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『サイバーパンク2077』巨大なサイバネ都市で繰り広げられる至高のSF体験【オススメPCゲームレビュー】
目次
2020年12月10日にCD PROJEKT REDより発売されたオープンワールドRPG『サイバーパンク2077』のPC版発売後レビューをお届けする。
本作は1980年代末に米国で発売されたテーブルトークRPG『サイバーパンク2.0.2.0.』をベースに、オープンワールドRPGとして発展させたタイトルだ。世界観はサイバーパンクを貫いているが、あくまでも1980年代にリリースされたTRPGのビジュアルを元にしているため、ピックアップされる超巨大企業の国籍や街の風景など、今現在の価値観と異なっている。
長い開発期間を経て巨大な期待作となった
本作が正式に発表されたのは2012年10月中旬(なお、それ以前に5月に開催されたカンファレンスで新作の概要だけは伝えられていた)。当時のサイバーパンクゲームの盛り上がりとしては、久々の新作となった2011年8月発売の『Deus Ex: Human Revolution』や、EAが2012年2月に発売した『Syndicate』などがリリースされていたものの、まだ細々とした注目であった。
加えて、まだ『ウィッチャー3』が発売していないことも含めCD PROJEKT REDの知名度や評価も日本国内では大きくなく、当時としてはコアなPCゲーマーが知りうるポーランドの1ゲーム会社という存在だ。
▲2013年1月に公開されたティーザー
2012年以降は欧米における80年代懐古ブームに相乗りし、80年代的なサイバーパンク風味のビジュアルを取り入れたUbisoftの『Far Cry 3 Blood Dragon』や、シリーズ復活作であるHarebrained Schemes開発の『Shadowrun Returns』など、ゲームにおいても賑わいが見られた(日本国内では、サイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」への注目が2012年以降集まりだしたこともあり、ある意味でこの流れに乗じたとも捉えられる)。
初発表以降に具体的な続報はほぼなく、『サイバーパンク2077』への期待や注目が抗うことができないほど大きくなっていったのは、2015年の『ウィッチャー3』発売以後。『ウィッチャー3』へ開発リソースが割かれていたこともあり、『サイバーパンク2077』への本格開発が期待されていたことも含め期待値は高めだった。
▲2020年12月9日公開のローンチトレイラー
しばらくして、「E3」などで期待される話題のタイトルが次々と発売され、「バトルロイヤルゲーム」ブームも落ち着き、コロナ禍による延期(および再延期)が行われたあとの、2020年12月10日にようやく発売されたのが本作だ。
他のサイバーパンクゲームとの違いとは?
本作が舞台とするナイトシティは、インダストリアルデザイナーの故シド・ミード氏が描く都市景観や、映画「ブレードランナー」風の風景など80年代サイバーパンクのイメージが色濃く出されている。
特に夜のナイトシティは、それら最初に想像するようなステレオタイプなサイバーパンクビジュアルを強く描き出す。その一方で、青空と太陽の光が差す昼間の風景はどこか落ち着いていて、90年代以降の近未来SF映画にあるような、清潔な雰囲気が漂う未来的な風景が広がっているのだ。
ナイトシティ中心とその周辺はSF映画の世界観に浸ることができるが、郊外に出ると星空が見える荒野や都市から出るゴミの廃棄場、寂れてギャングが占領した遊園地、他の民族が集まる地域などの世界が広がっている。『サイバーパンク2077』がノスタルジックなサイバーパンクジャンルのゲームに留まらない要素を持っているのはそこにある。
サイバーパンクジャンルは80年代に勃興したものであるが、その後変貌をたどり90年代には、従来のサイバーパンクのイメージを変貌させた「ポストサイバーパンク」が登場している。本作にはそれらポストサイバーパンクに加え、現在のSFジャンルに代表されるような雑多で現代的な世界観をのぞかせることが多い。
ナイトシティ細部を見てみよう。街で見える風景は、日本やカリフォルニアなど様々な地域をモンタージュして組み合わせたような景観に加え、路地裏や地下街を見れば過剰なまでに汚れてゴミがあふれる雑多な都市を演出している。加えて言及するなら、子供のNPCが町中を普通に歩いていることだろう、ゲーム的な意味合いはあまり感じられないが、流れ者の大人だけでなく1つの歴史ある街として描こうとしている。
しかしながら、ビジュアルだけではないナイトシティの歴史を様々なメイン/サイドジョブから知れることが本作の魅力だ。そのなかでも、ナイトシティの一地区「カブキ」は、かつて多くの日本人が滞在していたが2077年では中国人に変わっているという、昨今の世相を反映したような説明があるのだ。圧倒的なビジュアルと街の歴史が語られることで、プレイヤーはビジュアルだけではない縦の歴史を感じられるのが魅力だろう。
主人公とジョニーの関わりを描くメインジョブ
本作のメインとなるストーリーは、様々なバックボーンを持つ主人公の” V(ヴィー)”が紺碧プラザへ<Relic>チップを奪取しに来たものの、超巨大企業アラサカの首領サブロウ・アラサカの暗殺を目撃してしまい、暗殺した人物に間違われて一度殺されることで始まる。
バックボーンを決める“ライフパス”は、流れ者の「ノーマッド」、ナイトシティ生まれの「ストリートキッド」、そして超巨大企業アラサカに勤める「コーポ」の3つ。メインのストーリーにおいてライフパスに関わる部分は比較的少なく、プロローグの一部分か後々に出現する選択肢くらいだ。
前述の通り主人公V(ヴィー)は殺されてしまうものの、<Relic>チップを頭に刺していたおかげで一度死を免れる。しかし、<Relic>に封印されていたジョニー・シルヴァーハンドの存在が知覚できるようになってしまうのと同時に、そのチップによって自分自身がジョニーに乗っ取られてしまうというもう一つの問題に直面してしまうところまでがプロローグだ。様々な感想でも言及されているとおり、タイトルが表示されるまで8時間ほど掛かってしまうのは長すぎる気もしなくはない。
<Relic>に封印されたジョニー・シルヴァーハンドは、劇中に登場するロックバンド「SAMURAI」のメンバーであると同時に、2023年にアラサカビルを爆破したテロリスト本人だ。ストーリーにおいてメインジョブだけを進めると、彼の荒々しくて嫌味な側面ばかり見せつけられてしまうが、サイドジョブにおいては彼の持つ哲学や人柄を知れる場面が多く、内容によっては助言もしてくれる。
プレイヤー目線でのジョニー・シルヴァーハンドへの感情は、サブジョブをどこまでプレイしたかで変わってしまうと言っても過言でなく、最低でも彼がメインとなるサブジョブを体験すれば主人公とジョニーの関係も大きく変わってくるのだ。
そうなるとメインとサブジョブの関係も違ったものに見えてくる。メインジョブは主人公とジョニーの生死を分ける長編のSF物語だが、サブジョブはメインジョブの補足だけでなく『サイバーパンク2077』という世界を生きるSF短編集だ(もちろん金策的な討伐ジョブなどもある)。つまり、サブジョブをクリアすればするほど街や世界観への理解も深まり、メインジョブの選択や発言自体から、裏の意図が見えるようになってくる。
今回はレビューのためにサブジョブは早々に切り上げざるを得なかったが、それでもナイトシティのAIタクシー「デラマン」の自我に関するものや、プロローグやAct2メインジョブの後日談となるものなど、多種多様なサブジョブを体験した。本作のサブジョブはメインジョブの体験をより豊かにさせるためにある。 そのため本作を楽しみきるにはサブジョブを徹底的に遊んでからメインジョブに挑むのがいいだろう。
ちなみに、本作はマルチエンディングとなっており、サブジョブの進行具合で選択肢も増えてくる(メインジョブだけならだいたい30時間前後)。筆者が初めてたどり着いたのはバッドエンド的な「悪魔」エンドだった。エンディングを迎えて 、本作の企業と人物の相関関係、そして街の前提知識を知ってから序盤の展開を思い返すと、セリフの受け取り方がまったく異なってくる。そのため、同じ環境で『サイバーパンク2077』2週目を始めたいと思えるのだ。なぜなら、序盤の会話でさえ本作への理解に大きく繋がるからである。
ロールプレイや探索に重きを置いた堅実なRPG
本作のジャンルはオープンワールドRPGであり、基本的な戦闘システムはFPSで構成されている。肉体と反応、知力、技術、意志の5つの能力値が存在し、それらに付属するパークもある。パークは、ハンドガンやライフルのリロード時間短縮や威力を上げるものから、刀剣武器のスタミナ消費、ステルス、クイックハッキング、アイテムビルド、グレネード、格闘など様々だ。
戦闘そのものはオーソドックスなFPSだが、同ジャンルの『ボーダーランズ』のように武器そのものにレア度が存在するほか、敵にHPバーが表示され、与えたダメージも数値化される。また敵へクイックハッキングし、属性ダメージやステータス異常を起こすことで戦闘を有利に進めることも可能だ。
前述のパークと能力値の数値を伸ばせば、銃器系や刀剣系、格闘系、ハッキング系、グレネード/クラフト系、ステルス系のパークからロールプレイしたい方向に向かわせられる。
ここまで書いても『サイバーパンク2077』独自の戦闘システムというのはあまり挙げられない。どちらかといえば、昨今のオープンワールドRPGで必要とされる要素を実装しているのみ。必要以上に特異なシステムを備えていないからこそ『サイバーパンク2077』のゲームプレイの面白さが破綻していないのは確かだ。
先の能力値やパークの他に、リパードクで装備できるサイバネティクスや手軽に呼び出せる自動車類などアドベンチャーとロールプレイ部分に大きな力を注いでいるのがプレイしていると読み取れる。特にライフパスと一定の能力時以上で会話時に選べる特殊選択や、一定以上の能力値で装備できる武器が該当するだろう。
また、スキャンモードを使ったキャラクターやアイテムの特定やブレインダンス捜査パートでは、本作世界観の特徴が色濃く出されている。戦闘メカニクスは冒険せず破綻していないからこそ、捜査パートや会話などアドベンチャー的な要素について強く没入できるようになっているのが本作と言えるだろう。
PCへの負担は?
『サイバーパンク2077』のビジュアルは美麗だが相応の重さが目立つ。筆者の環境はIntel Core i5 6600/メモリ36GB/NVIDIA RTX 2060 Superと最小スペックに近いもので、4K解像度の「中」設定(レイトレOFF)でも、ナイトシティを歩くと30fpsに届かない状態がほとんど。一方で、DLSSを「ウルトラパフォーマンス」に設定すればなんとか遊べないこともない負荷に抑えることができた。
プレイ時にタスクマネージャーをセカンドディスプレイに表示しながら気付いたところでは、CPUの負担がとにかく大きいことが挙げられる。本作の推奨環境でCPUはCore i7 4790以上のものを求められるが、それでも厳しいのでは? とも思えるのだ。
この負担の大きさは主にナイトシティを歩く群集の処理に割かれているようで、人の少ない建物内部や郊外に出ると途端にフレームレートが改善される。そのため、多少賑わいが寂しくなるが、人の密度設定を「中」もしくは「低」に定めておけば、最小動作環境近くでもそれなりに快適に遊べるかもしれない。
もちろん、必要動作環境の高/ウルトラ設定近くにある環境なら、4K解像度だけでなくレイトレーシングを含めたリッチなグラフィックで楽しむことができるだろう。
SF作品を過去から現在まで内包した作品
『サイバーパンク2077』は遊べば遊ぶほど、過去と現在のサイバーパンクジャンルだけでなく近年のSF作品要素を内包していることに気付かせてくれるゲームだ。ゲームプレイで中心となる戦闘システムは堅実なもので特に真新しいものは見当たらなかったが、堅実ゆえに戦闘だけでなくメインとサブジョブの物語の面白さに没入できる。
グラフィックは非常に素晴らしく、SF作品に登場する街中を歩きたいという欲求を満たしてくれるのはとても良いが、一方で動作の重さがとても気になるため今後のアップデートで改善してくれることを願いたい(Hotfix1.06でクリティカルなバグの修正のスピードが早かったため、サポートにも期待できる)。
他にも少しばかり気になるのが、メニュー画面や主観視点でのUIレイアウトやアクセス性の悪さだ。特に電話でのメッセージとコールの画面で、受け取ったメッセージは直後にプレイ画面をオーバーレイする形で表示できるが、他のメッセージについては「メッセージを開く」画面から参照しなければならないのがどうにもむず痒い。
ところどころ小さな不満点はあるものの『サイバーパンク2077』はゲームプレイの面白さまで台なしにしていない。「サイバーパンク」ジャンルに新しくて明るい現代的な風を吹かせたと言えるタイトルだ。
CD PROJEKT®, Cyberpunk®, Cyberpunk 2077® are registered trademarks of CD PROJEKT S.A. © 2020 CD PROJEKT S.A. All rights reserved. All other copyrights and trademarks are the property of their respective owners.
●タイトル:サイバーパンク2077
●ジャンル:RPG
●発売元:
PS4パッケージ版:スパイク・チュンソフト
デジタル版:CD PROJEKT RED
●開発元:CD PROJEKT RED
●プラットフォーム:PS4、Xbox One、PC
●発売日:2020年12月10日
●価格:7980円(税別)
●必須スペック
OS: Windows 7 64bit
プロセッサー: Intel Core i5-3570K または AMD FX-8310
メモリー: 8GB
グラフィック:NVIDIA GeForce GTX780 まはた AMD Radeon RX470
ストレージ: 70GB
●推奨スペック
OS: Windows 10 64bit
プロセッサー: Intel Core i7-4790 または AMD Ryzen 3 3200G
メモリー: 12GB
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX1060(6GB)/1660 SUPER まはた AMD Radeon RX590
ストレージ: 70GB SSD
●公式サイトURL:https://www.cyberpunk.net/nl/ja/
●PC版ダウンロードサイトURL:
https://www.gog.com/game/cyberpunk_2077
https://store.steampowered.com/app/1091500/Cyberpunk_2077/
https://www.epicgames.com/store/ja/product/cyberpunk-2077/home
本作は1980年代末に米国で発売されたテーブルトークRPG『サイバーパンク2.0.2.0.』をベースに、オープンワールドRPGとして発展させたタイトルだ。世界観はサイバーパンクを貫いているが、あくまでも1980年代にリリースされたTRPGのビジュアルを元にしているため、ピックアップされる超巨大企業の国籍や街の風景など、今現在の価値観と異なっている。
長い開発期間を経て巨大な期待作となった
『サイバーパンク2077』
本作が正式に発表されたのは2012年10月中旬(なお、それ以前に5月に開催されたカンファレンスで新作の概要だけは伝えられていた)。当時のサイバーパンクゲームの盛り上がりとしては、久々の新作となった2011年8月発売の『Deus Ex: Human Revolution』や、EAが2012年2月に発売した『Syndicate』などがリリースされていたものの、まだ細々とした注目であった。加えて、まだ『ウィッチャー3』が発売していないことも含めCD PROJEKT REDの知名度や評価も日本国内では大きくなく、当時としてはコアなPCゲーマーが知りうるポーランドの1ゲーム会社という存在だ。
▲2013年1月に公開されたティーザー
2012年以降は欧米における80年代懐古ブームに相乗りし、80年代的なサイバーパンク風味のビジュアルを取り入れたUbisoftの『Far Cry 3 Blood Dragon』や、シリーズ復活作であるHarebrained Schemes開発の『Shadowrun Returns』など、ゲームにおいても賑わいが見られた(日本国内では、サイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」への注目が2012年以降集まりだしたこともあり、ある意味でこの流れに乗じたとも捉えられる)。
初発表以降に具体的な続報はほぼなく、『サイバーパンク2077』への期待や注目が抗うことができないほど大きくなっていったのは、2015年の『ウィッチャー3』発売以後。『ウィッチャー3』へ開発リソースが割かれていたこともあり、『サイバーパンク2077』への本格開発が期待されていたことも含め期待値は高めだった。
▲2020年12月9日公開のローンチトレイラー
しばらくして、「E3」などで期待される話題のタイトルが次々と発売され、「バトルロイヤルゲーム」ブームも落ち着き、コロナ禍による延期(および再延期)が行われたあとの、2020年12月10日にようやく発売されたのが本作だ。
他のサイバーパンクゲームとの違いとは?
過去から現在まで取り込んだ圧倒的なビジュアル
本作が舞台とするナイトシティは、インダストリアルデザイナーの故シド・ミード氏が描く都市景観や、映画「ブレードランナー」風の風景など80年代サイバーパンクのイメージが色濃く出されている。特に夜のナイトシティは、それら最初に想像するようなステレオタイプなサイバーパンクビジュアルを強く描き出す。その一方で、青空と太陽の光が差す昼間の風景はどこか落ち着いていて、90年代以降の近未来SF映画にあるような、清潔な雰囲気が漂う未来的な風景が広がっているのだ。
ナイトシティ中心とその周辺はSF映画の世界観に浸ることができるが、郊外に出ると星空が見える荒野や都市から出るゴミの廃棄場、寂れてギャングが占領した遊園地、他の民族が集まる地域などの世界が広がっている。『サイバーパンク2077』がノスタルジックなサイバーパンクジャンルのゲームに留まらない要素を持っているのはそこにある。
サイバーパンクジャンルは80年代に勃興したものであるが、その後変貌をたどり90年代には、従来のサイバーパンクのイメージを変貌させた「ポストサイバーパンク」が登場している。本作にはそれらポストサイバーパンクに加え、現在のSFジャンルに代表されるような雑多で現代的な世界観をのぞかせることが多い。
ナイトシティ細部を見てみよう。街で見える風景は、日本やカリフォルニアなど様々な地域をモンタージュして組み合わせたような景観に加え、路地裏や地下街を見れば過剰なまでに汚れてゴミがあふれる雑多な都市を演出している。加えて言及するなら、子供のNPCが町中を普通に歩いていることだろう、ゲーム的な意味合いはあまり感じられないが、流れ者の大人だけでなく1つの歴史ある街として描こうとしている。
しかしながら、ビジュアルだけではないナイトシティの歴史を様々なメイン/サイドジョブから知れることが本作の魅力だ。そのなかでも、ナイトシティの一地区「カブキ」は、かつて多くの日本人が滞在していたが2077年では中国人に変わっているという、昨今の世相を反映したような説明があるのだ。圧倒的なビジュアルと街の歴史が語られることで、プレイヤーはビジュアルだけではない縦の歴史を感じられるのが魅力だろう。
主人公とジョニーの関わりを描くメインジョブ
心の住人「ジョニー・シルヴァーハンド」の人間性を知れるサイドジョブ
本作のメインとなるストーリーは、様々なバックボーンを持つ主人公の” V(ヴィー)”が紺碧プラザへ<Relic>チップを奪取しに来たものの、超巨大企業アラサカの首領サブロウ・アラサカの暗殺を目撃してしまい、暗殺した人物に間違われて一度殺されることで始まる。バックボーンを決める“ライフパス”は、流れ者の「ノーマッド」、ナイトシティ生まれの「ストリートキッド」、そして超巨大企業アラサカに勤める「コーポ」の3つ。メインのストーリーにおいてライフパスに関わる部分は比較的少なく、プロローグの一部分か後々に出現する選択肢くらいだ。
前述の通り主人公V(ヴィー)は殺されてしまうものの、<Relic>チップを頭に刺していたおかげで一度死を免れる。しかし、<Relic>に封印されていたジョニー・シルヴァーハンドの存在が知覚できるようになってしまうのと同時に、そのチップによって自分自身がジョニーに乗っ取られてしまうというもう一つの問題に直面してしまうところまでがプロローグだ。様々な感想でも言及されているとおり、タイトルが表示されるまで8時間ほど掛かってしまうのは長すぎる気もしなくはない。
<Relic>に封印されたジョニー・シルヴァーハンドは、劇中に登場するロックバンド「SAMURAI」のメンバーであると同時に、2023年にアラサカビルを爆破したテロリスト本人だ。ストーリーにおいてメインジョブだけを進めると、彼の荒々しくて嫌味な側面ばかり見せつけられてしまうが、サイドジョブにおいては彼の持つ哲学や人柄を知れる場面が多く、内容によっては助言もしてくれる。
プレイヤー目線でのジョニー・シルヴァーハンドへの感情は、サブジョブをどこまでプレイしたかで変わってしまうと言っても過言でなく、最低でも彼がメインとなるサブジョブを体験すれば主人公とジョニーの関係も大きく変わってくるのだ。
そうなるとメインとサブジョブの関係も違ったものに見えてくる。メインジョブは主人公とジョニーの生死を分ける長編のSF物語だが、サブジョブはメインジョブの補足だけでなく『サイバーパンク2077』という世界を生きるSF短編集だ(もちろん金策的な討伐ジョブなどもある)。つまり、サブジョブをクリアすればするほど街や世界観への理解も深まり、メインジョブの選択や発言自体から、裏の意図が見えるようになってくる。
今回はレビューのためにサブジョブは早々に切り上げざるを得なかったが、それでもナイトシティのAIタクシー「デラマン」の自我に関するものや、プロローグやAct2メインジョブの後日談となるものなど、多種多様なサブジョブを体験した。本作のサブジョブはメインジョブの体験をより豊かにさせるためにある。 そのため本作を楽しみきるにはサブジョブを徹底的に遊んでからメインジョブに挑むのがいいだろう。
ちなみに、本作はマルチエンディングとなっており、サブジョブの進行具合で選択肢も増えてくる(メインジョブだけならだいたい30時間前後)。筆者が初めてたどり着いたのはバッドエンド的な「悪魔」エンドだった。エンディングを迎えて 、本作の企業と人物の相関関係、そして街の前提知識を知ってから序盤の展開を思い返すと、セリフの受け取り方がまったく異なってくる。そのため、同じ環境で『サイバーパンク2077』2週目を始めたいと思えるのだ。なぜなら、序盤の会話でさえ本作への理解に大きく繋がるからである。
ロールプレイや探索に重きを置いた堅実なRPG
FPSのシステムとサイクル
本作のジャンルはオープンワールドRPGであり、基本的な戦闘システムはFPSで構成されている。肉体と反応、知力、技術、意志の5つの能力値が存在し、それらに付属するパークもある。パークは、ハンドガンやライフルのリロード時間短縮や威力を上げるものから、刀剣武器のスタミナ消費、ステルス、クイックハッキング、アイテムビルド、グレネード、格闘など様々だ。戦闘そのものはオーソドックスなFPSだが、同ジャンルの『ボーダーランズ』のように武器そのものにレア度が存在するほか、敵にHPバーが表示され、与えたダメージも数値化される。また敵へクイックハッキングし、属性ダメージやステータス異常を起こすことで戦闘を有利に進めることも可能だ。
前述のパークと能力値の数値を伸ばせば、銃器系や刀剣系、格闘系、ハッキング系、グレネード/クラフト系、ステルス系のパークからロールプレイしたい方向に向かわせられる。
ここまで書いても『サイバーパンク2077』独自の戦闘システムというのはあまり挙げられない。どちらかといえば、昨今のオープンワールドRPGで必要とされる要素を実装しているのみ。必要以上に特異なシステムを備えていないからこそ『サイバーパンク2077』のゲームプレイの面白さが破綻していないのは確かだ。
先の能力値やパークの他に、リパードクで装備できるサイバネティクスや手軽に呼び出せる自動車類などアドベンチャーとロールプレイ部分に大きな力を注いでいるのがプレイしていると読み取れる。特にライフパスと一定の能力時以上で会話時に選べる特殊選択や、一定以上の能力値で装備できる武器が該当するだろう。
また、スキャンモードを使ったキャラクターやアイテムの特定やブレインダンス捜査パートでは、本作世界観の特徴が色濃く出されている。戦闘メカニクスは冒険せず破綻していないからこそ、捜査パートや会話などアドベンチャー的な要素について強く没入できるようになっているのが本作と言えるだろう。
PCへの負担は?
グラフィックはそこそこの重さでも群集処理の負担が目立つ
『サイバーパンク2077』のビジュアルは美麗だが相応の重さが目立つ。筆者の環境はIntel Core i5 6600/メモリ36GB/NVIDIA RTX 2060 Superと最小スペックに近いもので、4K解像度の「中」設定(レイトレOFF)でも、ナイトシティを歩くと30fpsに届かない状態がほとんど。一方で、DLSSを「ウルトラパフォーマンス」に設定すればなんとか遊べないこともない負荷に抑えることができた。プレイ時にタスクマネージャーをセカンドディスプレイに表示しながら気付いたところでは、CPUの負担がとにかく大きいことが挙げられる。本作の推奨環境でCPUはCore i7 4790以上のものを求められるが、それでも厳しいのでは? とも思えるのだ。
この負担の大きさは主にナイトシティを歩く群集の処理に割かれているようで、人の少ない建物内部や郊外に出ると途端にフレームレートが改善される。そのため、多少賑わいが寂しくなるが、人の密度設定を「中」もしくは「低」に定めておけば、最小動作環境近くでもそれなりに快適に遊べるかもしれない。
もちろん、必要動作環境の高/ウルトラ設定近くにある環境なら、4K解像度だけでなくレイトレーシングを含めたリッチなグラフィックで楽しむことができるだろう。
SF作品を過去から現在まで内包した作品
10年代の終わりと20年代の始まりを告げる大作
『サイバーパンク2077』は遊べば遊ぶほど、過去と現在のサイバーパンクジャンルだけでなく近年のSF作品要素を内包していることに気付かせてくれるゲームだ。ゲームプレイで中心となる戦闘システムは堅実なもので特に真新しいものは見当たらなかったが、堅実ゆえに戦闘だけでなくメインとサブジョブの物語の面白さに没入できる。グラフィックは非常に素晴らしく、SF作品に登場する街中を歩きたいという欲求を満たしてくれるのはとても良いが、一方で動作の重さがとても気になるため今後のアップデートで改善してくれることを願いたい(Hotfix1.06でクリティカルなバグの修正のスピードが早かったため、サポートにも期待できる)。
他にも少しばかり気になるのが、メニュー画面や主観視点でのUIレイアウトやアクセス性の悪さだ。特に電話でのメッセージとコールの画面で、受け取ったメッセージは直後にプレイ画面をオーバーレイする形で表示できるが、他のメッセージについては「メッセージを開く」画面から参照しなければならないのがどうにもむず痒い。
ところどころ小さな不満点はあるものの『サイバーパンク2077』はゲームプレイの面白さまで台なしにしていない。「サイバーパンク」ジャンルに新しくて明るい現代的な風を吹かせたと言えるタイトルだ。
CD PROJEKT®, Cyberpunk®, Cyberpunk 2077® are registered trademarks of CD PROJEKT S.A. © 2020 CD PROJEKT S.A. All rights reserved. All other copyrights and trademarks are the property of their respective owners.
●タイトル:サイバーパンク2077
●ジャンル:RPG
●発売元:
PS4パッケージ版:スパイク・チュンソフト
デジタル版:CD PROJEKT RED
●開発元:CD PROJEKT RED
●プラットフォーム:PS4、Xbox One、PC
●発売日:2020年12月10日
●価格:7980円(税別)
●必須スペック
OS: Windows 7 64bit
プロセッサー: Intel Core i5-3570K または AMD FX-8310
メモリー: 8GB
グラフィック:NVIDIA GeForce GTX780 まはた AMD Radeon RX470
ストレージ: 70GB
●推奨スペック
OS: Windows 10 64bit
プロセッサー: Intel Core i7-4790 または AMD Ryzen 3 3200G
メモリー: 12GB
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX1060(6GB)/1660 SUPER まはた AMD Radeon RX590
ストレージ: 70GB SSD
●公式サイトURL:https://www.cyberpunk.net/nl/ja/
●PC版ダウンロードサイトURL:
https://www.gog.com/game/cyberpunk_2077
https://store.steampowered.com/app/1091500/Cyberpunk_2077/
https://www.epicgames.com/store/ja/product/cyberpunk-2077/home
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