を待ち望んでいた。この様子はさまざまなニュース番組に取り上げられている。キャスターが大はしゃぎで『Halo 2』をプレイする映像もあるのが驚きだ。『Halo 2』は800万本以上を売り上げ、『Halo: Combat Evolved』を超えるヒット作となった。
『Halo』シリーズでは、人類の英雄マスターチーフと、その相棒を務めるAIコルタナがメインキャラクターだ。『Halo: Combat Evolved』は、彼らがコヴナントに遭遇し、搭乗していた戦艦を破壊されるシーンから始まる。謎の環状惑星「Halo」に不時着した2人は、コヴナントの猛攻を潜り抜ける中で「Halo」の恐ろしい秘密を知ることになる。『Halo: 2A』では、同盟として結束していたはずのコヴナントで内乱が勃発。人類対コヴナントの二項対立が崩れ、戦争はより複雑な形になっていく。
FPSの金字塔を贅沢にリマスターした『Anniversary』シリーズ
さて、本稿でレビューするのはオリジナル版ではなく、『Anniversary』シリーズである。なんといっても、豪華なリマスター作業が施されているのが特徴だ。グラフィックのHDリマスターはもちろん、BGMの再録音まで行っている。再録音を手がけたのはスカイウォーカー・サウンド。『スター・ウォーズ』『ジュラシック・ワールド』シリーズなど、数々のハリウッド映画を手がける名門スタジオだ。
オリジナル版のグラフィックと、HDリマスターされたグラフィックを一瞬で切り替えられる粋な仕様も追加されている。同時にサウンド、BGMの新旧も切り替わる徹底ぶりだ。グラフィックのクオリティの差に、『Halo』シリーズが歩んできた長い時間を感じた。PC版は4K UHDに対応しているので、輪をかけて綺麗な映像になっている。
また、『Halo: 2A』のマルチプレイには、オリジナル版の25種類のマップに加え、リマスターされた7種類のマップが新たに登場している。マッチングには時間がかかったが、名武器バトルライフルをマウスでキビキビ操作できるのが嬉しい。
PC版は他にも60fps、可変フレームレート、FOVカスタマイズなどに対応。日本語字幕、音声にもしっかり対応しているので安心だ(※2020年6月17日時点、『Halo: 2A』のターミナル映像が英語音声のみで再生されるバグがある)。
今こそ『Halo: CEA』で「Wonder」を感じよう
『Halo: CEA』はグラフィックが大幅に進化したとはいえ、元は今から15年以上前のゲームだ。ダッシュやアビリティはなく、最近のFPSと比べるとモッサリした動きになる。初めてプレイする人は戸惑うだろう。それでもなお『Halo: CEA』は新鮮に思える。今の『Halo』シリーズではあまり感じられなくなった「不思議で希望に満ちた驚き」があるからだ。この『Halo』のアイデンティティをもっとも強く表現しているのが、1作目の『Halo: CEA』なのである。
光を放つ灯台のような建造物、空に伸びる環状惑星の一部。『Halo: CEA』の景色は、未知のものに対する感動を呼び起こす。
加えて、『Halo: CEA』の広大なマップは、プレイヤーを探検させるようにできている。『Halo 4』『Halo 5: Guardians』などのマップは直線的だが、『Halo: CEA』は円形。目的地を示すマーカーもあまり表示されない。この仕様が環状惑星「Halo」の不思議さを強めている。目的地がすぐに分かってしまう土地より、自分で切り拓く未知の土地の方が神聖だ。
ただ、『Halo: CEA』のマップは迷子になりやすい。探検の楽しさはあるが、マップがところどころ複雑なのだ。もし迷ってしまっても、誰もが通る道なので気長に行こう。
2020年末に発売予定のシリーズ最新作『Halo Infinite』は、探検要素に重きを置いたゲームになる予定だ。ロケーションも大自然がメインで、灯台などのモチーフが象徴的に描かれている。開発を担当する343 Industriesは、「不思議で希望に満ちた驚き」を「Wonder」と呼び、最新作で復活させようとしているのだ。
『Halo Infinite』はどうやってシリーズのアイデンティティを新しい形で表現するのだろうか。『Anniversary』シリーズをプレイしながら、そんな想像をふくらますのもおもしろい。
エネルギッシュでユニークな『Halo: 2A』
筆者は今回が生まれて初めての『Halo: 2A』体験だったが、シリーズの新しい一面が見れた。
『Halo: 2A』はやけにテンションが高いのだ。シリーズでもっともエネルギッシュなのではないだろうか。
まず、撃ち合いがとても白熱する。『Halo: 2A』は銃撃戦が始まって終わるまでのサイクルが速い。プレイヤーと敵の体力が少ないからだ。体力の減る速度はシリーズで最速だろう。『Halo: CEA』や最近の『Halo』シリーズと同じような感覚でプレイすると、あっという間にゲームオーバーだ。
レベルデザインが理不尽な印象も受けたが、この目まぐるしい撃ち合いを制したときの高揚感はすごい。それに拍車をかけるのが武器の二丁持ちだ。『Halo 2』ではじめて採用されたシステムである。サブマシンガンを二丁持ちして、弾をばら撒く爽快感はたまらない。
また、キャラクターたちもはつらつとした雰囲気を持っている。味方の兵士は気の利いた冗談を言って戦闘を盛り上げてくれるし、彼らと行動することも多い。最近の『Halo』シリーズにはない賑やかさだ。
『Halo 4』あたりから人間同士の陰謀に焦点が当たるが、そういったシリアスな雰囲気もない。この時点ではまだ、人類の敵はエイリアンだけに思える。
『Halo: 2A』のもうひとつの特徴は、マスターチーフだけではなく、コヴナント側のキャラクターでプレイできること。プレイヤーは兵士「アービター」となり、コヴナントの反乱因子を排除する任務に就く。カモフラージュやソードといったステルス系の武器を使い、静かに攻めることができる。先述した目まぐるしい銃撃戦に疲れたときには良いクールダウンだ。
実装予定または検討中の機能
PC版『Halo: The Master Chief Collection』には、今後もさまざまな機能が実装される予定だ。開発を担当する343 Industriesは、ダブルキーバインドやコントローラーにおけるプッシュトゥトークのサポートを発表している。ゲームプレイ中の武器表示を調整する機能も実装予定だ。手に持つ武器が画面内に占める割合を変えられるので、より広い視界でプレイできるようになる。
PC版『Halo: Reach』が配信されたときには、PC間(Steam版とMicrosoft Store版)でのクロスプレイに対応する予定もあったが、それはまだ実現されていないようだ。XboxとPC間のクロスプレイも引き続き検討中とのこと。
また、かねてからパッドのエイムアシストが強すぎるという声が上がっていた。開発側もそれについて協議を重ねているとのこと。しかし、実際に修正を行う予定はまだないという。
『Halo 3』初のPC移植が迫る
『Halo: CEA』ではその色褪せない個性を味わい、『Halo: 2A』ではシリーズの新しい一面を垣間見ることができた。はじめて『Halo』シリーズをプレイするなら、すでに配信中の『Halo: Reach』からプレイするのもありだろう。ストーリーの時系列では『Halo: CEA』の前日譚になるし、操作性も最近のFPSに近い(あくまで『Halo: CEA』や『Halo: 2A』と比べればだが)。そして、PC版『Halo 3』の公開テストがすでに行われている。『Halo』初期3部作の完結篇がついにPCに登場ということで、待ち遠しいファンも多いだろう。軌道降下特殊部隊「ODST」を主人公にした番外編『Halo 3: ODST』のファイアファイトモードも今夏に配信予定だ(PC/Xbox One版)。
最後になるが、PC版『Halo: The Master Chief Collection』インストール時の不具合は健在の様子(※2020年6月17日時点)。ライブラリから『Halo: The Master Chief Collection』を右クリック→プロパティ→DLC→「MCC - H1: Extended Language Pack」「MCC - H2: Extended Language Pack」にチェック→OKを押す、という手順を踏まないとプレイできない。購入する際はぜひ気をつけてほしい。
© 2020 Microsoft Corporation. All rights reserved. Halo: The Master Chief Collection is a trademark of Microsoft Corporation.
●タイトル: HALO: THE MASTER CHIEF COLLECTION
●発売元:Xbox Game Studios
●開発元:343 Industries
●ジャンル:シューティング/FPS
●発売日:2020年5月13日
●価格:4212円
『Halo: Combat Evolved Anniversary』単品 1150円
『Halo 2: Anniversary』単品 1150円
※Xbox Game Pass for PC(Beta)対応
●必須スペック:
OS: Windows 7 64 Bit
プロセッサー: AMD Phenom II X4 960T、Intel i3550
メモリー: 6 GB RAM
グラフィック: AMD HD 6850、NVIDIA GeForce GTS 450
ストレージ: 43GB
●公式サイトURL:https://www.xbox.com/ja-JP/games/halo-the-master-chief-collection-pc
●ダウンロードサイトURL:
https://store.steampowered.com/app/976730/Halo_The_Master_Chief_Collection/
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/halo-the-master-chief-collection/9NTM9HXNLSZX
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