世の中が……自分の生活が……暗い！ そんな時でも光を求めて直感頼りのジャケ買い勝負！ 今回は柔らかくファンシーなグラフィックに惹かれたこちらをチョイス。


Maple Whispering Limitedから1220円で配信中の『Calico（カリコ）』です。魔法が当たり前の世界で、ネコカフェを経営していくアドベンチャーゲーム。カフェの周りを無数の猫が空中浮遊しているという、またたびの過剰摂取みたいなタイトル画面が強烈。

前から気になっていたタイトルで、最近になって公式に日本語対応されたと聞いたので購入。この記事を書いている時点ではSteam上で「日本語はサポートされていません」という表記になっていますが、しっかり日本語対応されているのでご安心を。


まずはキャラクターメイクからスタート。顔や体系などを細かくいじれるのですが、どうしてもゴツいキャラになるのが難しい……。まあ、カフェ経営とかお菓子作りは体力勝負ですからね！


そしてこの初期アバター丸出しの格好で、かわいさバリバリのコーデで固めた村長に話しかけるという、屈辱的な開幕です。負けずにここからかわいくなっていきましょう。

やることは家具を買ってカフェの内装を整えたり、料理を作ってメニューに加えたりなどですが、基本的には経営部分はオマケ。どんな内装にしてもお客さんが来てお金がどんどん入ります。メインなのは村人の頼みごとを解決していくおつかいイベント。

クリアすることで、新しい衣装や家具、特別な魔法アイテムなどが手に入ってきますし、行ける場所もどんどん増えていきます。登場する村人たちは実験に失敗して体の半分がネコになった魔女や、ネコ会社の代表などそれぞれ個性的。マップも雰囲気づくりが素晴らしく、ネコだらけの街や頂上に温泉のある雪山など、探索が楽しい構造です。


そして、気に入った動物はネコだろうがなんだろうがカフェに配置可能。持ち上げてかわいがったり、頭の上に乗せて帽子にしたりも自由自在。かわいい動物を見かけたらどんどんコミュニケーションを取っていきましょう。


シロクマもこの通り！ お前もうちのネコカフェに来てもらうぞ！ シロクマがネコカフェにいても問題は発生しない優しい世界。

他にも、魔法のポーションでネコを巨大化させて背中に乗ったり、動物の色を変えたり天候や時間を操ったり、自分の髪の毛を染めたり。ゲームの攻略とは関係ない、いい意味で無駄な要素が満載。それらを堪能しながら、少しずつイベントを埋めていくのが心地良いゲームでした。


【ラー油的適正価格：1500円（Steam価格1220円）】
『どうぶつの森』シリーズの影響を感じつつも、確かな独自センスが炸裂した良作スローライフアドベンチャー。ゲームを進めると移動が快適になるなどシステム面も良好でした。雰囲気にピンと来たあなたは今すぐネコカフェ経営！

(C)2020 Peachy Keen Games/Whitethorn Digital, Maple Whispering Limited

『Calico』Steamページ
https://store.steampowered.com/app/1112890/Calico/