知らないゲームをジャケ買いしたい！ こんにちは！ ゲームブロガーのラー油です！

皆さんはモンスター娘は好きですが？ ひと昔前に比べると、ゲームやアニメなどで、随分と当たり前に見かけるようになってきました。もはや、ごく一般的な存在と言っても過言ではないでしょう（断言）。

……と、第98回と同じ導入で始めてみましたが、今回もモンスターというか人外の女の子にスポットを当てたタイトルをご紹介。


SteamでWaku Waku Gamesから550円で配信中の『ホーンテッド・ガールズ』。ゾンビ、キョンシー、ヴァンパイアの女の子と恋愛を楽しむギャルゲーです。これは一度触れたくなるコンセプト。


登場するのは気が強くてプライドの高いヴァンパイアのフローレン。人懐っこくて妹みたいなかわいさがあるキョンシーのメイ・クイ。独占欲の強いゾンビのアミティエの3人です。見てくださいよこのヒロイン3人中2人の顔色の悪さを！

人間は人間保護区で管理されているという世界観で、主人公はそこから魔族の学校に留学することになった普通の人間。周りから奇異の目で見られながらも、ヒロインたちと交流を深めていきます。

ゲームとしてはオーソドックスなノベルゲームタイプの作りで、選択肢によって最後のエンディングが分岐。ハッピーエンドならラブラブになります。しかし根本的に人間とは違う存在なので、選択をミスってバッドエンドになると酷い目に……。


イラストもかわいいし、主人公が相手の地雷を踏んだ時の、ゾクっとする空気の変化などはこの題材ならでは。


個人的にはヴァンパイアのフローレンが一番お気に入りですね。というか他2人のバッドエンドと所業が容赦なくてコワイ！

題材は面白いのですが、本作最大の難点はボリューム不足。攻略キャラ3人でエンディングがそれぞれ2種類あるにも関わらず、1時間ちょっと網羅できるボリュームです。そのせいで、ふわっとした世界観でそれっぽいイベントを軽くなぞる程度で終わってしまう作り。


主人公もわざわざ人間保護区から外に出て、魔族に会いに来たネクロマンサー見習いという設定なのに、どうにも薄味で掴めないキャラ。もっと狂気じみた性格にして、「ヤバいヒロインにはヤバい主人公をぶつけるんだよ！」みたいな話が個人的に見たかったところです。それか、ヒロイン1人に絞って交流をじっくりやって欲しかったですね

ラー油的お値段評価：イラストとコンセプトが気に入れば……

決めのシーンでは一枚絵が動く演出があり、フルボイスでは無いもののヒロイン3人にはボイスもある。頑張ってる作りであるので、短編として値段に納得できればアリかな？ という1本でした。

©2022 Waku Waku Games

『ホーンテッド・ガールズ』Steamページ
https://store.steampowered.com/app/2053760/_/?l=japanese