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『さよなら、ゴールデンエイジ』いかにして、彼らのゲームは未完成となったのか【Steamジャケ買い1本勝負 第92回】

ゲームブロガーのラー油です! 近頃はインディーゲーム関連のイベントが盛りだくさんですが、こういったインディーゲームの制作には光もあれば影もある。

今回はそんな影を描きつつ、「いや、ここにも確かに光はあった……」となるこちらを紹介。


NotDeadLuna Studioから205円で配信中の『さよなら、ゴールデンエイジ』。

とある学生ゲームサークルによる作りかけの未完成パズルゲームを遊び、なぜこのゲームが未完成で終わったのか、そして関わった彼らに何があったのかを探っていく内容です。

3Dで表現された部室を調べて思い出の欠片を集めるパートと、ゲーム内ゲームである『KANATAの奇妙な冒険』を遊ぶパートの2つで構成されています。


『KANATAの奇妙な冒険』は主人公、ザコ敵、ゴールを一筆書きのように繋げていくパズルゲームで、1ステージ毎に制作チームの会話が挟まるのが特徴。


美術の「ZhiZhi」、デザイナーの「LiLi」、シナリオの「CC」の3人が、新しい敵やギミックが登場するたびに、それに関するトークを繰り広げていきます。

内容は、このステージはちょっと単調じゃないかとか、ゲームという媒体に関する考え方の違いなどなど。各々の性格がよく見えて楽しい内容です。翻訳も違和感なし。


シンプルなパズルゲームとしてもそこそこ楽しめる作りなのですが、進んでいくと制作のゴタゴタや、制作者の迷いや悩みがそのままステージに反映されていくのが見所。

ステージに込められたメッセージ、制作チームのおしゃべり、NPCのセリフ、部室で見つかる数々の思い出。これらを組み合わせて、物語の背景を読み解いていく構成は「ゲーム」という媒体だからこそ!

引き込まれる作りなのですが、真エンディングへの入り方が難解。仕掛け自体は完璧と言えるのですが、ヒントが少なすぎる上に、普通に考えるとまず思いつかない方法。わからなかったら素直に攻略情報の検索をオススメします。



【ラー油的適正価格:500円(Steam価格205円)】
1~2時間でクリア可能な短編となっていますが、物語の見せ方と、そこに繋がるタイトルに込められた意味が綺麗な1本でした。「ゲームサークルを題材にした青春モノ」というコンセプトに惹かれたらとりあえず買っときましょう!

(C)2021 NotDeadLuna Studio

『さよなら、ゴールデンエイジ』Steamページ
https://store.steampowered.com/app/1418830/_/?l=japanese
【連載】ラー油のSteamジャケ買い1本勝負

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