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『フェノトピア』レビュー! ドット絵で描かれる美しく細やかな動きが魅力のアクションアドベンチャー!!【オススメPCゲームレビュー】
2021年リリースの注目PCゲームをご紹介する連載「Alienware Zone的おすすめPCゲームレビュー」。
今回ご紹介するのは、2021年1月22日にSteamで配信を開始した『フェノトピア』だ。
『フェノトピア』は、ドット絵で描かれたサイドビューのアクションアドベンチャーゲーム。謎の宇宙船とともに消えてしまった村人たちを救うため、主人公の少女ゲイルの冒険が始まる……なんてお話だ。2020年11月26日にNintendo Switch版が配信され、そこでの各種フィードバックを反映した形でリリースされているので、これから始めるならPC版をプレイするのをオススメしたい。
……と、紹介する前からオススメしてしまったが、本作にはそれに値する面白さが存分に詰まっている。ここから『フェノトピア』の魅力について紹介していくとしよう。
ゲイルは左右への移動やジャンプの他、ダッシュや伏せ、ほふく前進などさまざまなアクションが可能で、敵との戦闘ではおもにバットを使って戦う。バットの攻撃はリーチが短いものの、タメ攻撃で通常よりも強力な一撃を当てることも可能だ。ジャンプ攻撃も可能だが、攻撃判定が出るまでにちょっと間があるので、やや慣れが必要だろう。
街やダンジョンなどの主要施設を行き来する際、ワールドマップを移動する。ワールドマップではシンボルエンカウントとなり、戦闘に突入するとサイドビューへと切り替わり、左右に敵が現れる。戦闘は、左右のどちらかへ進み続けることで終了でき、基本的に敵は倒しても倒さなくてもいい。戦いが面倒になったら、ジャンプやダッシュを駆使して逃げることも可能だ。逃げてしまうことによるデメリットはないので、一部執拗に追いかけてくる敵のシンボルが時折現れる以外は、ワールドマップは移動もストレスを感じることはあまりない。
敵を倒したり街やダンジョンなどで入手できるアイテムは、そのまま使用することで効果を発揮するものもあれば、「調理」することで使用可能になるものもある。調理は火が存在する場所で行うことができるアクションで、卵や肉などは入手後に調理することで料理が完成し、それを使用することでHPの回復などもできる。
調理はミニゲームのようになっており、左右に動く矢印が中央のグリーン部分を通過する際タイミングよく矢印と同じ方向を押すことを数回繰り返す。
他に「釣り」もミニゲームとなっている。ルアーを投げて魚がヒットしたら方向キーを緑色の部分に合わせて魚のスタミナを削っていくことで釣り上げ成功となる。大きい魚になると、魚のスタミナを削ることができる緑色の部分が狭くなって合わせにくくなり、難度も上がる。釣った魚は調理して回復アイテムとしても使用できるので、こうした要素を上手に利用しながら進んでいくのも楽しさのひとつだ。
ゲームの難易度を細かく調整できるのも大きな特徴。「戦闘不能になったときのヒント表示ON/OFF」「通常攻撃でスタミナを消費する/しない」「2連続被ダメージで無敵時間発生ON/OFF」など、ここが苦手だからONにしよう、ここは得意だからOFFでいってみよう……なんていう調整が可能となっている。こうした点も本作の魅力と言える。
先が気になるストーリー展開と
ストーリーもじつに巧みだ。前述のとおり、本作はの物語は「突如宇宙船が現れて村人たちを誘拐してしまった。残された子どものうち最年長のゲイルは、村人を救うため冒険に出る」というお話。画面を見てのとおり、その雰囲気はファンタジー的な世界観を感じるが、一方でSF要素も盛り込まれている。このファンタジー×SFの融合が絶妙で、ついつい物語が気になってゲームを進めてしまう。
また、ゲイルが挑む幾多のダンジョンにはさまざまな謎解き要素が用意されている。仕掛けられたギミックを活用したり、多彩なアイテムを利用したりしながら、突破していかなければならない。そんな謎解きはバリエーションも豊富で、ストーリーと共に飽きることなく遊び続けることができるだろう。
そして新たなダンジョンへ挑む際、これまたガラリと変わる雰囲気をハイクオリティなドット絵で見ることができるのも楽しみのひとつだ。
ドット絵の魅力、アクションゲームとしての魅力、物語や世界観の魅力といった部分を簡単に紹介してきたが、本作の魅力はこれだけではない。インディーゲームだからこそという部分もあるが、遊べば遊ぶほど開発者たちのこだわりや愛情が凝縮されていることを感じることができるのだ。
アクションゲーム好きはもちろん、あまり得意ではなくても十二分に楽しめる内容だし、むしろ2021年上半期最大のインディー注目作と言ってもいいかもしれない。強くオススメできる1本だ。
(C)Cape Cosmic
●タイトル:フェノトピア
●ジャンル:アクションアドベンチャー
●発売元:Cape Cosmic
●開発元:Cape Cosmic, Flyhigh Works
●プラットフォーム:PC(Steam)、Nintendo Switch
●発売日:2021年1月21日(Switch版は2020年11月26日)
●価格:2000円
●必須スペック
OS: Windows 7
プロセッサー: Dual Core 2GHz
グラフィック:ハードウェアアクセラレーターグラフィックス 1GB
●推奨スペック
OS: Windows 7/8/10
プロセッサー: Dual Core 2GHz
メモリー: 4GB
グラフィック: ハードウェアアクセラレーターグラフィックス 1GB
●公式サイトURL:https://phoenotopia.com/
●ダウンロードサイトURL:
https://store.steampowered.com/app/1436590/Phoenotopia_Awakening/
今回ご紹介するのは、2021年1月22日にSteamで配信を開始した『フェノトピア』だ。
『フェノトピア』は、ドット絵で描かれたサイドビューのアクションアドベンチャーゲーム。謎の宇宙船とともに消えてしまった村人たちを救うため、主人公の少女ゲイルの冒険が始まる……なんてお話だ。2020年11月26日にNintendo Switch版が配信され、そこでの各種フィードバックを反映した形でリリースされているので、これから始めるならPC版をプレイするのをオススメしたい。
……と、紹介する前からオススメしてしまったが、本作にはそれに値する面白さが存分に詰まっている。ここから『フェノトピア』の魅力について紹介していくとしよう。
ハイクオリティなドット絵で描かれる世界とキャラクター
まずは画面を見てほしい。ドット絵で描かれてるグラフィックのクオリティが高く、見ただけで「面白そうな雰囲気!」を感じることができる。さらには下記にある動画を見てもらえばわかるが、キャラクターがじつになめらかで細かく動くので、それを見ているだけで楽しめる。ゲイルは左右への移動やジャンプの他、ダッシュや伏せ、ほふく前進などさまざまなアクションが可能で、敵との戦闘ではおもにバットを使って戦う。バットの攻撃はリーチが短いものの、タメ攻撃で通常よりも強力な一撃を当てることも可能だ。ジャンプ攻撃も可能だが、攻撃判定が出るまでにちょっと間があるので、やや慣れが必要だろう。
街やダンジョンなどの主要施設を行き来する際、ワールドマップを移動する。ワールドマップではシンボルエンカウントとなり、戦闘に突入するとサイドビューへと切り替わり、左右に敵が現れる。戦闘は、左右のどちらかへ進み続けることで終了でき、基本的に敵は倒しても倒さなくてもいい。戦いが面倒になったら、ジャンプやダッシュを駆使して逃げることも可能だ。逃げてしまうことによるデメリットはないので、一部執拗に追いかけてくる敵のシンボルが時折現れる以外は、ワールドマップは移動もストレスを感じることはあまりない。
敵を倒したり街やダンジョンなどで入手できるアイテムは、そのまま使用することで効果を発揮するものもあれば、「調理」することで使用可能になるものもある。調理は火が存在する場所で行うことができるアクションで、卵や肉などは入手後に調理することで料理が完成し、それを使用することでHPの回復などもできる。
調理はミニゲームのようになっており、左右に動く矢印が中央のグリーン部分を通過する際タイミングよく矢印と同じ方向を押すことを数回繰り返す。
他に「釣り」もミニゲームとなっている。ルアーを投げて魚がヒットしたら方向キーを緑色の部分に合わせて魚のスタミナを削っていくことで釣り上げ成功となる。大きい魚になると、魚のスタミナを削ることができる緑色の部分が狭くなって合わせにくくなり、難度も上がる。釣った魚は調理して回復アイテムとしても使用できるので、こうした要素を上手に利用しながら進んでいくのも楽しさのひとつだ。
ゲームの難易度を細かく調整できるのも大きな特徴。「戦闘不能になったときのヒント表示ON/OFF」「通常攻撃でスタミナを消費する/しない」「2連続被ダメージで無敵時間発生ON/OFF」など、ここが苦手だからONにしよう、ここは得意だからOFFでいってみよう……なんていう調整が可能となっている。こうした点も本作の魅力と言える。
先が気になるストーリー展開と
盛りだくさんでやりごたえのある謎解きの数々
ストーリーもじつに巧みだ。前述のとおり、本作はの物語は「突如宇宙船が現れて村人たちを誘拐してしまった。残された子どものうち最年長のゲイルは、村人を救うため冒険に出る」というお話。画面を見てのとおり、その雰囲気はファンタジー的な世界観を感じるが、一方でSF要素も盛り込まれている。このファンタジー×SFの融合が絶妙で、ついつい物語が気になってゲームを進めてしまう。また、ゲイルが挑む幾多のダンジョンにはさまざまな謎解き要素が用意されている。仕掛けられたギミックを活用したり、多彩なアイテムを利用したりしながら、突破していかなければならない。そんな謎解きはバリエーションも豊富で、ストーリーと共に飽きることなく遊び続けることができるだろう。
そして新たなダンジョンへ挑む際、これまたガラリと変わる雰囲気をハイクオリティなドット絵で見ることができるのも楽しみのひとつだ。
ドット絵の魅力、アクションゲームとしての魅力、物語や世界観の魅力といった部分を簡単に紹介してきたが、本作の魅力はこれだけではない。インディーゲームだからこそという部分もあるが、遊べば遊ぶほど開発者たちのこだわりや愛情が凝縮されていることを感じることができるのだ。
アクションゲーム好きはもちろん、あまり得意ではなくても十二分に楽しめる内容だし、むしろ2021年上半期最大のインディー注目作と言ってもいいかもしれない。強くオススメできる1本だ。
(C)Cape Cosmic
●タイトル:フェノトピア
●ジャンル:アクションアドベンチャー
●発売元:Cape Cosmic
●開発元:Cape Cosmic, Flyhigh Works
●プラットフォーム:PC(Steam)、Nintendo Switch
●発売日:2021年1月21日(Switch版は2020年11月26日)
●価格:2000円
●必須スペック
OS: Windows 7
プロセッサー: Dual Core 2GHz
グラフィック:ハードウェアアクセラレーターグラフィックス 1GB
●推奨スペック
OS: Windows 7/8/10
プロセッサー: Dual Core 2GHz
メモリー: 4GB
グラフィック: ハードウェアアクセラレーターグラフィックス 1GB
●公式サイトURL:https://phoenotopia.com/
●ダウンロードサイトURL:
https://store.steampowered.com/app/1436590/Phoenotopia_Awakening/
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