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『有翼のフロイライン』レビュー:アーケードテイストのハイスピード3D STGで、大空を埋め尽くす誘導ミサイルの軌跡に酔いしれろ!【オススメPCゲームレビュー】
目次
『有翼のフロイライン Wing of Darkness』は、2021年6月3日に発売された3Dシューティング。ゲーム内に登場する自機や僚機、敵機にまつわるハードなSF設定とストーリーが、ハイスピードな戦闘シーンを盛り上げるという感じの内容となっている。
未知の敵「ブランカー」に対抗し得るのは、人間が装着して飛行するフライトユニット「ヘルトシステム」。そして、ヘルトシステムに乗り込める適性者「フロイライン」。プレイヤーはフロイラインとなり、地球に押し寄せた数百機のブランカーを迎撃すべく、僚機と二人で基地を離陸していく……というストーリー。
ステージ数は6しかないため、ボリューム面で物足りなさを感じる人もいるかもしれない。だが同じステージの使い回しは一切なし。「シューティングパート」の完成度が高いうえにプレイ時間が長く、それに加えてステージ前後に再生される「カットシーンパート」の再生時間も長い。このため、トータルのプレイ時間はもっとも簡単な難易度ですら数時間になる。
一般的なユーザーはストーリーやデモ映像の完成度よりも、メインのシューティングパートの完成度によって購入の判断をするだろう。そこで、まずはシューティングパートの説明から行うことにする。
フライトシミュレーターではなく、
画面上にはたくさんのHUD(ヘッドアップディスプレイ)が表示され、操作的にも操縦桿操作になっているため、初めてこのゲームに触れた人は、フライトシミュレーターと勘違いするかもしれない。
フライトシミュレーターは、その名の通りフライト(飛行)をシミュレート(模擬)するもの。航空機特有の複雑な操作を駆使して思い通りに飛行機を飛ばす。戦闘機のシミュレーターであれば、スピードを落として旋回半径を小さくしながら敵の背後に周り込むドッグファイトをゲーム性としているわけだが、『有翼のフロイライン』が持つゲーム性はまったく違う。
ゲーム性の説明をする前に、先に固有名詞について簡単な説明をしておこう。タイトルにも採用されている「フロイライン」とは、飛行ユニット「ヘルトシステム」への適性が認められたパイロットのこと。「ヘルトシステム」は、フロイラインがパワードスーツのように装着し、人間を戦闘機のように飛ばせる飛行ユニットのことだ。このため、飛行しているユニットはヘルトシステムだが、パイロットを含めてフロイラインとも呼ばれる。
飛行ユニット「ヘルトシステム」の操作には、慣性も失速も加速度すらない。静止に近い速度からブーストボタン長押しで高速移動「ドラッグブースト」も可能。ブーストを突然止めて振り返り、すれ違った敵に向けて射撃……というような、慣性の法則を無視した「格好いい動き」ができる。ヘルトシステムの反応速度は非常に優れているので、プレイヤーの反応速度が上がれば上がるほど、青天井に「機敏な動き」ができるようになっていく。
このゲームは、フライトシミュレーターにありがちな「機体の難しい操作」を克服するゲームではなく、フライトシミュレーターっぽい画面でハイスピードな爽快シューティングを楽しめる! というゲームになっている。
この記事を読んでいる読者の中には、手持ちのPCスペックが低く「そんなに激しい3Dゲームが、自分のPCで快適に動くのだろうか?」と不安に感じる人もいるだろう。
しかし、このゲームはグラフィックの描画クオリティをかなり細かく設定できるうえ、表示解像度も960×540、1280×720、1920×1080、3840×2160という4モードを用意。解像度を1280×720・画質「中」まで落としたら、オンボードグラフィックのビジネス用途のノートパソコン(Core i5-1035G1)ですら高速バトルを体験できたことには驚かされた。
ゲーム史上最多のミサイル一斉発射!
機体のロール(傾き)という概念もなく、地形との接触ダメージもない(水中や地面に落ちると、エリア外となってゲームが中断するだけ)。では、このゲームにおける上達のポイントと難易度はどこで生まれるかといえば、ずばり「撃って避ける」戦闘動作だ。
無数の敵から自機に向けて発射されるミサイルを回避しながら敵編隊に向けて接近。「ターシャリ兵装」と呼ばれる、いわゆるロックオン&追尾ミサイルシステムを使って、一度に10機以上の敵機をロックオン。そして一斉発射。少し遅れて、青空のあちこちで起きる爆発エフェクト。
しかし、敵機はそれなりに耐久力があるため、一発の追尾ミサイルでは撃墜できない。敵機編隊に向かって飛んでいき、すれ違いざまに一斉射撃。当然、敵機もこちらに向けて追尾ミサイル(オレンジ色の▲アイコンで表示される)を発射してくるので、ミサイルを回避するためにブーストボタンをチョン押しする「クイックマニューバ」。これで敵ミサイルからの誘導を逃れ、機首を180度回頭。自機「ヘルトシステム」の近くを通り過ぎていった敵機編隊は、こちらの撃った誘導ミサイルを受けながらも散開。撃ち漏らした敵機にバルカン砲のようなプライマリ兵器の銃口を向け、射撃する……というのが大まかな戦闘の流れ。
一般的な戦闘機ものフライトシミュレーターは、誘導ミサイルが主戦力のものがほとんど。弾数が限られているため、撃ち漏らした敵は弾数が豊富なバルカン砲でとどめを刺すという戦い方になる。しかしこのゲームでは、誘導ミサイルはあくまで多数の敵を同時に相手にできる牽制兵器で、大ダメージを与えられるのはバルカン砲のほうだ。
こう聞いて、戦闘機ものフライトシミュレーター好きな方は「バルカンなんてなかなか当たらないし、戦闘がストレスなのでは?」という不安を感じるかもしれない。だが、そんな心配は無用だ。このゲームでは敵機との距離が一定内で、かつ敵機を画面中央付近に捉えている間はバルカン砲の銃口が自動追尾するシステムを採用しているため、ストレスは皆無。バルカン砲も誘導ミサイルも弾数は無限なので、好き放題撃って構わない。
特筆すべきは、同時にロックオンできる敵機の数だ。高速にピピピ……とロックオンできるうえ、ミサイルを発射した直後から次のロックオンができるため、最大数までロックオンを待つよりも、さっさと誘導ミサイルを発射したくなるほど。少なくとも同時に10個以上の誘導ミサイルは発射できるし、発射した煙で視界が真っ白になるくらい。それでも、煙の向こう側にいる敵機を続けてロックオンし、次の誘導ミサイルを発射する。敵機の数が多いうちは、こんな感じで戦闘が展開していく。
そして何と言っても、このロックオン~誘導ミサイル発射のプロセスが気持ちいい。このゲームの魅力の半分は、このロックオンにあると言っても過言ではない。
おそらくはゲーム史上最多。過去のアニメ作品でも、ここまでの数の誘導ミサイル数を発射していたのは、『超時空要塞マクロス』と『伝説巨神イデオン』くらいのもの。ロックオンして誘導ミサイルを撃ちまくっているとき、プレイヤーはまさにロボットアニメの主人公になったような爽快感を得られる。
戦闘機フライトSLG好きもニヤリとする、
自分は誘導ミサイルを中心に戦っているため、敵機を画面内に捉え、ロックオンするというのが基本行動だ。しかし、ロックオンしたターゲットをよく見てみると、「ダミー」という名称になっているものが混在している。
これはダミーをヘルトシステムにロックオンさせ、追わせることでターゲット自体への攻撃を回避するというもの。現実のドッグファイトでも似た存在としてチャフ(レーダー妨害用の金属片)やフレア(高熱を発し、熱赤外線を誤認させる)などがある。戦闘機フライトシミュレーターでは、このロックオンが外れることで表現されていたが、このゲームをプレイして「チャフやフレアを使うとは、こういうことか!」と効果を実感できる。
ギャールプ級中型攻撃機は攻撃すべきポイントがたくさんあるため、一度の接近~誘導ミサイルでは撃墜できない。敵機も移動しているため、ヘッドオンのアプローチではすぐにすれ違ってしまい、攻撃時間が短くなる。できるだけ背後から接近し、速度をギャールプ級に合わせて減速するのが最適解。ただし敵フロイラインからの妨害もあるため、二度三度と接近~離脱を繰り返すというように、対大型目標の時は、戦い方も変わってくる。
このゲームには敵機や地形への接触ダメージがない。このため大型機はもちろん、海上拠点の足場の柱の間を華麗に飛び抜けたり、航空母艦の中で敵フロイラインと戦闘する時も、壁などとの接触を気にせず、大胆な戦闘ができる。それは、ロボットアニメの戦闘シーンのように。
ロボットアニメの戦闘シーンと言えば、自機がミスとなる条件は連続で何度もダメージを受けたときだけ。ダメージを受けたらいったん後退してクールダウンすれば、ダメージが0に戻るというシステムだ。このため、ミスして「クリアできない」というストレスは薄く、上達すればより美しいプレイを目指すという難易度設定になっている。
カットシーンパートだけではない、
次は、いよいよ「カットシーンパート」についての説明をしよう。カットシーンパートとは、いわゆるストーリーパートのことだ。各戦闘ステージの始まる前および終了後には、3DCGで描かれた静止画が次々と表示され、ナレーションとしてストーリーが語られる。
ここではプレイヤーが操るフロイライン、主人公のクラーラ・エルンストと、クラーラよりも年下ながら士官学校を飛び級で卒業したエリートフロイラインのエーリカ・レールツァー。この二人が、それぞれモノローグとして自分の心情と戦況を語ることで、ストーリーが綴られる。
クラーラがフロイラインになってからも、戦闘がない日は平穏な日々が流れていた。メンバーの誕生日が近くなると、サプライズでバースディパーティを企画してみたり。そう、彼女たちは強すぎたが故に、死と隣合わせである実感がなかったのである。そんなある日、フロイラインたちに課せられた運命が明かされる。フロイラインを待ち受ける残酷な運命。
一般女性がある日、才能を見いだされてパイロットに抜擢。その才能を開花させ、エースパイロットになっていく……というサクセスストーリーかと油断してプレイしていると、途中には何度も「?」という疑問符が浮かぶことになる。そして、ステージ6を終えたとき……!
その結末は、ぜひご自身の目で確認してほしい。
クラーラとエーリカのボイスが再生されるのは、カットシーンに限らない。シューティングパートでも、戦況の展開に応じて彼女らの声が再生される。
参考までに、主人公クラーラを演じている声優・安野希世乃さんについても、少し紹介しておこう。安野希世乃さんは『アイドルマスターシンデレラガールズ』木村夏樹役、『スター☆トゥインクルプリキュア』天宮えれな役(キュアソレイユ)、『僕のヒーローアカデミア』波動ねじれ役などで有名だ。安野さんの演技力は評価が高く、絶叫するようなボイスを聴いていると鳥肌が立ってしまうほど。この声もまた、このゲームの魅力の一端を担っていると言っていいだろう。
アーケードのシューティングが
『有翼のフロイライン』というゲームは、インディーメーカー作品とは思えないほどのグラフィックとサウンド、そして手触りの心地よさを持った3Dシューティングゲームだ。欠点があるとするならばステージの少なさだが、このゲームをクリアした人なら、こう思うに違いない。
「次は、もっと美しく戦いたい」
「次は、より高い難易度に挑戦したい」
そんなアーケードゲーム的な、繰り返しプレイを前提とした楽しみ方ができるゲームとなっている。
なお、Steamのレビュー結果では「ほぼ不評」という結果になっているこのゲーム。不評の要因を読んでみると、大半は「ボリューム不足」と「敵機の耐久値が高く、爽快感に欠ける」ことを理由に挙げていた。
「ボリューム不足」については、開発段階で解消する方法もあったはずだ。同じステージを使い回し、戦闘中の会話で少しずつストーリーを展開していく手法を使えば、ステージ数は簡単に2倍、3倍に増やせただろう。でも、このゲームはそれをしていない。
「敵機の耐久値の高さ」についても、確かに耐久値を低くすれば確かに爽快感は増す。撃墜するごとに増援が次々と登場し、強制スクロールのシューティングゲームのような調整にもできたはずだ。
しかし、本作は前方に見える敵機の大群に誘導ミサイルを放ち、すれ違ってから旋回。撃ち漏らした敵をバルカンで狙う……という戦闘シーンが魅力なのだ。誘導ミサイル1発でフィールド上から消え去る敵機を求めているわけではないだろう。
それに、敵機も自機と同じ同型機という設定だ。ならば、敵機を1発で撃墜できたなら自機も1発で撃墜されなくてはならなくなり、それではゲームとして厳しいものになる。
とはいえステージ数が少なく、通常難易度であれば1ステージあたり1時間、トータルで6時間程度で1周目はクリアできてしまう。3278円という価格設定も評価に影響しており、アーケードゲーム的な周回プレイに魅力を感じない人にとっては、ボリューム不足と言われても仕方がない。あなたがこのゲームに何を求めているかによって、このゲームの評価が大きく変わってくるだろう。本レビューを読んで、「自分のパソコンでも遊べそう!」「自分に合いそう!」と感じたらぜひプレイしてみてほしい。
Copyright 2017 - 2021, Production Exabilities, All rights reserved.
Licensed to and published by Clouded Leopard Entertainment Inc.
●タイトル:有翼のフロイライン
●ジャンル:ハイスピードフライトシューティング
●発売元:クラウディッドレパードエンタテインメント
●開発元:Production Exabilities
●プラットフォーム:PC(Steam)、PlayStation 4、Nintendo Switch
●発売日:2021年6月3日
●価格:3278円[税込]
●必須スペック
OS: Windows 8.1 64bit
プロセッサー: Quad-core Intel または AMD(2.5 GHz)
メモリー: 8GB
グラフィック: DirectX 11 または DirectX 12 対応のグラフィック カード
ストレージ: 10GB
●推奨スペック
OS: Windows 10 64bit
プロセッサー: Intel Core i7
メモリー: 16GB
グラフィック: NVIDIA GeForece GTX1060
ストレージ: 10GB
●ダウンロードサイトURL:
https://store.steampowered.com/app/1179060/_Wing_of_Darkness/
未知の敵「ブランカー」に対抗し得るのは、人間が装着して飛行するフライトユニット「ヘルトシステム」。そして、ヘルトシステムに乗り込める適性者「フロイライン」。プレイヤーはフロイラインとなり、地球に押し寄せた数百機のブランカーを迎撃すべく、僚機と二人で基地を離陸していく……というストーリー。
ステージ数は6しかないため、ボリューム面で物足りなさを感じる人もいるかもしれない。だが同じステージの使い回しは一切なし。「シューティングパート」の完成度が高いうえにプレイ時間が長く、それに加えてステージ前後に再生される「カットシーンパート」の再生時間も長い。このため、トータルのプレイ時間はもっとも簡単な難易度ですら数時間になる。
一般的なユーザーはストーリーやデモ映像の完成度よりも、メインのシューティングパートの完成度によって購入の判断をするだろう。そこで、まずはシューティングパートの説明から行うことにする。
フライトシミュレーターではなく、
爽快感重視の3Dシューティング
画面上にはたくさんのHUD(ヘッドアップディスプレイ)が表示され、操作的にも操縦桿操作になっているため、初めてこのゲームに触れた人は、フライトシミュレーターと勘違いするかもしれない。フライトシミュレーターは、その名の通りフライト(飛行)をシミュレート(模擬)するもの。航空機特有の複雑な操作を駆使して思い通りに飛行機を飛ばす。戦闘機のシミュレーターであれば、スピードを落として旋回半径を小さくしながら敵の背後に周り込むドッグファイトをゲーム性としているわけだが、『有翼のフロイライン』が持つゲーム性はまったく違う。
ゲーム性の説明をする前に、先に固有名詞について簡単な説明をしておこう。タイトルにも採用されている「フロイライン」とは、飛行ユニット「ヘルトシステム」への適性が認められたパイロットのこと。「ヘルトシステム」は、フロイラインがパワードスーツのように装着し、人間を戦闘機のように飛ばせる飛行ユニットのことだ。このため、飛行しているユニットはヘルトシステムだが、パイロットを含めてフロイラインとも呼ばれる。
飛行ユニット「ヘルトシステム」の操作には、慣性も失速も加速度すらない。静止に近い速度からブーストボタン長押しで高速移動「ドラッグブースト」も可能。ブーストを突然止めて振り返り、すれ違った敵に向けて射撃……というような、慣性の法則を無視した「格好いい動き」ができる。ヘルトシステムの反応速度は非常に優れているので、プレイヤーの反応速度が上がれば上がるほど、青天井に「機敏な動き」ができるようになっていく。
このゲームは、フライトシミュレーターにありがちな「機体の難しい操作」を克服するゲームではなく、フライトシミュレーターっぽい画面でハイスピードな爽快シューティングを楽しめる! というゲームになっている。
この記事を読んでいる読者の中には、手持ちのPCスペックが低く「そんなに激しい3Dゲームが、自分のPCで快適に動くのだろうか?」と不安に感じる人もいるだろう。
しかし、このゲームはグラフィックの描画クオリティをかなり細かく設定できるうえ、表示解像度も960×540、1280×720、1920×1080、3840×2160という4モードを用意。解像度を1280×720・画質「中」まで落としたら、オンボードグラフィックのビジネス用途のノートパソコン(Core i5-1035G1)ですら高速バトルを体験できたことには驚かされた。
ゲーム史上最多のミサイル一斉発射!
2桁数ロックオンはアニメでもあまり例がない!?
機体のロール(傾き)という概念もなく、地形との接触ダメージもない(水中や地面に落ちると、エリア外となってゲームが中断するだけ)。では、このゲームにおける上達のポイントと難易度はどこで生まれるかといえば、ずばり「撃って避ける」戦闘動作だ。無数の敵から自機に向けて発射されるミサイルを回避しながら敵編隊に向けて接近。「ターシャリ兵装」と呼ばれる、いわゆるロックオン&追尾ミサイルシステムを使って、一度に10機以上の敵機をロックオン。そして一斉発射。少し遅れて、青空のあちこちで起きる爆発エフェクト。
しかし、敵機はそれなりに耐久力があるため、一発の追尾ミサイルでは撃墜できない。敵機編隊に向かって飛んでいき、すれ違いざまに一斉射撃。当然、敵機もこちらに向けて追尾ミサイル(オレンジ色の▲アイコンで表示される)を発射してくるので、ミサイルを回避するためにブーストボタンをチョン押しする「クイックマニューバ」。これで敵ミサイルからの誘導を逃れ、機首を180度回頭。自機「ヘルトシステム」の近くを通り過ぎていった敵機編隊は、こちらの撃った誘導ミサイルを受けながらも散開。撃ち漏らした敵機にバルカン砲のようなプライマリ兵器の銃口を向け、射撃する……というのが大まかな戦闘の流れ。
一般的な戦闘機ものフライトシミュレーターは、誘導ミサイルが主戦力のものがほとんど。弾数が限られているため、撃ち漏らした敵は弾数が豊富なバルカン砲でとどめを刺すという戦い方になる。しかしこのゲームでは、誘導ミサイルはあくまで多数の敵を同時に相手にできる牽制兵器で、大ダメージを与えられるのはバルカン砲のほうだ。
こう聞いて、戦闘機ものフライトシミュレーター好きな方は「バルカンなんてなかなか当たらないし、戦闘がストレスなのでは?」という不安を感じるかもしれない。だが、そんな心配は無用だ。このゲームでは敵機との距離が一定内で、かつ敵機を画面中央付近に捉えている間はバルカン砲の銃口が自動追尾するシステムを採用しているため、ストレスは皆無。バルカン砲も誘導ミサイルも弾数は無限なので、好き放題撃って構わない。
特筆すべきは、同時にロックオンできる敵機の数だ。高速にピピピ……とロックオンできるうえ、ミサイルを発射した直後から次のロックオンができるため、最大数までロックオンを待つよりも、さっさと誘導ミサイルを発射したくなるほど。少なくとも同時に10個以上の誘導ミサイルは発射できるし、発射した煙で視界が真っ白になるくらい。それでも、煙の向こう側にいる敵機を続けてロックオンし、次の誘導ミサイルを発射する。敵機の数が多いうちは、こんな感じで戦闘が展開していく。
そして何と言っても、このロックオン~誘導ミサイル発射のプロセスが気持ちいい。このゲームの魅力の半分は、このロックオンにあると言っても過言ではない。
おそらくはゲーム史上最多。過去のアニメ作品でも、ここまでの数の誘導ミサイル数を発射していたのは、『超時空要塞マクロス』と『伝説巨神イデオン』くらいのもの。ロックオンして誘導ミサイルを撃ちまくっているとき、プレイヤーはまさにロボットアニメの主人公になったような爽快感を得られる。
戦闘機フライトSLG好きもニヤリとする、
「ダミー」という存在
自分は誘導ミサイルを中心に戦っているため、敵機を画面内に捉え、ロックオンするというのが基本行動だ。しかし、ロックオンしたターゲットをよく見てみると、「ダミー」という名称になっているものが混在している。これはダミーをヘルトシステムにロックオンさせ、追わせることでターゲット自体への攻撃を回避するというもの。現実のドッグファイトでも似た存在としてチャフ(レーダー妨害用の金属片)やフレア(高熱を発し、熱赤外線を誤認させる)などがある。戦闘機フライトシミュレーターでは、このロックオンが外れることで表現されていたが、このゲームをプレイして「チャフやフレアを使うとは、こういうことか!」と効果を実感できる。
立ちはだかるのは巨大な敵航空機&巨大戦艦
敵対するブランカーの中には、ヘルトシステムと同様の小型機のほかにも、巨大な戦闘航空機(ギャールプ級中型攻撃機)や砲台をたくさん備えた敵基地(海上拠点)、さらには空中に浮かぶ航空母艦のような目標物も登場する。ギャールプ級中型攻撃機は攻撃すべきポイントがたくさんあるため、一度の接近~誘導ミサイルでは撃墜できない。敵機も移動しているため、ヘッドオンのアプローチではすぐにすれ違ってしまい、攻撃時間が短くなる。できるだけ背後から接近し、速度をギャールプ級に合わせて減速するのが最適解。ただし敵フロイラインからの妨害もあるため、二度三度と接近~離脱を繰り返すというように、対大型目標の時は、戦い方も変わってくる。
このゲームには敵機や地形への接触ダメージがない。このため大型機はもちろん、海上拠点の足場の柱の間を華麗に飛び抜けたり、航空母艦の中で敵フロイラインと戦闘する時も、壁などとの接触を気にせず、大胆な戦闘ができる。それは、ロボットアニメの戦闘シーンのように。
ロボットアニメの戦闘シーンと言えば、自機がミスとなる条件は連続で何度もダメージを受けたときだけ。ダメージを受けたらいったん後退してクールダウンすれば、ダメージが0に戻るというシステムだ。このため、ミスして「クリアできない」というストレスは薄く、上達すればより美しいプレイを目指すという難易度設定になっている。
カットシーンパートだけではない、
シューティングパートでも響く美声
次は、いよいよ「カットシーンパート」についての説明をしよう。カットシーンパートとは、いわゆるストーリーパートのことだ。各戦闘ステージの始まる前および終了後には、3DCGで描かれた静止画が次々と表示され、ナレーションとしてストーリーが語られる。ここではプレイヤーが操るフロイライン、主人公のクラーラ・エルンストと、クラーラよりも年下ながら士官学校を飛び級で卒業したエリートフロイラインのエーリカ・レールツァー。この二人が、それぞれモノローグとして自分の心情と戦況を語ることで、ストーリーが綴られる。
クラーラがフロイラインになってからも、戦闘がない日は平穏な日々が流れていた。メンバーの誕生日が近くなると、サプライズでバースディパーティを企画してみたり。そう、彼女たちは強すぎたが故に、死と隣合わせである実感がなかったのである。そんなある日、フロイラインたちに課せられた運命が明かされる。フロイラインを待ち受ける残酷な運命。
一般女性がある日、才能を見いだされてパイロットに抜擢。その才能を開花させ、エースパイロットになっていく……というサクセスストーリーかと油断してプレイしていると、途中には何度も「?」という疑問符が浮かぶことになる。そして、ステージ6を終えたとき……!
その結末は、ぜひご自身の目で確認してほしい。
クラーラとエーリカのボイスが再生されるのは、カットシーンに限らない。シューティングパートでも、戦況の展開に応じて彼女らの声が再生される。
参考までに、主人公クラーラを演じている声優・安野希世乃さんについても、少し紹介しておこう。安野希世乃さんは『アイドルマスターシンデレラガールズ』木村夏樹役、『スター☆トゥインクルプリキュア』天宮えれな役(キュアソレイユ)、『僕のヒーローアカデミア』波動ねじれ役などで有名だ。安野さんの演技力は評価が高く、絶叫するようなボイスを聴いていると鳥肌が立ってしまうほど。この声もまた、このゲームの魅力の一端を担っていると言っていいだろう。
アーケードのシューティングが
好きだった人に勧めたい作品
『有翼のフロイライン』というゲームは、インディーメーカー作品とは思えないほどのグラフィックとサウンド、そして手触りの心地よさを持った3Dシューティングゲームだ。欠点があるとするならばステージの少なさだが、このゲームをクリアした人なら、こう思うに違いない。「次は、もっと美しく戦いたい」
「次は、より高い難易度に挑戦したい」
そんなアーケードゲーム的な、繰り返しプレイを前提とした楽しみ方ができるゲームとなっている。
なお、Steamのレビュー結果では「ほぼ不評」という結果になっているこのゲーム。不評の要因を読んでみると、大半は「ボリューム不足」と「敵機の耐久値が高く、爽快感に欠ける」ことを理由に挙げていた。
「ボリューム不足」については、開発段階で解消する方法もあったはずだ。同じステージを使い回し、戦闘中の会話で少しずつストーリーを展開していく手法を使えば、ステージ数は簡単に2倍、3倍に増やせただろう。でも、このゲームはそれをしていない。
「敵機の耐久値の高さ」についても、確かに耐久値を低くすれば確かに爽快感は増す。撃墜するごとに増援が次々と登場し、強制スクロールのシューティングゲームのような調整にもできたはずだ。
しかし、本作は前方に見える敵機の大群に誘導ミサイルを放ち、すれ違ってから旋回。撃ち漏らした敵をバルカンで狙う……という戦闘シーンが魅力なのだ。誘導ミサイル1発でフィールド上から消え去る敵機を求めているわけではないだろう。
それに、敵機も自機と同じ同型機という設定だ。ならば、敵機を1発で撃墜できたなら自機も1発で撃墜されなくてはならなくなり、それではゲームとして厳しいものになる。
とはいえステージ数が少なく、通常難易度であれば1ステージあたり1時間、トータルで6時間程度で1周目はクリアできてしまう。3278円という価格設定も評価に影響しており、アーケードゲーム的な周回プレイに魅力を感じない人にとっては、ボリューム不足と言われても仕方がない。あなたがこのゲームに何を求めているかによって、このゲームの評価が大きく変わってくるだろう。本レビューを読んで、「自分のパソコンでも遊べそう!」「自分に合いそう!」と感じたらぜひプレイしてみてほしい。
Copyright 2017 - 2021, Production Exabilities, All rights reserved.
Licensed to and published by Clouded Leopard Entertainment Inc.
●タイトル:有翼のフロイライン
●ジャンル:ハイスピードフライトシューティング
●発売元:クラウディッドレパードエンタテインメント
●開発元:Production Exabilities
●プラットフォーム:PC(Steam)、PlayStation 4、Nintendo Switch
●発売日:2021年6月3日
●価格:3278円[税込]
●必須スペック
OS: Windows 8.1 64bit
プロセッサー: Quad-core Intel または AMD(2.5 GHz)
メモリー: 8GB
グラフィック: DirectX 11 または DirectX 12 対応のグラフィック カード
ストレージ: 10GB
●推奨スペック
OS: Windows 10 64bit
プロセッサー: Intel Core i7
メモリー: 16GB
グラフィック: NVIDIA GeForece GTX1060
ストレージ: 10GB
●ダウンロードサイトURL:
https://store.steampowered.com/app/1179060/_Wing_of_Darkness/
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