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『Biomutant』レビュー! もふもふケモノと骨太アクションのギャップに萌えまくり! 自由すぎるオープンワールドARPG【オススメPCゲームレビュー】
2021年5月26日に発売予定のPC版『Biomutant』(バイオミュータント)。スウェーデンの開発スタジオ「Experiment 101」が手がけるオープンワールドアクションRPGだ。本稿では、一足先にクリアした筆者が『バイオミュータント』の魅力をお届けしていく。
能力も見た目も自由自在!
舞台は環境汚染によって文明が崩壊した地球。廃棄物の放射線は、新たな種族「ミュータント」を生み出していた。プレイヤーはミュータントのひとりとして、トライブ同士の戦争や、世界存続の鍵となる生命の樹を巡る戦いに身を投じていく。
本作はケモノ系オープンワールドと銘打たれただけあって、キャラメイクに気合が入っている。「種族」「ミューテーション」「クラス」など、多数の項目からキャラクターを作ることが可能なのだが、早速いろんなパターンの"もふもふキャラ”にやられてしまう。能力値が変わると見た目もはっきり変わる点がユニーク。欲しい能力と愛でたい見た目がばっちり合うように、手さぐりで設定してみよう。終わるころにはすっかりキャラクターに愛着が湧くはずだ。
▲「プライマル」は素早いが、知性は低め
▲ずんぐりした「ダムドン」は腕力が強い
▲賢く、交渉が得意な「マーゲル」
最初に選べる項目は種族。6つの種族は、それぞれ異なる能力や顔つきを持っている。たとえば「ダムドン」は肉体的に強く、近距離攻撃が得意だ。一方「マーゲル」はカリスマ性が高く、交渉に長けている。筆者は「プライマル」という種族を選んでみた。知性が低いため超能力攻撃は苦手だが、俊敏性が高い。近接戦の立ち回りを楽しみたかったがゆえのチョイスだ。
▲能力値のバランスを自由に決められる「ミューテーション」
▲知性を高くすると体が小さくなり、頭は大きくなる。かわいい……
次の「ミューテーション」という項目では、なんと能力値のバランスを自由に変化させられる。種族の弱点をカバーしたり、逆に強い能力をさらに伸ばしてもいいだろう。腕力を高めるとマッチョになり、知性を高めると頭が大きくなる。
▲銃と大剣を持ったならず者「デッドアイ」
▲超能力戦が得意な「サイフリーク」
▲ケモノと言えばふわふわの毛! 毛の色や柄も選べる
最後の「クラス」ではキャラクターの生業を選ぶ。クラスによって序盤から使える武器や能力は異なり、特性も違う。超能力戦に最適化されたはみ出し者「サイフリーク」、大剣と銃を使いこなすならず者「デッドアイ」など、個性豊かなクラスが揃っている。「種族」「クラス」はキャラメイク後に変更できないので、注意が必要だ。熟考して自分の分身となるケモノを決めていこう。
カンフー×武器×超能力を思いのままに!
本作の主人公は、格闘術「ワン・フー」の使い手。カンフーのような身のこなしとともに、あらゆる武器を巧みに操る近距離・遠距離攻撃で構成される格闘術だ。さらに、超能力攻撃の「バイオジェネティクス」「サイ能力」も使用できる。
▲カンフーのような格闘術と、さまざまな武器を使いこなす主人公。アメコミ風の演出が目に楽しい
▲ダッシュとともに炎を放つ超能力攻撃「ブレイズ」
近距離・遠距離・超能力攻撃の3つを、スムーズに切り替えながら戦えることが本作の特徴。ワン・フーで拳を叩き込み、バク宙で回避しながら銃を撃ち、トドメに超能力で敵を燃やした時の爽快感はたまらない。
近距離攻撃では素手の他に、剣・斧・棍棒・ナックルといった武器を扱える。ピストル・ライフル・ショットガンに加えブーメランが登場するなど、遠距離攻撃の武器もかなりの充実度だ。超能力攻撃には毒の泥を吐き出す「ヴァイル・バイル」、敵を念力で動かす「テレキネシス」など、派手な技が用意されている。できることが多いので最初は戸惑うかもしれない。ただ少しずつ慣れていけば、この自由なアクションを堪能できるだろう。
▲攻撃をギリギリで避けるとスローモーションに。爽快でもひりひりした緊張感があるアクションだ
ミュータント流の戦い方はとても自由だが、その基本は敵の間合いを読み切り、攻撃をひとつひとつ積み重ねていくことにある。バトルの一手一手は爽快なのに、全体的には泥臭ささえあるアクションに仕上がっているのが面白い。だからこそ何回もトライしたくなる。
たとえば、もっともよく使う技は回避→近接攻撃の組み合わせだ。敵の攻撃をぎりぎりで避けるとスローモーションになり、そこから強力な一撃へつなげることができる。序盤から使えるワン・フーの基本的な技のひとつだ。また攻撃をタイミングよくはじくと、敵がマヒ状態になる。そこから持ち上げれば、空中攻撃を行うことが可能だ。敵の他ミュータントやモンスターの攻撃タイミングは意外とシビアで、体力もしっかりしている。しかも、集団で襲ってくることがほとんどだ。プレイヤーは絶妙な緊張感の中で戦うことになるだろう。
▲ワン・フーの特殊攻撃(コンボ技)
▲必殺技のスーパー・ワン・フー。限られた時間で敵に甚大なダメージを与えよう
ゲームを進めていくと、貯まったアップグレードポイントでワン・フーの特殊攻撃(コンボ技)を解放できる。入力パターンは同じでも武器によって技が変わるので、かんたんに多彩な攻撃を楽しめるはずだ。3つの異なる特殊攻撃を敵に当てると、必殺技「スーパー・ワン・フー」が可能に。制限時間内であれば、何発でも高ダメージの攻撃を繰り出せる。
▲凶悪なモンスター「ワールドイーター」とのボス戦
本作のバトルにアクセントを加えている要素が「ワールドイーター」とのボス戦だ。ワールドイーターとは、この世界でもっとも凶悪な力を持つ4匹のモンスター。彼らは一見かわいいが、グロテスクでもある。独自の生態を持つワールドイーターを倒すには、特殊な作戦が必要だ。小さなモンスターを囮にして気をそらしたり、ジェットスキーで地雷をぶつけたり。プレイヤーは準備のためにいくつかのミッションをこなすことになるだろう。通常のバトルとは一味違う、独創的なボス戦になっている。
イチから武器を作ることができる!
自由度の高い武器クラフトは、本作のバトルにさらなる奥行きをもたらしている。素材の種類は多く、ユニークなものが目立っていた。歯ブラシ、放射性ダメージを放つ剣身、野球用バット、ノコギリの刃。それぞれに攻撃力やダメージ属性が割り振られている。
▲素材の種類は膨大。歯ブラシも立派な材料のひとつだ
▲銃も細かくカスタムできる
プレイヤーはこれらの素材を使って一から武器を作り、改造していく。たとえば歯ブラシの柄に剣身をつけて、立派な大剣を作ることもできる。ちぐはぐな見た目がかわいらしい。もちろん、日本刀のような正統系の武器も作れるのでご安心を。銃の場合は、銃口・グリップ・ストック・本体・マガジンといったパーツ素材からクラフト可能だ。
▲衣服も収集・改造できる本作。好きなファッションでプレイしよう
武器だけではなく、衣服を揃えることも本作の醍醐味。衣服は一から作成はできないが、改造で強化できる。かわいい系・イケメン系・武士系などさまざまな系統の服があるので、つい着せ替えに夢中になってしまった。良いコーディネートを見つけたら、ぜひフォトモードでお気に入りのケモノの姿を残してみてほしい。
▲鮮やかな世界を思い思いの手段で探索
素材や衣服はあらゆるロケーションに隠されている。クラフトに必須の資源も落ちているので、マップ内のすみずみまで探索してみよう。穏やかな草食動物に乗ったり、ハンググライダーで滑空したり……。バラエティ豊かな移動手段が旅を楽しく演出してくれる。
救世主にも破壊者にもなれる!?
ミュータントたちは異なる思想を持つ6つのトライブに分裂し、一触即発の状態にある。さらに世界を健やかに保っていた生命の樹は、凶暴なモンスター「ワールドイーター」のせいで枯れようとしていた。
そんな世界の命運を握っているのが主人公だ。主人公は世界を救うことも、破壊することもできる力を持っている。トライブ同士を平和にまとめるのか、味方以外のトライブを排斥するのか。そして生命の樹を救うのか、見捨てて壊すのか。この世界に「善であるべき」というルールはない。プレイヤーはどちらでも好きな方を選べる。
▲ミリアド・トライブは平和を尊重している
▲ジャグニ・トライブはすべてのトライブを支配しようと企んでいる
大きな分岐点となるのは、どのトライブを味方につけるかという選択だろう。最初に味方にできるトライブは二つに一つ。ミリアド・トライブは平和と団結を重視し、生命の樹を救うことを目的にしている。一方、ジャグニ・トライブは恐怖による征服を望んでおり、生命の樹の破壊が目的だ。この選択によって生命の樹を生かすか殺すかというゲームの最終目標が決まるので、慎重に考えてみよう。
▲光のオーラと闇のオーラ
また、捕虜の扱いや会話の選択肢によっては、主人公の「オーラ」が変わっていく。道徳的な対応をすれば光のオーラが増え、非道な対応をすれば闇のオーラが増える仕組みである。オーラを増やしていくと、超能力攻撃のサイ能力を解放することが可能だ。光と闇のオーラはそれぞれ解放できる技が違い、救世主か破壊者かというキャラクター像に沿ったバトルが楽しめる。
▲飲兵衛のガルプは、人生と酒についての名言を聞かせてくれる
善と悪というヘビーなテーマなだけに、キャラクターたちのセリフには人生にまつわる金言が多い。環境汚染された地球という舞台設定も、現代を生きる私たちに疑問を投げかけている。ケモノを中心にしたキュートな世界観のおかげで、重すぎないトーンになっているのが流石だ。一人の語り部の案内でキャンペーンが進行するので、ゲームなのにまるで寓話を読み聞かされているような気分になる。さまざまなキャラクターたちと交流してみれば、いずれ心に響く教訓に出会えるかもしれない。
1周じゃ全然足りない!
自由でスタイリッシュ、でも一筋縄ではいかない骨太アクションが光る本作。その魅力はまさに沼だ。装備とレベルを引き継いだまま遊べるニューゲームモードもあるので、ぜひ2周目も違うストーリーとともに楽しんでほしい。1周目とはまったく異なるキャラメイクで挑んでみるのもいいだろう。何もかもが自由な『バイオミュータント』の世界では、常に新しい遊び方を見つけられるはずだ。
(C) 2021 THQ Nordic AB & Experiment 101 AB. Developed by Experiment 101 AB. THQ and their respective logos are trademarks and/or registered trademarks of THQ Nordic AB. All rights reserved. All other trademarks, logos and copyrights are property of their respective owners.
●タイトル:Biomutant(バイオミュータント)
●ジャンル:オープンワールドアクションRPG
●発売元:THQ Nordic
●開発元:Experiment 101
●プラットフォーム:PC(Steam、Epic Games ストア)、PlayStation 4、Xbox One
●発売日:2021年5月26日発売(PS4、Xbox One版は5月25日)
●価格:7600円[税込](PS4版は7590円[税込])
●必須スペック
OS: Windows 7/8.1/10 (64bit)
プロセッサー: AMD FX-8350またはIntel Core i5-4690K以降(3.5GHz以上で動作)
メモリー: 8GB
グラフィック: VRAM 4GB以上で、NVIDIA GeForce GTX 960 または AMD Radeon R9 380
DirectX: Version 11
ストレージ: 25GB
●推奨スペック
OS: Windows 10(64bit)
プロセッサー: AMD Ryzen 5 1600 または Intel Core i7-6700K以降(3.2GHz以上で動作)
メモリー: 16GB
グラフィック:VRAM 6GB以上で、NVIDIA GeForce GTX 1660Ti または AMD Radeon RX 590
DirectX: Version 11
ストレージ: 25GB
●公式サイトURL:https://www.biomutant.com/ja/
●ダウンロードサイトURL:
Steam https://store.steampowered.com/app/597820/BIOMUTANT/
Epic Games ストア https://www.epicgames.com/store/ja/p/biomutant
※応募締め切りは5月31日(月)23:59です。
能力も見た目も自由自在!
君だけのケモノに会えるキャラメイク
舞台は環境汚染によって文明が崩壊した地球。廃棄物の放射線は、新たな種族「ミュータント」を生み出していた。プレイヤーはミュータントのひとりとして、トライブ同士の戦争や、世界存続の鍵となる生命の樹を巡る戦いに身を投じていく。本作はケモノ系オープンワールドと銘打たれただけあって、キャラメイクに気合が入っている。「種族」「ミューテーション」「クラス」など、多数の項目からキャラクターを作ることが可能なのだが、早速いろんなパターンの"もふもふキャラ”にやられてしまう。能力値が変わると見た目もはっきり変わる点がユニーク。欲しい能力と愛でたい見た目がばっちり合うように、手さぐりで設定してみよう。終わるころにはすっかりキャラクターに愛着が湧くはずだ。
▲「プライマル」は素早いが、知性は低め
▲ずんぐりした「ダムドン」は腕力が強い
▲賢く、交渉が得意な「マーゲル」
最初に選べる項目は種族。6つの種族は、それぞれ異なる能力や顔つきを持っている。たとえば「ダムドン」は肉体的に強く、近距離攻撃が得意だ。一方「マーゲル」はカリスマ性が高く、交渉に長けている。筆者は「プライマル」という種族を選んでみた。知性が低いため超能力攻撃は苦手だが、俊敏性が高い。近接戦の立ち回りを楽しみたかったがゆえのチョイスだ。
▲能力値のバランスを自由に決められる「ミューテーション」
▲知性を高くすると体が小さくなり、頭は大きくなる。かわいい……
次の「ミューテーション」という項目では、なんと能力値のバランスを自由に変化させられる。種族の弱点をカバーしたり、逆に強い能力をさらに伸ばしてもいいだろう。腕力を高めるとマッチョになり、知性を高めると頭が大きくなる。
▲銃と大剣を持ったならず者「デッドアイ」
▲超能力戦が得意な「サイフリーク」
▲ケモノと言えばふわふわの毛! 毛の色や柄も選べる
最後の「クラス」ではキャラクターの生業を選ぶ。クラスによって序盤から使える武器や能力は異なり、特性も違う。超能力戦に最適化されたはみ出し者「サイフリーク」、大剣と銃を使いこなすならず者「デッドアイ」など、個性豊かなクラスが揃っている。「種族」「クラス」はキャラメイク後に変更できないので、注意が必要だ。熟考して自分の分身となるケモノを決めていこう。
カンフー×武器×超能力を思いのままに!
手ごたえ抜群のアクション
本作の主人公は、格闘術「ワン・フー」の使い手。カンフーのような身のこなしとともに、あらゆる武器を巧みに操る近距離・遠距離攻撃で構成される格闘術だ。さらに、超能力攻撃の「バイオジェネティクス」「サイ能力」も使用できる。▲カンフーのような格闘術と、さまざまな武器を使いこなす主人公。アメコミ風の演出が目に楽しい
▲ダッシュとともに炎を放つ超能力攻撃「ブレイズ」
近距離・遠距離・超能力攻撃の3つを、スムーズに切り替えながら戦えることが本作の特徴。ワン・フーで拳を叩き込み、バク宙で回避しながら銃を撃ち、トドメに超能力で敵を燃やした時の爽快感はたまらない。
近距離攻撃では素手の他に、剣・斧・棍棒・ナックルといった武器を扱える。ピストル・ライフル・ショットガンに加えブーメランが登場するなど、遠距離攻撃の武器もかなりの充実度だ。超能力攻撃には毒の泥を吐き出す「ヴァイル・バイル」、敵を念力で動かす「テレキネシス」など、派手な技が用意されている。できることが多いので最初は戸惑うかもしれない。ただ少しずつ慣れていけば、この自由なアクションを堪能できるだろう。
▲攻撃をギリギリで避けるとスローモーションに。爽快でもひりひりした緊張感があるアクションだ
ミュータント流の戦い方はとても自由だが、その基本は敵の間合いを読み切り、攻撃をひとつひとつ積み重ねていくことにある。バトルの一手一手は爽快なのに、全体的には泥臭ささえあるアクションに仕上がっているのが面白い。だからこそ何回もトライしたくなる。
たとえば、もっともよく使う技は回避→近接攻撃の組み合わせだ。敵の攻撃をぎりぎりで避けるとスローモーションになり、そこから強力な一撃へつなげることができる。序盤から使えるワン・フーの基本的な技のひとつだ。また攻撃をタイミングよくはじくと、敵がマヒ状態になる。そこから持ち上げれば、空中攻撃を行うことが可能だ。敵の他ミュータントやモンスターの攻撃タイミングは意外とシビアで、体力もしっかりしている。しかも、集団で襲ってくることがほとんどだ。プレイヤーは絶妙な緊張感の中で戦うことになるだろう。
▲ワン・フーの特殊攻撃(コンボ技)
▲必殺技のスーパー・ワン・フー。限られた時間で敵に甚大なダメージを与えよう
ゲームを進めていくと、貯まったアップグレードポイントでワン・フーの特殊攻撃(コンボ技)を解放できる。入力パターンは同じでも武器によって技が変わるので、かんたんに多彩な攻撃を楽しめるはずだ。3つの異なる特殊攻撃を敵に当てると、必殺技「スーパー・ワン・フー」が可能に。制限時間内であれば、何発でも高ダメージの攻撃を繰り出せる。
▲凶悪なモンスター「ワールドイーター」とのボス戦
本作のバトルにアクセントを加えている要素が「ワールドイーター」とのボス戦だ。ワールドイーターとは、この世界でもっとも凶悪な力を持つ4匹のモンスター。彼らは一見かわいいが、グロテスクでもある。独自の生態を持つワールドイーターを倒すには、特殊な作戦が必要だ。小さなモンスターを囮にして気をそらしたり、ジェットスキーで地雷をぶつけたり。プレイヤーは準備のためにいくつかのミッションをこなすことになるだろう。通常のバトルとは一味違う、独創的なボス戦になっている。
イチから武器を作ることができる!
へんてこなクラフト
自由度の高い武器クラフトは、本作のバトルにさらなる奥行きをもたらしている。素材の種類は多く、ユニークなものが目立っていた。歯ブラシ、放射性ダメージを放つ剣身、野球用バット、ノコギリの刃。それぞれに攻撃力やダメージ属性が割り振られている。▲素材の種類は膨大。歯ブラシも立派な材料のひとつだ
▲銃も細かくカスタムできる
プレイヤーはこれらの素材を使って一から武器を作り、改造していく。たとえば歯ブラシの柄に剣身をつけて、立派な大剣を作ることもできる。ちぐはぐな見た目がかわいらしい。もちろん、日本刀のような正統系の武器も作れるのでご安心を。銃の場合は、銃口・グリップ・ストック・本体・マガジンといったパーツ素材からクラフト可能だ。
▲衣服も収集・改造できる本作。好きなファッションでプレイしよう
武器だけではなく、衣服を揃えることも本作の醍醐味。衣服は一から作成はできないが、改造で強化できる。かわいい系・イケメン系・武士系などさまざまな系統の服があるので、つい着せ替えに夢中になってしまった。良いコーディネートを見つけたら、ぜひフォトモードでお気に入りのケモノの姿を残してみてほしい。
▲鮮やかな世界を思い思いの手段で探索
素材や衣服はあらゆるロケーションに隠されている。クラフトに必須の資源も落ちているので、マップ内のすみずみまで探索してみよう。穏やかな草食動物に乗ったり、ハンググライダーで滑空したり……。バラエティ豊かな移動手段が旅を楽しく演出してくれる。
救世主にも破壊者にもなれる!?
選択によって大きく変わるストーリー
ミュータントたちは異なる思想を持つ6つのトライブに分裂し、一触即発の状態にある。さらに世界を健やかに保っていた生命の樹は、凶暴なモンスター「ワールドイーター」のせいで枯れようとしていた。そんな世界の命運を握っているのが主人公だ。主人公は世界を救うことも、破壊することもできる力を持っている。トライブ同士を平和にまとめるのか、味方以外のトライブを排斥するのか。そして生命の樹を救うのか、見捨てて壊すのか。この世界に「善であるべき」というルールはない。プレイヤーはどちらでも好きな方を選べる。
▲ミリアド・トライブは平和を尊重している
▲ジャグニ・トライブはすべてのトライブを支配しようと企んでいる
大きな分岐点となるのは、どのトライブを味方につけるかという選択だろう。最初に味方にできるトライブは二つに一つ。ミリアド・トライブは平和と団結を重視し、生命の樹を救うことを目的にしている。一方、ジャグニ・トライブは恐怖による征服を望んでおり、生命の樹の破壊が目的だ。この選択によって生命の樹を生かすか殺すかというゲームの最終目標が決まるので、慎重に考えてみよう。
▲光のオーラと闇のオーラ
また、捕虜の扱いや会話の選択肢によっては、主人公の「オーラ」が変わっていく。道徳的な対応をすれば光のオーラが増え、非道な対応をすれば闇のオーラが増える仕組みである。オーラを増やしていくと、超能力攻撃のサイ能力を解放することが可能だ。光と闇のオーラはそれぞれ解放できる技が違い、救世主か破壊者かというキャラクター像に沿ったバトルが楽しめる。
▲飲兵衛のガルプは、人生と酒についての名言を聞かせてくれる
善と悪というヘビーなテーマなだけに、キャラクターたちのセリフには人生にまつわる金言が多い。環境汚染された地球という舞台設定も、現代を生きる私たちに疑問を投げかけている。ケモノを中心にしたキュートな世界観のおかげで、重すぎないトーンになっているのが流石だ。一人の語り部の案内でキャンペーンが進行するので、ゲームなのにまるで寓話を読み聞かされているような気分になる。さまざまなキャラクターたちと交流してみれば、いずれ心に響く教訓に出会えるかもしれない。
1周じゃ全然足りない!
しっかりハマれるケモノ系オープンワールドARPG
自由でスタイリッシュ、でも一筋縄ではいかない骨太アクションが光る本作。その魅力はまさに沼だ。装備とレベルを引き継いだまま遊べるニューゲームモードもあるので、ぜひ2周目も違うストーリーとともに楽しんでほしい。1周目とはまったく異なるキャラメイクで挑んでみるのもいいだろう。何もかもが自由な『バイオミュータント』の世界では、常に新しい遊び方を見つけられるはずだ。(C) 2021 THQ Nordic AB & Experiment 101 AB. Developed by Experiment 101 AB. THQ and their respective logos are trademarks and/or registered trademarks of THQ Nordic AB. All rights reserved. All other trademarks, logos and copyrights are property of their respective owners.
●タイトル:Biomutant(バイオミュータント)
●ジャンル:オープンワールドアクションRPG
●発売元:THQ Nordic
●開発元:Experiment 101
●プラットフォーム:PC(Steam、Epic Games ストア)、PlayStation 4、Xbox One
●発売日:2021年5月26日発売(PS4、Xbox One版は5月25日)
●価格:7600円[税込](PS4版は7590円[税込])
●必須スペック
OS: Windows 7/8.1/10 (64bit)
プロセッサー: AMD FX-8350またはIntel Core i5-4690K以降(3.5GHz以上で動作)
メモリー: 8GB
グラフィック: VRAM 4GB以上で、NVIDIA GeForce GTX 960 または AMD Radeon R9 380
DirectX: Version 11
ストレージ: 25GB
●推奨スペック
OS: Windows 10(64bit)
プロセッサー: AMD Ryzen 5 1600 または Intel Core i7-6700K以降(3.2GHz以上で動作)
メモリー: 16GB
グラフィック:VRAM 6GB以上で、NVIDIA GeForce GTX 1660Ti または AMD Radeon RX 590
DirectX: Version 11
ストレージ: 25GB
●公式サイトURL:https://www.biomutant.com/ja/
●ダウンロードサイトURL:
Steam https://store.steampowered.com/app/597820/BIOMUTANT/
Epic Games ストア https://www.epicgames.com/store/ja/p/biomutant
『バイオミュータント』発売記念 Steamコードプレゼント!
5月26日のPC版『バイオミュータント』発売を記念して、Alienware Zone会員3名様に、Steam用CDキー(製品コード)をプレゼントいたします!応募方法
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