ゲームブロガーのラー油です！ （久々に普通の名乗り。）

普段からインディーゲームをいろいろと遊んでいるのですが、割と高難易度なゲームが多くて時々疲れることも……。どこかに程良い難易度で癒されるゲームないかなぁ！

と、いうわけで、今回は質感と雰囲気に惹かれて手に取ったこちらを紹介。


Petumsから1220円で配信中の『Papetura』です。紙の世界を舞台にしたアドベンチャーゲームで、画面をクリックして進めるタイプの内容になっています。


主人公はクルッと回った後頭部がオシャレなパペ（右）。閉じ込められていた花の牢屋から脱出し、外で出会ったチュラと共に、恐ろしいモンスターに立ち向かうというストーリー。セリフなどはなく、すべてキャラの動きのみで展開されます。

ゲームとしてはオーソドックスで、周りにある仕掛けやアイテムを活用し、道を切り開いていく構成。


本作最大の特徴は「世界が本当に紙で作られている」ところ。

紙細工で作られたミニチュアを取り込んで制作されており、ドットでもCGでもない、独自の表現を堪能できます。


特に光と影の美しさが素晴らしいですね。この背景のみっしり感も紙細工だからこそ！

新しい場所に来るたびに、細かいところまでじっくり見たくなります。火を放ったらよく燃えそうですがそういうシーンはないです。


パペが出会ったチュラは棒状の猫のような生物で、コロコロと変化する表情が可愛い相棒。

しかし、水の上を渡る時に船のオール代わりに使われたり、口から何かを発射したりと、割と扱いが豪快なところが見ていて楽しい。


物を動かしたり、スイッチに物をぶつけたりと、謎解きはそこまで難しくないのですが、ヒント機能もしっかり搭載。ちょっとしたミニゲームになっていて、赤い敵を避けて虫を全部食べるとヒントが見れます。こういうところに一捻りあるのが良いですね。

【ラー油的適正価格：1220円（Steam価格1220円）】
クリアまで1～2時間ほどでサクッと終わるボリューム。アドベンチャーとしてはゆったりした作りで目新しい要素もありませんが、とにかく映像表現でこちらを引き込んでくる作りでした。大作や高難易度ゲームの合間にのんびり遊ぶのに丁度良い1本。惹かれた貴方はぜひ！

（C）2021 Petums

『Papetura』Steamページ
https://store.steampowered.com/app/593640/Papetura/