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TEAM iXA に所属することになりました!【ストーム久保の「プロ格闘ゲーマーのゲンバから」第5回】

大変長らくお待たせ致しました。この報告をできる日を迎えることができたことに、心から感謝致します。2019年3月8日(金)より、私「ストーム久保」は「ヤルキマントッキーズ株式会社」様が運営するプロゲーミングチーム「TEAM iXA」に所属して今年もプロゲーマーとして活動していくことを報告致します!

世界各地で開催される「Capcom pro tour 2019」にチームの支援を受けて出場し、ポイントを稼いで今年も「Capcom Cup」本選出場を目指します。

また、2019年3月14日から全国のゲームセンターで稼働開始される『ストリートファイターⅤ タイプアーケード』にも力を入れて、国内コミュニティやイベントにも積極的に協力・参加していきます! 私のアルバイト先の「フリーダム横浜」にも入荷されるので楽しみです!


チーム解散から約1カ月半……。非常に長かった気がします。正直つらい時期でしたが、たくさんの人から心配する声や励ましを頂いていたおかげで心を保つことができました。

去年のすべてが無駄になってこのまま消えてしまうのか、不安と焦りに蝕まれていた日々が終わって一息つけました。

もちろんチームに所属することがゴールでは無いのは理解しています。今の状況を言うならば、やっとスタートラインに立つことができて、走るための構えをとり始めたところです。

プロゲーマーと名乗れる立場になったとしても、実力やスキルなどを成長させていくことが重要なのだと去年1年間で学びました。

去年得た経験も活かして今後も様々なことに挑戦を続け、今後もプロゲーマー業に身も心も捧げていく所存です!

今回のコラムでは、ALIENWARE ZONE編集部に相談して、TEAM iXAに所属するまでの経緯を説明させていただくことにしました。まずはTEAM iXAそのものについて説明いたします。

TEAM iXA とは

ヤルキマントッキーズ株式会社」様が運営するプロゲーミングチームです。


■TEAM iXA ホームページ
■ヤルキマントッキーズ株式会社 ホームページ

会社、チーム代表は板垣護さんです。板垣さんは去年までPONOS株式会社(以下、ポノス)でeスポーツ事業を担っていた方です。

元々板垣さん自身が設立していた「ヤルキマントッキーズ株式会社」ごとポノスに入って仕事をしていましたが、今年からポノスを抜けて再び「ヤルキマントッキーズ株式会社」として動くことになりました。

その際、板垣さんが自身の会社でもeスポーツ事業をしていこうと考えて結成されたチームが、「TEAM iXA」(チーム イクサ)になります。「i」 が小文字なのがポイントです。

チームを支えてくださるスポンサー様は以下のとおりです。

■TEAM iXA メインスポンサー
・株式会社grasys 様
https://www.grasys.io

■TEAM iXA スポンサー
・寛容宿所 光 様
https://www.kanyo-hikari.com
・株式会社コンプ 様
http://www.comp.jp

チームを継続して運営していくためにも協賛や支援をして頂けるスポンサー様は随時募集しております。eスポーツに興味があるけど、どう関わっていいかわからない……。そういった状態でも構いません、私達と一緒に考えていい形を目指しましょう。協賛や支援の相談がありましたら、【TEAM iXA】ホームページ下部にある問い合わせフォーム、もしくは以下の連絡先に頂けると非常に助かりますので、よろしくお願い致します!

■TEAM iXA 連絡先
ixa@yarukiman.com

TEAM iXA、板垣さんとの出会い

代表の板垣さんとは「CAPCOM Pro Tour 2018」の予選を巡っている中でポノス所属選手達と一緒に大会に来ていたときに初めてお会いしました。高い身長に左右の髪の長さが真逆の髪型、足下を見ると履いているのはゲタという、強烈な第一印象に警戒した私は、挨拶をしてその場から逃げるように去ってしまいました……。

その後も何度か海外大会でお会いして、次第に慣れたこともあってか、少しですが話しかける機会も増えました。ですが、お互いに別チームで接点もそこまでなかったので、顔見知りくらいの関係でその年は終わりました。

そして2019年1月に私の所属していたチーム「Atlas Bear」が解散を決定したのと同時に、離脱を決意。

離脱後はTwitterや出演した番組でチームやスポンサーを探しているアピールをさせてもらいながら、声をかけられるのを待っていました。

最初の1カ月はなんの音沙汰もなかったこともあって、チャンスは自分からつかみにいかないといけないと反省。自分から企業やプロゲーミングチームに問い合わせて売り込むため、必要な資料や略歴など準備を進めている最中、板垣さんから連絡を頂きました。

最初は「新しいチームを作るのでどうですか?」という内容で、「新しいチーム」というワードに不安を覚えたものの、「ゲーマー社員の採用」やポノス所属の選手達を支えていた実績がある方なので話だけでも、と後日お会いすることになりました。

定番の渋谷ハチ公前で待ち合わせ。すごい人の多さにくらっと来ましたが、相変わらず一目で見つけられる存在感の強さに助けられました。

板垣さんと合流してからどういった目的のチームなのか、待遇はどうなのか、チームは継続していくのか、ここ数カ月悩んでいたことを一通り聞きました。図々しい質問もあったと思いますが、板垣さんはすべての質問の解答をしっかり返したあとで「久保くんのような人は報われてほしい」とおっしゃいました。

私のこと、業界のことを深く考えて下さっていたのがわかりました。ここならば不安がある状態で生活をすることなく、本気で取り組んでいけそうだと希望が持てると思い、TEAM iXA所属の誘いを受けました。

誘ってもらえたおかげで今年も自分を貫いて生きていけそうです。

第2次ゲーミング就活~相談の重要性

チーム解散~新チーム所属までのあいだ、題して「ゲーミング就職活動」はつらい時期だったものの、得ることが多い時期でもありました。

「相談しても解決しない物事であれば、自分と相談相手の時間を無駄にしてしまう」

こういう思考なので基本的に人に相談することが苦手でした。仲の良い人や信頼できる人が少なかったのが原因ではないかと今では思います。しかしここ数年で、ありがたいことに気兼ねなく相談できる知り合いが増えたこともあって、昔よりも相談することに抵抗はなくなっていたのが幸いでした。相談をして100%解決しなくても、80%でも30%でも1%でも、相談した結果に得られたものを自分の中で新しい判断材料として使って、まとめる……まとまらなくて、またわからないことが出てきたらまた相談する……。

それを繰り返していくと、解決に近づいていく。これこそが「相談する」ことの意味だったとようやく気が付きました。ストーム久保26歳、春のことです。

相談してもらった意見は、すべて私のために時間を使って考えてくれたものです。それを噛みしめながら考えて決めた選択肢が正解かどうかは今はまだわかりません。ですが、選んだ道を大事にして進んでいこうと思います。

今年もしぶとく皆さんの前にしゃしゃりでれるように頑張ります!

そして次回からはいよいよ始まります、コラムのタイトルにもなっている海外大会の「ゲンバ」をまとめたレポートを執筆していきます。

お楽しみに!

以上、TEAM iXA /ストーム久保でした!

■関連リンク
ストーム久保 Twitter
https://twitter.com/stormkubo
ストーム久保 Twitch
https://www.twitch.tv/stormkubo
TEAM iXA(チーム イクサ)
https://ixa.yarukiman.com/
【コラム】ストーム久保の「プロ格闘ゲーマーのゲンバから」

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