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『ケツノアナ』タイトル買い必至のシューティング【Steamジャケ買い1本勝負 第2回】

Steamで配信されている作品から直感で選んだものをジャケ買いして紹介するぞ!
……ということで始まったコラムなのに、早くもタイトル買いした作品を紹介することを最初にお詫びしておきます。


第2回目に紹介するのは『ケツノアナ』。現在はYusuke Uemuraより598円で配信中の作品。日本の個人開発者さんによる全6ステージの2Dシューティングゲームです。謎の機械軍団に守られた謎の遺跡ケツノアナの内部に入るために、「槍名人」「菊門封じ」「強蔵」の3機から選んで出撃する硬派なゲームで……。

困ったな、説明していて誤解しか生まないぞ! そもそも最後までプレイしたら「下品ではない」とか口が裂けても言えない内容だし!


斜め視点で進む珍しいシューティングゲーム。似たタイプは『ビューポイント』や『ザクソン』などあまり多くはないですね。

こちらの武器はメインショット、サブウエポン、ロックオン攻撃、溜め撃ちの4種類。ロックオン攻撃で敵を破壊すると爆風で敵弾をかき消せたり、溜め撃ちにはロックオン攻撃を決めると大量に出てくるポイントアイテムが必要だったり、シールド制なので攻撃を受けてもしばらく逃げていれば回復したりと、よくあるシステムに見えて捻りを加えているのがポイント。

ただ、敵配置などゲームバランスが壊滅的で、最初のステージからケツに火が点いたようなヤケクソじみた弾幕が飛んできます。こちらの動きを制限するような弾幕を切れ目なく放つ敵がとにかく多く、弾消しに使えるロックオン攻撃の範囲が狭いこともあって苦戦は必至。

好意的に解釈すればケツノアナが引き締まるような緊張感を出そうとしてる、という事になるのでしょうが……。あまりにもこちらが一方的に不利になる場面が多く、俺は2面クリアした段階で堪忍袋のケツノアナが爆裂四散しそうになりました。


ロックオン攻撃と溜め攻撃の関係や、周りのザコにロックオン攻撃を当てて動き回るボスの強烈な弾幕を受け止める構成とか、やりたいことは分かるのですが追いついてない印象もあります。立ち回りがバシッと決まって大量の敵を倒せた時の爽快感などは悪くないだけに惜しい。『蒼穹紅蓮隊』みたいにロックオン範囲が広くて、遠い敵もバンバン狙えるようなシステムだったらまた違ったかも。

【ラー油的適正価格:298円(Steam価格598円)】
光るところはあるものの、敵配置などで調整不足が目立ってややストレスが溜まったかも。プレイするときは広い心と広いケツノアナで挑みたい。タイトルにふさわしい最悪すぎるラストはある意味必見。

© 2016 Yusuke Uemura


■ラー油のプロフィール
SIMPLEシリーズなどを応援するゲームブログ『絶対SIMPLE主義』を運営するブロガー。完全新作ソフトとダウンロード専用ソフトに目が無い。 宇宙人キャラをウリにしつつあるがキャラは固まっていない。
Twitter:https://twitter.com/daikai6
「シシララTV」連載コラム:http://sisilala.tv/myarticles/189

■関連リンク
Steam『ケツノアナ』のページ
http://store.steampowered.com/app/472830/KeTsuNoAna/
【連載】ラー油のSteamジャケ買い1本勝負

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